NetBackup™ Snapshot Manager for Data Center 管理者ガイド

資産の検出

NetBackup Snapshot Manager for Data Center はすべての NetApp E シリーズボリュームとスナップショットを検出します。

スナップショットの作成

スナップショットを作成するために、NetBackup Snapshot Manager for Data Center は必要な情報を使用して、POST REST API メソッドを開始します。その後、API によって、スナップショットの詳細が戻されます。

NetBackup Snapshot Manager for Data Center は、次の説明を含むスナップショットを作成します。

:vrtscp: <親ボリューム名>

説明の接尾辞は、NetBackup Snapshot Manager for Data Center が削除操作を実行するのに役立ちます。

各ボリュームに対して、NetBackup は NBSG <volume_name> の命名規則でスナップショットグループを作成します。

スナップショットグループは、ベースボリュームの 40% の容量で作成されます。そのボリューム上のすべてのスナップショットがこのスナップショットグループ内に作成されます。スナップショットグループの予約済み容量に空きがない場合、ベースボリュームへの新しい書き込みを拒否します。

NetApp E シリーズボリュームにはボリュームあたりのスナップショットに数に 32 個の制限があり、これを超過するとスナップショットの作成操作でエラーが発生します。

スナップショットのエクスポート

NetBackup Snapshot Manager for Data Center は iSCSI プロトコルと FC プロトコルを介してスナップショットをエクスポートします。スナップショットのエクスポート操作が開始されると、スナップショットを使用して新しいスナップショットボリュームが作成されます。

スナップショットボリュームの命名規則は、SV_snap_seq_no<スナップショットのシーケンス番号> です

スナップショットボリュームが作成されると、ホストが接続されます。SAN のゾーン化は、ホストと、スナップショットとの接続に必要なアレイの間で行う必要があります。

スナップショットのデポート

スナップショットのデポート操作が開始されると、NetBackup Snapshot Manager for Data Center はホストとスナップショットボリュームの間に作成されたエクスポートマッピングを削除します。

その後、ホストから切断されると、中間スナップショットボリュームを削除します。

スナップショットの削除

スナップショットを削除するために、NetBackup Snapshot Manager for Data Center は、必要なスナップショットの詳細を使用して、Delete REST API メソッド呼び出しを開始します。

NetBackup Snapshot Manager for Data Center は、接尾辞 (:vrtscp:) があるかどうかを検証します。その後、スナップショットのみの削除が許可されます。

NetApp E シリーズでは、最も古いスナップショットのみを任意の時点で削除できます。スナップショットの削除が必要な場合は、選択したスナップショットの前に作成されたすべてのスナップショットを先に削除する必要があります。

スナップショットのリストア

スナップショットをリストアするために、NetBackup Snapshot Manager for Data Center は必要なスナップショットの詳細を使用して、Post REST API メソッド呼び出しを開始します。