NetBackup™ for Microsoft SharePoint Server 管理者ガイド
- NetBackup for SharePoint Server Server の概要
- NetBackup for SharePoint Server Server のインストール
- SharePoint Server の個別リカバリテクノロジのための NFS のインストールおよび構成
- NetBackup for SharePoint Server の構成
- 個別リカバリテクノロジ (GRT) を使う SharePoint バックアップの構成
- SharePoint クライアントのホストプロパティの構成
- NetBackup for SharePoint Server バックアップポリシーの構成
- SharePoint 用のバックアップポリシーの構成について
- SharePoint Server、SharePoint Foundation のバックアップおよびリストアの実行
- SharePoint Server および SharePoint Foundation のユーザー主導バックアップ
- SharePoint Server と SharePoint Foundation のリストア
- VMware バックアップを使用した SharePoint Server データの保護
- ディザスタリカバリ
- トラブルシューティング
- NetBackup for SharePoint Server デバッグログ
- NetBackup の状態レポート
別のファームへの SharePoint Web アプリケーションのリダイレクトリストア
Web アプリケーションのリストアは同じファーム内または異なるファームにリダイレクトできます。ファーム内でリダイレクトする方法については、次のトピックを参照してください。
ファーム内の SharePoint Web アプリケーションのリダイレクトリストアを参照してください。
別のファームに Web アプリケーションをリダイレクトする場合は、次の点に注意してください。
リダイレクトリストアの宛先となるターゲット Web アプリケーションは、指定された Web サーバーに存在している必要があります。またソース Web アプリケーションと同じ数のコンテンツデータベースが存在している必要があります。
ターゲット Web アプリケーションおよび SQL Server データベースの名前は (元の名前とは異なる) 新しい名前である必要があります。
元のファームの SharePoint バージョンは宛先ファームの SharePoint バージョンと一致する必要があります。
Web アプリケーションのリダイレクトは完全バックアップからのみ行えます。差分バックアップからのリダイレクトはサポートされていません。
Web アプリケーションはデータベースレベルでリストアする必要があります。
宛先 SharePoint ファームノードは NetBackup ドメインにある必要があります。
マスターサーバーのホストプロパティで、[分散アプリケーションリストアマッピング (Distributed application restore mapping)]の設定を構成します。
これらの設定には、宛先ファームのマッピングを含める必要があります。分散アプリケーションには、元の SharePoint フロントエンドのコンポーネントとしてマッピングされる宛先 SharePoint ファームのすべてのファームノードが含まれている必要があります。
宛先ファームノードの Windows の[クライアントのプロパティ]は、ファームのすべてのノードで SharePoint 用に設定する必要があります。
NetBackup クライアントは宛先ファームのすべてのノードにインストールする必要があります。
SQL Server データベースが複数の SQL ホストに存在する場合は、リダイレクトリストアを実行できません。
すべての Web アプリケーション SQL Server データベースのリダイレクトリストアは、1 回の操作で同時に実行する必要があります。
同じファームに Web アプリケーションを複数回リダイレクトできません。この制限によって SQL Server データベース ID の一意性が確実になります。
ソースと宛先で、SharePoint のバージョンが同じである必要があります。
ソースと宛先で、SQL のバージョンが同じである必要があります。
ファイルシステムで作成されたカスタム Web パーツは、MS-Windows バックアップイメージから手動でリストアする必要があります。これらのコンポーネントは MS-SharePoint ポリシーではバックアップされません。(たとえば、手動で
C:\inetpub\wwwroot\wss\VirtualDirectories\
<ポート番号> をリストアする必要があります)
別のファームへの SharePoint Web アプリケーションのリダイレクトリストアを実行するには
- 管理者としてログオンします。
- ターゲット Web サーバーにターゲット Web アプリケーションを作成します。
- [バックアップ、アーカイブおよびリストア (Backup, Archive, and Restore)]インターフェースを開きます。
- [ファイル (File)]、[リストアするファイルおよびフォルダの選択 (Select Files and Folders to Restore)]、[通常バックアップからリストア (from Normal Backup)]の順にクリックします。
- [MS-SharePoint]ポリシー形式を選択します。
- [NetBackup の履歴 (NetBackup History)]ペインで、リストアするオブジェクトが含まれている完全バックアップイメージを選択します。
- [すべてのフォルダ (All Folders)]ペインで、[Microsoft SharePoint Resources]を展開します。
メモ:
項目を選択してリストアする場合、[すべてのフォルダ (All folders)]ペインの項目のチェックボックスにチェックマークを付けません。[内容 (Contents of)]ペインの項目のチェックボックスにのみチェックマークを付けます。
- [内容 (Contents of)]ペインで、リダイレクトする Web アプリケーションを選択します。
- [処理 (Actions)]、[リストア (Restore)]の順にクリックします。
- [マークされたファイルのリストア (Restore Marked Files)]ダイアログボックスで、[Microsoft SharePoint]タブをクリックします。
- [SharePoint リソースをリダイレクトする (Redirect SharePoint Resources)]にチェックマークを付けます。
- [Web アプリケーション (Web application)]をクリックします。
- [URL]フィールドに、宛先サイトの URL を入力します。
http://webapp:port
SharePoint Central Administration に表示される URL を使用します。
- [フロントエンド Web サーバー名 (Front end web server name)]ボックスに、target Web サーバーのホスト名を指定します。
- [リストアの開始 (Start Restore)]をクリックします。