Enterprise Vault.cloud™ レガシーインポートガイド
レガシー電子メールメッセージの割り当てで予想される動作
ユーザーの電子メールアドレスのリストと、それぞれに対応する PST ファイルを、組織からVeritasデータ管理チームに提供することをお勧めします。Veritasデータ管理チームは、このリストを使用して、PST ファイルをユーザーアカウントにマッピングします。
社内の電子メールメッセージの重複コピーや、共通名を使用する電子メールが、Enterprise Vault.cloud に保持される場合があります。重複コピーが表示されるのは、同じメッセージがインポートされて、Enterprise Vault.cloud でジャーナリングされる場合です。Enterprise Vault.cloud に追加される各メッセージには、メッセージの会社 ID、件名、日付、送信者、および受信者の情報を格納する一意のハッシュキーが付与されます。共通名のみを持つインポートされた社内メッセージには、同じジャーナリングメッセージとは異なるハッシュキーが付与されているため、メッセージは重複として認識されません。
グローバルアドレスリスト (GAL) の連絡先に送信されるレガシー電子メールメッセージには、共通名を使用してユーザーアカウントが割り当てられます。GAL の連絡先に送信される電子メールメッセージのメッセージヘッダーには、共通名のみが含まれるため、メッセージヘッダーに SMTP アドレスがありません。この結果、これらのメッセージの重複コピーが複数のユーザーアカウントに割り当てられる場合があります。
同じ共通名を持つユーザーが 2 人いる場合、共通名による割り当てが使用されると、レガシー電子メールメッセージが間違ったユーザーアカウントに割り当てられる可能性があります。この問題に対処するには、強制的にマッピングされた PST ファイルのレガシーインポートが必要です。