NetBackup™ リリースノート
- NetBackup 10.4 について
- 新機能、拡張機能および変更
- NetBackup 10.4 の新機能、変更点、拡張機能
- 操作上の注意事項
- NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
- NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
- NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
- NetBackup Bare Metal Restore の操作上の注意事項
- NetBackup クラウドオブジェクトストアの作業負荷の操作上の注意事項
- NetBackup Snapshot Manager (以前の NetBackup CloudPoint)
- NetBackup データベースとアプリケーションエージェントの操作上の注意事項
- NetBackup NAS の操作上の注意事項
- NetBackup for OpenStack の操作上の注意事項
- NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
- 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
- 付録 B. NetBackup のインストール要件
- 付録 C. NetBackup の互換性の要件
- 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
NetBackup 10.4 の RESTful API
NetBackup 10.4 は、更新された RESTful アプリケーションプログラミングインターフェース (API) と新しい RESTful API の両方を備えています。これらの API は、REST (Representational State Transfer) アーキテクチャで構築されています。これらは、ご使用の環境で NetBackup を構成および管理できる Web サービスベースのインターフェースを提供します。
NetBackup API のマニュアルは、SORT とプライマリサーバーにあります。「はじめに」のセクションで、該当するバージョンのトピックと新機能のトピックを参照してください。
SORT の場合:
NetBackup API のマニュアルは、SORT で入手できます。
[HOME]、[ナレッジベース (KNOWLEDGE BASE)]、[文書 (Documents)]、[製品バージョン (Product Version)] 10.4
[API リファレンス (API Reference)]の下を参照します。『はじめに』のマニュアルには、NetBackup API の使用に関する背景情報が記載されています。API YAML ファイルも参照できますが、実用的ではありません。SORT 上のマニュアルからは API をテストできません。
プライマリサーバーの場合:
API は、プライマリサーバー上の YAML ファイルに格納されています。
https://<primary_server>/api-docs/index.html
API は Swagger 形式で記述されています。この形式では、コードを確認し、API の実際の呼び出しを実行して機能をテストできます。Swagger API を使用するには、プライマリサーバーと API にアクセスするための適切なセキュリティ権限が必要です。
注意:
Veritas は、開発環境でのみ API をテストすることをお勧めします。Swagger ファイルから実際の API の呼び出しを実行できるため、本番環境では API をテストしないでください。
NetBackup 10.4 には、次の機能強化された API が新たに導入されました。
ロボット:
ロボットを削除します。
ロボットを更新します。
ロボット名に基づいてロボットの詳細を取得します。
構成済みのロボットについて、一意のデバイスホストのリストを取得します。
ロボットインベントリ:
ロボットの内容を取得します。
バーコード規則のリストを取得します。
Media Manager サーバーに新しいバーコード規則を作成します。
指定したバーコード規則を更新します。
指定したバーコード規則を削除します。
メディアサーバーのメディア ID 生成規則のリストを取得します。
メディアサーバーのメディア ID 生成規則のリストを設定します。
メディアサーバーのメディア ID 接頭辞のリストを取得します。
メディアサーバーのメディア ID 接頭辞のリストを設定します。
ロボットボリュームの構成を管理します。
指定したロボット形式について、メディア形式のマッピングを取得します。
テープメディアボリューム:
テープメディアボリュームのリストを取得します。
テープメディアボリュームを作成します。
テープメディアボリュームの詳細を取得します。
ボリュームでクイック消去または完全消去を実行します。
ボリュームに対してラベル付け操作を実行します。
外部のメディア形式のリストを取得します。
1 つ以上のテープボリュームのバーコードを再スキャンして更新します。
ロボット間でボリュームを移動します。
1 つ以上のテープボリュームを更新します。
1 つ以上のテープボリュームを削除します。
ロボットから 1 つ以上のテープメディアボリュームを取り出します。
テープメディアボリュームグループ:
テープボリュームグループのリストを取得します。
テープボリュームグループの詳細を取得します。
テープボリュームグループを更新します。
テープボリュームグループを削除します。
ボリュームプール:
新しいテープボリュームプールを作成します。
ID に基づいてボリュームプールの詳細を取得します。
ボリュームプールを更新します。
1 つ以上のボリュームプールを削除します。
テープメディアの所有者:
メディア所有者名のリストを取得します。
メディアの設定:
関連付けられた EMM サーバー設定を取得します。
関連付けられた EMM サーバー設定を更新します。
ストレージデバイス:
ストレージユニットの構成に使用されるテープロボットとスタンドアロンドライブを取得します。
マルウェア:
指定した ID の失敗またはキャンセルされたスキャン結果を削除します。
マルウェアスキャンの構成を検証します。
異常:
ポリシーとクライアントのフィードバックパラメータを更新します。
ファイルハッシュの検索:
ファイルハッシュに基づいてファイルを検索します。
多要素認証:
既存の多要素認証インフラストラクチャの適応性が拡張されました。
これらは、最新の変更のために NetBackup 10.4 でバージョン化された API です。適切なバージョンを指定することで、これらの API の以前のバージョンも引き続きサポートされます。詳しくは、SORT の API リファレンスのバージョン管理に関するセクションを参照してください。
Get tape-volume-pools API:
GET /storage/tape-volume-pools は、「policyType」でのフィルタ処理をサポートしなくなりました。
プライマリサーバー API との信頼の確立:
「POST /config/servers/trusted-master-servers」
クレデンシャルベースの信頼のためのリクエストペイロードには、バージョン 11.0 以降の追加の「remotePrimaryAuthMode」フィールドが 1 つ必要です。
API v10.0 の例:
"trustedMasterServerName": "String", "authenticationType": "CREDENTIAL", "userName": "String", "password": "String", "fingerprint": "String"
API v11.0 の例:
"trustedMasterServerName": "String", "authenticationType": "CREDENTIAL", "userName": "String", "password": "String", "fingerprint": "String", "remotePrimaryAuthMode":"String"
スキャンホスト API の追加:
「POST /malware/scan-hosts」の新しい必須パラメータ。「mediaServerName」がペイロードに追加されました。このペイロードは、追加前のスキャンホストの検証に使用されます。
API v10.0 の例:
{ "data": { "type": "createScanHost", "attributes": { "hostName": "scanhost.example.com", "maxNoOfParallelScans": 0, "state": "ACTIVE", "scanHostCredentialName": "sample_creds" }, "relationships": { "malwareTool": { "data": { "type": "malwareTool", "id": "1" } }, "scanHostPool": { "data": { "type": "scanHostPool", "id": "2" } } } } }
API v11.0 の例:
{ "data": { "type": "createScanHost", "attributes": { "hostName": "scanhost.example.com", "maxNoOfParallelScans": 0, "state": "ACTIVE", "scanHostCredentialName": "sample_creds", "mediaServerName": "mediaserver.example.com" }, "relationships": { "malwareTool": { "data": { "type": "malwareTool", "id": "1" } }, "scanHostPool": { "data": { "type": "scanHostPool", "id": "2" } } } } }