NetBackup™ クラウド管理者ガイド

GLACIER と GLACIER_DEEP_ARCHIVE ストレージクラスは、S3 エンドポイントからのデータのアップロードと Glacier へのデータの移行に対応しています。

GLACIER_VAULT ストレージクラスは、Amazon Glacier サービスを使用した、Vault へのデータのアップロードに対応します。

GLACIER と GLACIER_DEEP_ARCHIVE ストレージクラスの場合、メタデータは STANDARD ストレージクラスに格納されます。

GLACIER_VAULT ストレージクラスの場合、メタデータは、STANDARD ストレージクラスと GLACIER_VAULT ストレージクラスに格納されます。

GLACIER の運用コストは、GLACIER_VAULT の場合より約 2% 高くなります。

GLACIER ストレージクラスと GLACIER_VAULT ストレージクラスの運用コストはほぼ同じです。GLACIER の方が GLACIER_VAULT より約 2% 高くなります。

変更不能な Vault ロック機能を使用する予定がない場合は、GLACIER と GLACIER_DEEP_ARCHIVE ストレージクラスを使用します。

コンプライアンス目的で変更不能な Vault ロックポリシーを使用するか、ランサムウェア攻撃からデータを保護することを計画している場合は、GLACIER_VAULT ストレージクラスを使用します。

GLACIER と GLACIER_DEEP_ARCHIVE ストレージクラスには、構成可能な取得保持期間があります。そのため、サイズや速度が原因で時間がかかるリストアに便利です。

GLACIER_VAULT ストレージクラスの取得保持期間は 24 時間 (固定値) です。 ???を参照してください。

オブジェクトがアップロードされると、Amazon S3 サービスコンソールで、すべてのオブジェクトとそのストレージクラスのプロパティが可視化されます。その結果、GLACIER と GLACIER_DEEP_ARCHIVE ストレージクラスを使用して作成された NetBackup イメージは、Amazon S3 サービスコンソールでより優れた可視性を得られます。

Amazon は、24 時間かけてアーカイブインベントリを更新します。そのため、GLACIER_VAULT ストレージクラスを使用したバックアップ中のアーカイブのアップロードは、24 時間後にならないと Amazon Glacier サービスコンソールに反映されません。ただし、バックアップ中に生成されたメタデータから、Amazon S3 サービスコンソールでバックアップを部分的に可視化できます。Amazon Glacier サービスコンソールでは、個々のアーカイブを可視化できません。

GLACIER_VAULT ストレージクラス (Amazon Glacier サービスを使用) と GLACIER および GLACIER_DEEP_ARCHIVE ストレージクラス (Amazon S3 サービスを使用) との間にはアーキテクチャ上の違いがあります。そのため、両者の間には速度の差があり、ストレージクラスを選ぶ際の判断基準になります。

GLACIER_VAULT ストレージクラス (Amazon Glacier サービスを使用) と GLACIER および GLACIER_DEEP_ARCHIVE ストレージクラス (Amazon S3 サービスを使用) との間にはアーキテクチャ上の違いがあります。そのため、両者の間には速度の差があり、ストレージクラスを選ぶ際の判断基準になります。

障害発生時のストレージクリーンアップ処理は、GLACIER と GLACIER_DEEP_ARCHIVE ストレージクラスの方が優れています。

障害発生時のストレージクリーンアップ処理は、GLACIER ストレージクラスの方が GLACIER_VAULT ストレージクラスより優れています。