Enterprise Vault™ Discovery Accelerator インストールガイド
- Discovery Accelerator の概要
- Discovery Accelerator のインストール準備
- Discovery Accelerator の設定オプション
- Discovery Accelerator の前提条件
- 一時フォルダのセキュリティの必要条件
- Discovery Accelerator のインストール
- Discovery Accelerator サーバーソフトウェアのインストール
- Discovery Accelerator クライアントソフトウェアのインストール
- 付録 A. Discovery Accelerator が使用するポート
- 付録 B. トラブルシューティング
Discovery Accelerator サーバーソフトウェアのインストール
このセクションで説明する手順に従って、Discovery Accelerator サーバーソフトウェアの初回インストールを実行します。Discovery Accelerator の既存インストールをアップグレードする場合は、DAUpgradeInstructions
ファイルを参照してください。
続行する前に、次の点に注意してください。
ボルトサービスアカウントとしてこのソフトウェアをインストールする必要があります。
このソフトウェアを Compliance Accelerator サーバーソフトウェアがインストールされているコンピュータにインストールすることはサポートされていません。
ネットワーク負荷分散クラスタで使うように Discovery Accelerator を設定できます。ただし、他の種類のクラスタにあるノードにソフトウェアをインストールすることはサポートされていません。
クラスタ環境への Discovery Accelerator のインストールを参照してください。
Discovery Accelerator サーバーソフトウェアをインストールする方法
リリースメディアをロードし、次のいずれかを行います。
インストールランチャーが起動したら、リンクに従って Discovery Accelerator をインストールします。
Windows エクスプローラで、
Veritas Enterprise Vault Discovery Accelerator\Server
フォルダを参照してsetup.exe
を実行します。setup.exe
プログラムはシステム特権と同じフォルダにある Windows インストーラ (.msi
) のパッケージを起動します。この特権付与は、インストールの全処理を完了するために必要とされます。
- [ようこそ]画面で[次へ]をクリックします。
インストーラの[設定]セクションが表示され、Compliance Accelerator と Veritas Advanced Supervision のインストールに必要な値を設定できます。
- [前提条件]画面で、上下にスクロールして、Compliance Accelerator と Veritas Advanced Supervision のインストールに必要なハードウェアとソフトウェアのリストを表示します。
表示された前提条件を満たしている場合は、[上記の前提条件を読んで、満たしました]チェックボックスにチェックマークを付けてから[次へ]をクリックします。
- [前提条件の状態] 画面で、必要なすべてのソフトウェアが確認されます。前提条件チェックが完了したら、[次へ]をクリックします。
- [エンドユーザー使用許諾契約]画面で、Veritas ソフトウェア使用許諾契約書を読みます。条項に同意する場合は、[使用許諾契約書に同意します]チェックボックスを選択し、[次へ]をクリックします。
- [カスタムセットアップの種類 (Custom Setup Type)]画面で、次のセットアップの種類から選択します。
標準 (Typical)
すべてのコンポーネントをインストールします。このオプションはほとんどのユーザーに推奨されます。
[標準 (Typical)]をクリックすると、デフォルトのパスが表示されます。Compliance Accelerator をインストールするフォルダのパスが適切であることを確認します。適切でない場合は、[参照]をクリックして適切なフォルダのパスを選択します。
カスタム (Custom)
必要に応じてコンポーネントを選択または除去できます。
メモ:
一部の Compliance Accelerator レポートの機能を提供するため、Compliance Accelerator Web サイトをインストールすることをお勧めします。
メモ:
[標準 (Typical)]オプションを選択した場合は、[Veritas Advanced Supervision の設定 (Veritas Advanced Supervision Configuration)]画面で Veritas Advanced Supervision のインストールと設定を選択できます。サーバーエイリアス、内部ポート、Web サイトポートなど、詳細を入力するように求められます。追加の前提条件を満たしていることを確認します。???を参照してください。
Veritas Advanced Supervision をインストールしない場合は、[カスタム (Custom)]セットアップを使って、インストール時に[カスタムセットアップ (Custom Setup)]画面で[Veritas Advanced Supervision]オプションを除去することもできます。
- [Accelerator サービスアカウントのログイン (Accelerator Service Account Login)] 画面で、ドメイン、ユーザー名、パスワードなどの Accelerator サービスアカウントの詳細を指定します。[次へ (Next)]をクリックします。
- [インテリジェントレビューの設定 (Intelligent Review Configuration)]画面で、次の詳細を指定し、[次へ (Next)]をクリックします。
サーバーエイリアス (Server Alias)
Compliance Accelerator サーバーの DNS エイリアス名またはコンピュータ名。
ポート (Port)
IRAPIEndPoint Web サイトのポート。デフォルト値は 449 です。必要に応じて、有効な利用可能なポート番号に変更できます。
保存フォルダのパス (Holding Folder path)
インテリジェントレビュー機能のファイルが一時的に保存されるディレクトリ。
- [次へ (Next)]をクリックします。
- [インストール準備完了 (Ready to install)]画面で、[インストール (Install)]をクリックして Compliance Accelerator のインストールを開始します。
- Accelerator Manager Service をインストールするように選択した場合は、インストールプログラムが終了したときに Enterprise Vault Accelerator Manager Web サイトを表示するオプションを選択します。その後で、設定データベースとカスタマーデータベースを作成できます。
ユーザーアカウント制御(UAC)が有効なサーバーに Discovery Accelerator をインストールした場合、インストールプログラムは自動的に管理者権限で Accelerator Manager Web サイトを開きます(これは、このような環境で Web サイトにアクセスする際の要件です)。UAC が有効でなければ、[別のユーザーとして実行]ダイアログボックスは Web サイトにアクセスするユーザーアカウントの名前とパスワードの入力を求めるメッセージを表示することがあります。Enterprise Vault サーバーの管理に使うボルトサービスアカウントの詳細を入力します。
- すべてのエンドポイントが確実に暗号化されるようにするため、Compliance Accelerator は設定中に IRAPIEndPoint Web アプリケーションの自己署名証明書を生成します。このような自己署名証明書は、著名な認証局によって署名された証明書に交換することをお勧めします。これらの証明書をすべての Enterprise Vault ストレージサーバーにインポートし、信頼できるルート認証局ストアにこれらの証明書を追加します。複数の Compliance Accelerator サーバーがある場合は、これらすべてのサーバーから証明書をインポートします。
- リーガルホールド機能を使ってユーザーにアーカイブからアイテムを削除させないようにするには、Enterprise Vault サイトの各ストレージサーバーに Discovery Accelerator のライセンスをインストールします。