NetBackup™ クラウド管理者ガイド
- NetBackup Cloud Storage について
- クラウドストレージについて
- Amazon S3 クラウドストレージの API 形式について
- 長期保持のための Amazon のデータの保護について
- Amazon のクラウド階層化を使用したデータの保護
- NetBackup での Amazon IAM ロールの使用について
- Amazon Snowball および Amazon Snowball Edge を使用したデータの保護
- Microsoft Azure クラウドストレージ API 形式について
- OpenStack Swift クラウドストレージの API 形式について
- NetBackup のクラウドストレージの構成
- [拡張性のあるストレージ (Scalable Storage)]プロパティ
- [クラウドストレージ (Cloud Storage)]プロパティ
- NetBackup CloudStore Service Container について
- クラウドストレージの NetBackup メディアサーバーについて
- クラウドストレージのストレージサーバーの構成
- NetBackup クラウドストレージサーバーのプロパティ
- クラウドストレージ用のストレージユニットの構成
- クラウドストレージディスクプールプロパティの変更
- 監視とレポート
- 操作上の注意事項
- トラブルシューティング
- 統合ログについて
- レガシーログについて
- クラウドストレージの構成上の問題のトラブルシューティング
- クラウドストレージの操作上の問題のトラブルシューティング
Google Nearline ストレージからのデータリストアは失敗する場合がある
Google Nearline ストレージからのデータリストアは、NetBackup の READ_BUFFER_SIZE が割り当て済み読み込みスループットより大きな値に設定されている場合、失敗する可能性があります。Google は、Google Nearline ストレージクラスに格納されているデータの総合サイズに基づいて読み取りスループットを割り当てます。
メモ:
READ_BUFFER_SIZE のデフォルト値は 100 MB です。
Google Nearline からのデータのリストアが失敗した後、NetBackup bptm ログに次のエラーが記録されます。
HTTP status: 429, Retry type: RETRY_EXHAUSTED
Google では、場所別に Google Nearline ストレージクラスに格納される TB データ単位の読み取りスループットを 4 MB/s としています。Google が割り当てる読み取りスループットに合わせるには、NetBackup の READ_BUFFER_SIZE 値を変更する必要があります。
たとえば、Google Nearline ストレージクラスに格納したデータが 5 TB である場合、READ_BUFFER_SIZE 値は、割り当て済み読み取りスループットである 20 MB になるように変更する必要があります。
詳しくは、Google ガイドラインを参照してください。
https://cloud.google.com/storage/docs/nearline?hl=en
クラウドストレージサーバープロパティの変更を参照してください。
NetBackup クラウドストレージサーバーの接続プロパティを参照してください。