NetBackup™ Snapshot Manager for Data Center 管理者ガイド

資産の検出

XtremIO アレイには、プライマリ、用途変更コピー、保護コピーの 3 種類のボリュームがあります。プライマリボリュームは手動で作成でき、関連するボリュームの制限に基づいて任意のサイズにできます。用途変更コピーは、スナップショットの作成プロセス中に保護コピーから作成されるシンプロビジョニングされたボリュームです。

NetBackup Snapshot Manager for Data Center は、プライマリボリュームと、ボリューム資産として関連付けられている NAA 識別子を持つ用途変更コピーボリュームと、スナップショット資産としての保護コピーを検出します。検出するボリュームは、ホストにマッピングします。

スナップショットの作成

スナップショットを作成するため、NetBackup は必要なスナップショットの詳細を使用して、REST API メソッドを呼び出します。API によって、スナップショットの詳細が戻されます。

保護コピースナップショットは読み取り専用です。

NetBackup Snapshot Manager によって作成される一般的なスナップショットの命名規則は次のとおりです。

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スナップショットの削除

スナップショットを削除するため、NetBackup Snapshot Manager は必要なスナップショットの詳細を使用して、REST API メソッドを呼び出します。同じスナップショットを使用して別の呼び出しを行うことによって、スナップショットがアレイ上で正常に削除されたことを確認できます。

スナップショットが任意のホストに接続されている場合、必須要件として、すべてのマッピングが強制的に削除されます。この処理では、NetBackup ホストに属さないマッピングも削除されます。

スナップショットのリストア

NetBackup Snapshot Manager for Data Center は、Put REST API を使用してスナップショットをリストアする機能を提供します。ソースボリュームは、保護コピー形式のスナップショットでのみリストアできます。PIT ロールバックでは、ソースボリュームに関連付けられているスナップショットが使用されます。

スナップショットが属していない別のソースボリュームにスナップショットをリストアすることはできません。デフォルトでは、任意のソースボリュームで PIT ロールバックを実行すると、アレイは同じボリュームの用途変更コピーを作成してボリュームをバックアップします。ただし、リストアがコンソールから開始されると、NetBackup Snapshot Manager はこのデフォルトの用途変更コピーを作成しません。

ボリューム上の任意の PIT のスナップショットをリストアできます。すべての保護コピーは個々の資産として機能し、他のスナップショットコピーには依存関係がありません。

スナップショットのエクスポート

NetBackup Snapshot Manager for Data Center は、iSCSI および FC プロトコルを介したスナップショットのエクスポートをサポートします。スナップショットのエクスポート操作が開始されると、最初に、スナップショットの作成操作で作成された保護コピーを使用して用途変更コピーが作成されます。この用途変更コピーが完了すると、ホストは同じ用途変更コピーに接続されます。スナップショットと接続するホストとアレイ間で SAN のゾーン化を行います。

スナップショットのデポート

スナップショットのデポート操作が開始されると、NetBackup Snapshot Manager for Data Center はホストと用途変更コピーボリュームの間に作成されたエクスポートマッピングを削除します。