NetBackup™ Web UI PostgreSQL 管理者ガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.4)
  1. 概要
    1.  
      NetBackup Web UI での PostgreSQL 資産の構成と保護の概要
  2. PostgreSQL インスタンスとデータベースの管理
    1.  
      PostgreSQL インスタンスとデータベースを保護するためのクイック構成チェックリスト
    2.  
      PostgreSQL インスタンスの構成
    3.  
      PostgreSQL インスタンスの追加
    4.  
      インスタンスのクレデンシャルを管理
    5.  
      PostgreSQL データベースの検出
    6.  
      PostgreSQL インスタンスの削除
    7.  
      PostgreSQL 資産の自動検出の間隔の変更
  3. PostgreSQL 環境のクレデンシャルの管理
    1.  
      新しい PostgreSQL クレデンシャルの追加
    2.  
      デフォルトの PostgreSQL 管理者
    3.  
      PostgreSQL インスタンスのクレデンシャルの検証
    4.  
      資産に適用されているクレデンシャル名の表示
    5.  
      指定したクレデンシャルの編集または削除
  4. PostgreSQL インスタンスとデータベースの保護
    1.  
      PostgreSQL インスタンスとデータベースを保護する前に知っておくべきこと
    2.  
      PostgreSQL インスタンスとデータベースの保護
    3.  
      PostgreSQL 資産の保護設定のカスタマイズ
    4.  
      PostgreSQL インスタンスの保護の削除
    5.  
      PostgreSQL インスタンスの保護状態の表示
  5. PostgreSQL インスタンスとデータベースのリストア
    1.  
      PostgreSQL インスタンスとデータベースをリストアする前に知っておくべきこと
    2.  
      リストア前チェックについて
    3.  
      PostgreSQL インスタンスとデータベースのリストア
    4.  
      リストアターゲットのオプション
    5.  
      PostgreSQL のリストア前チェック
    6.  
      リストア操作後にリカバリを実行する手順
    7.  
      PostgreSQL クラスタ配備のリストアとリカバリ後に実行する手順
    8.  
      制限事項
  6. PostgreSQL の操作のトラブルシューティング
    1.  
      NetBackup for PostgreSQL のトラブルシューティング
    2.  
      PostgreSQL クレデンシャルの追加中のエラー
    3.  
      PostgreSQL インスタンスとデータベースの検出フェーズ中のエラー
    4.  
      PostgreSQL 保護計画の作成中のエラー
    5.  
      PostgreSQL 資産への保護計画のサブスクライブ中のエラー
    6.  
      PostgreSQL 資産の削除中のエラー
    7.  
      PostgreSQL 資産のバックアップ中のエラー
    8.  
      PostgreSQL 資産イメージのリストア中のエラー
  7. PostgreSQL インスタンスとデータベースの API
    1.  
      API を使用した PostgreSQL の管理、保護、リストア
  8.  
    索引

リストア操作後にリカバリを実行する手順

さまざまなプラットフォームでリカバリ後に実行する手順を次に示します。

Windows (VSS) の場合:

  1. [コントロールパネル]、[システムとセキュリティ]、[管理ツール]、[サービス]の順に進みます。
  2. PostgreSQL サービスを選択して停止します。
  3. PostgreSQL データディレクトリからすべてを削除または移動します。

    メモ:

    リストア後、次のコマンドを使用して、リストアされたデータディレクトリおよびファイルの属性を変更します。

    attrib -S restore_path/*.* /S /D

  4. リストアされたデータディレクトリのすべての内容を PostgreSQL データディレクトリにコピーします。
  5. PostgreSQL データディレクトリの postgresql.conf ファイルを編集し、restore_command パラメータを restore_command = 'copy "restored_WAL_directory\\%f" "%p"' として編集します。

    指定した時点へのリカバリを正確に行うには、リカバリを実行するタイムスタンプを指定します。recovery_target_time パラメータを recovery_target_time = 'yyyy-mm-dd hh:mm:ss' として更新します

  6. データディレクトリに空のファイルを作成して recovery.signal という名前にします。
  7. PostgreSQL サービスを起動します。

Linux (LVM) の場合:

  1. PostgreSQL サービスを停止します。
  2. PostgreSQL データディレクトリからすべてを削除または移動します。
  3. データディレクトリと WAL ディレクトリの内容をそれぞれの場所に抽出してコピーします。
  4. データディレクトリに recovery.signal という名前の空のファイルを作成します。
  5. PostgreSQL データディレクトリの postgresql.conf ファイルを編集し、restore_command パラメータを restore_command = 'copy "restored_WAL_directory\\%f" "%p"' として編集します。

    指定した時点へのリカバリを正確に行うには、リカバリを実行するタイムスタンプを指定します。recovery_target_time パラメータを recovery_target_time = 'yyyy-mm-dd hh:mm:ss' として更新します

  6. PostgreSQL データディレクトリの所有権と権限を 700 に変更します。

    例:

    chown -R postgres:postgres /full/path/of/PostgreSQL/Data/Dir

    chmod - R 700 /full/path/of/PostgreSQL/Data/Dir

  7. PostgreSQL サービスを起動します。

pg_basebackup ユーティリティによって実行されたバックアップのリカバリ手順

  1. PostgreSQL サービスを停止します。
  2. PostgreSQL データディレクトリからすべてを削除または移動します。
  3. データディレクトリと WAL ディレクトリの内容をそれぞれの場所に抽出してコピーします。
  4. データディレクトリに recovery.signal という名前の空のファイルを作成します。
  5. PostgreSQL データディレクトリの postgresql.conf ファイルを編集し、restore_command パラメータを restore_command = 'copy "restored_WAL_directory\\%f" "%p"' として編集します。

    指定した時点へのリカバリを正確に行うには、リカバリを実行するタイムスタンプを指定します。recovery_target_time パラメータを recovery_target_time = 'yyyy-mm-dd hh:mm:ss' として更新します

  6. (Windows の場合) ネットワークサービスのデータディレクトリへのアクセスを提供します。
  7. (Linux の場合) PostgreSQL データディレクトリの所有権と権限を 700 に変更します。

    例:

    chown -R postgres:postgres /full/path/of/PostgreSQL/Data/Dir
    chmod  - R 700 /full/path/of/PostgreSQL/Data/Dir
  8. PostgreSQL サービスを起動します。

    メモ:

    リカバリが成功したら、リストアパス /full/path/of/restore/directory からリストアデータを削除します。そうしないと、次のバックアップジョブが失敗することがあります。

pg_dumpall ユーティリティによって実行されたバックアップのデータベースリカバリ手順
  • Windows の場合: psql.exe -h localhost -p port_num -U username -f full\path\to\dumpall\file\filename.out

  • Linux の場合: psql -h localhost -p port_num -U username-f full/path/to/dumpall/file/filename.out

pgdump ユーティリティによって実行されたバックアップのデータベースリカバリ手順
  • Windows の場合: pg_restore -U username -d dbnamefull\path\to\dump\file\filename.dump

  • Linux の場合: pg_restore -U username -d dbnamefull/path/of/dump/file/filename.dump