Veritas NetBackup™ ログリファレンスガイド

メディアおよびデバイスの管理プロセス

メディア管理やデバイス管理のデーモンの実行中には、NetBackup またはユーザーがデータの格納や取り出しを要求できます。 スケジュールサービスは最初にこの要求を処理します。

バックアップ処理およびアーカイブ処理を参照してください。

デバイスをマウントする結果要求がnbjm から nbrb に渡され、nbemm (Enterprise Media Managerサービス) から物理リソースを取得します。

バックアップにロボットのメディアが必要な場合には ltid がマウント要求をローカルホストに構成済みのロボットのドライブを管理するロボットデーモンに送信します。その後でロボットデーモンはメディアをマウントし、ロボットデーモンと ltid で共有しているメモリでドライブをビジー状態に設定します。デバイスモニターにもドライブのビジー状態が表示されます。

図: メディアおよびデバイスの管理プロセスの例を参照してください。

メディアが物理的にロボット内に存在する場合、メディアがマウントされ、操作が続行されます。ロボットにメディアがない場合には nbrb が保留中の要求を作成し、デバイスモニターに保留中の要求として表示します。オペレータはメディアをロボットに挿入して適切なデバイスモニターコマンドを使ってマウント要求を実行する要求を再送信する必要があります。

メディアが非ロボット (スタンドアロン) ドライブ用であり要求の条件を満たすメディアを含まない場合にはマウント要求が発行されます。要求が NetBackup から発行され、ドライブに適切なメディアが含まれている場合、そのメディアが自動的に割り当てられ、操作が続行されます。

非ロボットドライブ用 NetBackup のメディアの選択について詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 2』を参照してください。

メディアアクセスポートを通してロボットボリュームが追加または削除された場合には、メディア管理ユーティリティが適切なロボットデーモンと通信してボリュームの場所またはバーコードを検証します。また、メディア管理ユーティリティによって、ロボットインベントリ操作用のロボットデーモンも (ライブラリまたはコマンドラインインターフェースを介して) 呼び出されます。

図: メディアおよびデバイスの管理プロセスの例 に、メディアおよびデバイスの管理プロセスの例を示します。

図: メディアおよびデバイスの管理プロセスの例