NetBackup™ for MySQL 管理者ガイド

Windows (VSS) の場合:

1. ［コントロールパネル］、［システムとセキュリティ］、［管理ツール］、［サービス］の順に進みます。
2. MySQL サービスを選択して停止します。
3. MySQL データディレクトリからすべてを削除または移動します。

   メモ:

   リストア後、次のコマンドを使用して、リストアされたデータディレクトリおよびファイルの属性を変更します。

   attrib -S restore_path/*.* /S /D

4. リストアされたデータディレクトリのすべての内容を MySQL データディレクトリにコピーします。
5. データディレクトリからすべての一時ファイルを削除します。

   例:

   C:\ProgramData\MySQL\MySQL Server 8.0\Data\#innodb_temp

   データディレクトリから undo_00x ファイルを削除します。

   例:

   C:\ProgramData\MySQL\MySQL Server 8.0\undo_001

6. MySQL サービスを起動します。

Linux (LVM) の場合:

1. MySQL サービスを停止します。
2. リストアされたデータディレクトリのすべての内容を MySQL データディレクトリにコピーします。
3. MySQL データディレクトリの所有権とアクセス権を変更します。

   例:

   chmod -R 750 mysql_data_directory_path

   chown -R mysql:mysql mysql_data_directory_path

4. MySQL サービスを起動します。

   メモ:

   増分バックアップの binlog は MyBINLOGS ディレクトリのターゲットディレクトリにリストアされます。

MySQL クラスタ配備の場合にリストアとリカバリ後に実行する手順

1. MySQL クラスタの配備の場合は、リストアとリカバリ後に次の手順に従います。

   • mysqldump バックアップの場合は、レプリカで次の問い合わせを実行します。

     • STOP SLAVE;

     • SET GLOBAL SQL_SLAVE_SKIP_COUNTER = 3;

     • START SLAVE;

2. スナップショットの場合は、次の手順を実行します。

   ソース上:

   • $ mysqldump -u user -p --all-databases --master-data > source-data.sql 2 コマンドを実行します。

   • 次の方法で、ソースからレプリカホストに source-data.sql ファイルをコピーします。

     • Linux の場合

       $ scp source_data.sql host_user@ source_ip_address:destination_path

     • Windows の場合

       WinSCP を使用するか、手動で実行します。

   レプリカ上:

   • mysql -u user -P port -p < destimation_path_of_source-data.sql_file

   • 次の MySQL 問い合わせを実行します。

     • ソース上:

       • reset master;

     • レプリカ上:

       • stop slave;

       • reset slave;

       • reset master;

       • start slave;