NetBackup™ for Microsoft SharePoint Server 管理者ガイド
- NetBackup for SharePoint Server Server の概要
- NetBackup for SharePoint Server Server のインストール
- SharePoint Server の個別リカバリテクノロジのための NFS のインストールおよび構成
- NetBackup for SharePoint Server の構成
- 個別リカバリテクノロジ (GRT) を使う SharePoint バックアップの構成
- SharePoint クライアントのホストプロパティの構成
- NetBackup for SharePoint Server バックアップポリシーの構成
- SharePoint 用のバックアップポリシーの構成について
- SharePoint Server、SharePoint Foundation のバックアップおよびリストアの実行
- SharePoint Server および SharePoint Foundation のユーザー主導バックアップ
- SharePoint Server と SharePoint Foundation のリストア
- VMware バックアップを使用した SharePoint Server データの保護
- ディザスタリカバリ
- トラブルシューティング
- NetBackup for SharePoint Server デバッグログ
- NetBackup の状態レポート
SharePoint のバックアップ対象リストでのワイルドカードの使用
ワイルドカード文字を使用して、データベースのグループを定義することができます。この方法では、[バックアップ対象 (Backup Selections)]リストでオブジェクトを個別に指定しなくても、複数のオブジェクトのバックアップが可能です。たとえば、多数の Web アプリケーションを利用しているファームや、多数のコンテンツデータベースを使用する Web アプリケーションを構築している場合があります。次のように、ワイルドカード文字を使用して Web アプリケーションのグループを指定して、NEW_STREAM 指示句を使用してバックアップを複数ジョブに分割できます。
表: サポートされているワイルドカード文字
ワイルドカード文字 |
処理 |
---|---|
アスタリスク (*) |
0 (ゼロ) を含めて任意の数の文字の代わりに使用します。文字列の最後の文字としてアスタリスクを指定します。 例: a で始まるすべてのオブジェクトを指定するには、a* を使用します。 |
疑問符 (?) |
名前に含まれる 1 つ以上の文字の代わりに使用します。 例 1: 文字列 s?z は、最初の文字が s、2 番目が任意の文字、3 番目の文字が z であるすべてのオブジェクトを処理します。 例 2: 文字列 |
左右の角カッコ ([ ... ]) |
角カッコで囲まれた任意の 1 文字と一致させるために使用します。マイナス (-) は、ある範囲の連続する文字を示すために使用できます。たとえば、[0-9] は [0123456789] と同じです。 メモ: マイナス (-) は、文字列の末尾で使用された場合、この特別な意味を失います。 メモ: 右角カッコ (]) が角カッコで囲まれた文字列内の先頭の文字である場合、その右角カッコは文字列の終わりを意味しません。たとえば、 |
[バックアップ対象 (Backup Selections)]リストでワイルドカード文字を使用する場合、次の規則が適用されます。
使用できるワイルドカードパターンの数は、1 つの[バックアップ対象 (Backup Selections)]リストのエントリにつき 1 つだけです。
ワイルドカードが認識されない場合は、通常の文字として処理されます。
ワイルドカードパターンが有効なのは、パス名の最後のセグメントだけです。
適切な例
Microsoft SharePoint Resources:\WebApp*
Microsoft SharePoint Resources:\WebApp[A-D]
Microsoft SharePoint Resources:\WebAppDept?
不適切な例
Microsoft SharePoint Resources:\Shared Services\*\Content DB