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NetBackup™ for SAP 管理者ガイド
Last Published:
2024-11-11
Product(s):
NetBackup & Alta Data Protection (10.5)
- NetBackup for SAP の概要
- NetBackup SAP HANA の概要
- NetBackup for SAP のインストール
- NetBackup for SAP HANA のインストール
- NetBackup for SAP の構成
- SAP 用のバックアップポリシーの構成について
- NetBackup for SAP バックアップスクリプト
- SAP 構成ファイルについて
- NetBackup for SAP HANA の構成
- SAP のバックアップとリストアの実行
- BRTools を使用した SAP バックアップの開始 (Oracle データベースの場合のみ)
- SAP アーカイブの実行
- 失敗した NetBackup for SAP バックアップおよびリストアの再開
- SAP HANA のバックアップとリストアの実行
- Snapshot Client を使用した NetBackup for SAP
- NetBackup for SAP の Snapshot Client の動作
- NetBackup for SAP による Snapshot Client の構成について
- UNIX の NetBackup for SAP Block Level Incremental バックアップの構成について
- NetBackup for SAP でのスナップショットロールバックを使用したボリュームおよびファイルシステムのリストアについて
- MaxDB データベース上の NetBackup for SAP
- NetBackup for SAP と SAP HANA のトラブルシューティング
- 付録 A. backint コマンドラインインターフェース
- 付録 B. SAP HANA の入力ファイルと出力ファイル
- 付録 C. backint -i in_file の内容
- 付録 D. backint -o out_file の内容
- 付録 E. NetBackup for SAP の backint の環境変数
- 付録 F. NetBackup for SAP 構成または bp.conf ファイル設定
- 付録 G. initSID.utl で使用するパラメータ
- sort_backup_type <value>
- sort_restore_type <value>
- 付録 H. 分割ミラーバックアップの構成
- 付録 I. 承認を受けた場所の登録
NetBackup for SAP インスタントリカバリのリストアに関する注意事項
通常、SAP データベースインスタンスには、制御ファイルのインスタンスが 3 つ含まれています。これらは、次のデータおよびアーカイブログディレクトリに存在します。
UNIX または Linux の場合:
…/saparch/cntrl/cntrlSID.dbf …/sapdata1/cntrl/cntrlSID.dbf …/sapdata2/cntrl/cntrlSID.dbf
Windows の場合:
…\saparch\cntrl\cntrlSID.dbf …\sapdata1\cntrl\cntrlSID.dbf …\sapdata2\cntrl\cntrlSID.dbf
sapdata1 と sapdata2 ディレクトリのデータファイルが 1 つのボリューム上にある場合は、このボリュームのスナップショットにこれらの制御ファイルが含まれます。ただし、リストア時には、brrestore によってリストア用にデータファイルのみが提供され、制御ファイルは提供されません。したがって、ロールバック方式を使ったインスタントリカバリが失敗します。ロールバック方式では、スナップショットのファイルとリストアファイルリストのファイルが一致している必要があります。この場合、ファイルは一致していないため、ロールバック方式のインスタントリカバリリストアは失敗します。
この問題を回避するには、SAP データベースインスタンスのインストール後、sapdata1 および sapdata2 の場所にある制御ファイルを別の場所に移動します。最初にデータベースを停止してから制御ファイルを別の場所に移動し、ファイルに応じてプロファイルまたは spfile を適用し、データベースを再起動します。