NetBackup™ for MySQL 管理者ガイド
MySQL インスタンスの構成
次の環境変数を使用して MySQL 保護を構成できます。
(オプション) path - 問い合わせを実行してデータベースに接続するために、この環境変数に MySQL の bin パスを追加します。
(オプション) LIB_MYSQL_CLIENT_<port> - この環境変数は、MySQL のマルチインスタンス配備に使用されます。
Windows の場合、
libmysql.dll
ライブラリの場所を指定するには、この環境変数を設定します。Linux の場合、
libmysqlclient.so
ライブラリの場所を指定するには、この環境変数を設定します。
(オプション) MYSQL_SOCKFILE_<port> - この環境変数は、MySQL のマルチインスタンス配備に使用されます。Linux の場合、対応するインスタンスの
mysql.sock
ファイルの場所を指定するには、この環境変数を設定します。(オプション) MYSQL_BACKUP_DUMP_DIRECTORY - 非ストリームバックアップの一時バックアップダンプディレクトリとして、この環境変数を設定します。たとえば、Linux の場合、ユーザーは次のコマンドを使用して、この環境変数を必要な場所に設定できます。
echo "export MYSQL_BACKUP_DUMP_DIRECTORY=/home/custom_dump_dir_location/" > > ~/.bashrc
Windows の場合、次のように新しい環境変数を作成し、フォルダの場所のパスを追加できます。
MYSQL_BACKUP_DUMP_DIRECTORY=C:\custom_dump_dir_location
メモ:
バックアップダンプディレクトリの内容はバックアップ後に自動削除されるため、指定したディレクトリが空であることを確認してください。
(オプション) LVM SNAPSHOT_SIZE - LVM バックアップのスナップショットサイズを指定するには、この環境変数を設定します (Linux オペレーティングシステムのみ)。次のコマンドを使用して、LVM スナップショットサイズの環境変数を 500 MB に設定できます。
echo "export LVM_SNAPSHOT_SIZE=500MB" >> ~/.bashrc
メモ:
デフォルトのスナップショットサイズは 500 MB に設定されています。
クライアント側の次の環境変数で、クライアントがサーバーへの暗号化された接続を確立するために使用する証明書ファイルとキーファイルを識別します。これらの変数は、サーバー側で使用される ssl_ca
、ssl_cert
、ssl_key
のシステム変数に似ていますが、次の SSL 環境変数はクライアントの公開鍵と秘密鍵を識別します。これらの環境変数は、バックアップおよびリカバリの場合に必要です。
MYSQL_OPT_SSL_CA_port - この環境変数を設定して、認証局 (CA) 証明書ファイルのパスを指定します。このオプションでは、サーバーで使用されている証明書と同じ証明書を指定する必要があります。例:
Windows の場合: MYSQL_OPT_SSL_CA_3306=C:\mysql_certificate_folder\ca.pem
Linux の場合: echo "export MYSQL_OPT_SSL_CA_3306=/mysql_certificate_folder/ca.pem" >> ~/.bashrc
MYSQL_OPT_SSL_CERT_port - この環境変数を設定して、クライアント公開鍵証明書ファイルのパスを指定します。例:
Windows の場合: MYSQL_OPT_SSL_CERT_3306=C:\mysql_certificate_folder\client-cert.pem
Linux の場合: echo "export MYSQL_OPT_SSL_CERT_3306=/mysql_certificate_folder/client-cert.pem" >> ~/.bashrc
MYSQL_OPT_SSL_KEY_port - この環境変数を設定して、クライアント秘密鍵ファイルのパスを指定します。例:
Windows の場合: MYSQL_OPT_SSL_KEY_3306=C:\mysql_certificate_folder\client-key.pem
Linux の場合: echo "export MYSQL_OPT_SSL_KEY_3306=/mysql_certificate_folder/client-key.pem" >> ~/.bashrc