NetBackup™ Snapshot Manager for Data Center 管理者ガイド

資産の検出

NetBackup Snapshot Manager for Data Center はすべての HPE Alletra ボリュームとそのスナップショットを検出します。

スナップショットの作成

スナップショットを作成するために、NetBackup Snapshot Manager for Data Center は必要な情報を使用して、POST REST API メソッドをトリガします。その後、API によって、スナップショットの詳細が戻されます。

作成されるスナップショットには次の説明があります:

 :vrtscp: <親ボリューム名>

NetBackup Snapshot Manager for Data Center では、この説明の接尾辞を使用して、このスナップショットが NetBackup によって作成され、削除操作が許可されていることを判断します。

スナップショットのエクスポート

NetBackup Snapshot Manager for Data Center は、iSCSI および FC プロトコルを介したスナップショットのエクスポートをサポートします。

SAN のゾーン化は、ホストと、スナップショットとの接続に必要なアレイの間で行う必要があります。

イニシエータグループにスナップショットへのアクセス権がない場合は、アクセス制御レコードが親ボリュームに追加されます。その結果、ホストはボリュームスナップショットにアクセスできます。

スナップショットのデポート

スナップショットのデポート操作がトリガされると、NetBackup Snapshot Manager for Data Center はホストとスナップショットの間に作成されたエクスポートマッピングを削除します。

エクスポート時にアクセス制御レコードが親ボリュームに追加された場合、そのレコードも削除されます。

スナップショットの削除

スナップショットを削除するために、NetBackup Snapshot Manager for Data Center は、必要なスナップショットの詳細を使用して、Delete REST API メソッドの呼び出しをトリガします。

NetBackup Snapshot Manager for Data Center は、接尾辞 (:vrtscp:) があるかどうかを確認します。この接尾辞がある場合にのみ、スナップショットの削除が許可されます。

HPE Alletra 6000 では、オフラインスナップショットのみを削除できます。このため、削除操作中にスナップショットの状態はオフラインに変更され、その後削除されます。

スナップショットのリストア

スナップショットをリストアするために、NetBackup Snapshot Manager for Data Center は、必要なスナップショットの詳細を使用して、Post REST API メソッド呼び出しをトリガします。

HPE Alletra 6000 では、スナップショットからボリュームをリストアするには、ボリュームがオフライン状態である必要があります。このため、リストア操作中にボリュームの状態がオフラインに変更され、リストア操作が実行されます。