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Windows 用 NetBackup IT Analytics インストールとアップグレードガイド

Last Published: 2024-03-18

Product(s): NetBackup IT Analytics (11.2)

Oracle 19c Windows 2023 年 10 月パッチのインストール

このセクションには、次のパッチが含まれます。

35681552 - Windows Database Oct2023 バンドルパッチ 19.21.0.0.231017。
35648110 - Oracle JavaVM コンポーネントリリース更新 19.21.0.0.231017。
35638318 - Oracle ホームの 19.0.0.0.0 データベースクライアント JDK の JDK8u391 への更新。

Windows での Oracle 19c のアップグレードで、最新のすべてのセキュリティ更新が確実に含まれるようにするには、パッチをインストールする必要があります。

メモ:

Oracle OPatch ユーティリティのバージョンが最新であることを確認します。

パッチをインストールして検証する手順は次のとおりです。この操作は指定された順序で実行する必要があります。

パッチファイルをダウンロードし、インストール前の設定の手順に従います。
OPatch をアップグレードします。
パッチをインストールします。
データベースと OJVM パッチを検証します。
JDK バージョンの更新を検証します。

インストール前の設定

［システムの健全性チェック (System Health Check)］レポートの［Oracle パッチの履歴 (Oracle Patch History)］セクションで、インストールされている最新の Oracle OJVM パッチを書き留めます。
メモ:
最後に適用された OJVM パッチが「OJVM リリース更新: 19.20.0.0.230718 (35336174)」だった場合、ロールバックする必要があります。ロールバックの手順は、後述する「パッチのインストール」セクションの手順 -7 に記載しています。以前の OJVM パッチが見つからない場合やパッチが 35336174 でない場合は、ロールバックは不要です。どの OJVM パッチがインストールされているかを調べるには、［システムの健全性チェック (System Health Check)］レポートで、どのパッチが最後の OJVM パッチだったかを確認し、そのパッチをロールバックします。
NetBackup IT Analytics がインストールされている仮想マシンまたはサーバーにログインします。
Web サイトの製品ダウンロード領域から次のファイルをダウンロードし、C:\temp フォルダに保存します。
- p6880880_190000_MSWIN-x86-64.zip
- p35681552_190000_MSWIN-x86-64.zip (データベースバンドルパッチ)
- p35648110_190000_MSWIN-x86-64.zip (OJVM パッチ)
- p35638318_190000_MSWIN-x86-64.zip (JDK バンドルパッチ)
管理者としてコマンドプロンプトを開きます。
PATH 設定に %ORACLE_HOME%\perl\bin が表示されることを確認します。
メモ:
PATH 設定に表示されない場合は、次のように入力します。
set PATH=%ORACLE_HOME%\perl\bin;%PATH%
Perl ライブラリパスを空に設定します。
set perl5lib=

OPatch のインストール

ディレクトリを Oracle ホームディレクトリに変更します。
コマンド cd C:\opt\oracle を実行します。
次のコマンドを使用して、既存の OPatch ディレクトリの名前を変更します。
rename Opatch Opatch_old
C:\opt\oracle で p6880880_190000_MSWIN-x86-64.zip ファイルを解凍します。
次のコマンドを実行して OPatch のバージョンを確認します。
C:\opt\oracle\OPatch>opatch version。
OPatch Version: 12.2.0.1.40
メモ:
OPatch が成功したというメッセージが表示されます。

パッチのインストール

次を実行して、NetBackup IT Analytics サービスを停止します。
C:\opt\aptare\utils\stopallservices.bat
メモ:
サービスをチェックして、すべての NetBackup IT Analytics サービスが停止していることを確認します。サービスがまだ実行中の場合、パッチのインストールは正常に完了せず、問題が発生します。
分散トランザクションコーディネータサービス (Oracle サービスではない) が実行中の場合は、次のコマンドを使用してこのサービスを明示的に停止します。
net stop msdtc。
C:\opt\oracle で p35681552_190000_MSWIN-x86-64.zip を解凍します。
C:\opt\oracle で p35648110_190000_MSWIN-x86-64.zip を解凍します。
C:\opt\oracle で p35638318_190000_MSWIN-x86-64.zip を解凍します。
次のコマンドを使用して PATH を設定します。
set PATH=%ORACLE_HOME%\opatch;%PATH%
最後の OJVM パッチが、たとえば「OJVM リリース更新: 19.20.0.0.230718 (35354406)」だった場合、
opatch rollback -id 35354406
コマンドを実行してロールバックし、手順に従ってパッチをロールバックします。それ以外の場合、手順 8 に進みます。
次のコマンドを使用してデータベースバンドルパッチフォルダに移動します。
cd C:\opt\oracle\35681552
データベースバンドルパッチについて、次のコマンドを使用して OPatch の競合を確認します。
opatch prereq CheckConflictAgainstOHWithDetail -ph ./
競合が検出されない場合、フォルダ C:\opt\oracle\35681552 から次のコマンドを実行します。
C:\opt\oracle\35681552\opatch apply
プロンプトに従ってデータベースバンドルパッチを適用します。
メモ:
サーバーでパッチを解凍すると、readme ファイルは C:\opt\oracle\35681552 に配置されます。
次のコマンドを使用して OJVM パッチフォルダに移動します。
cd C:\opt\oracle\35648110
OJVM パッチについて、次のコマンドを使用して OPatch の競合を確認します。
opatch prereq CheckConflictAgainstOHWithDetail -ph ./
競合が検出されない場合、フォルダ C:\opt\oracle\35648110 から次のコマンドを実行します。
C:\opt\oracle\35648110\opatch apply
プロンプトに従って OJVM パッチを適用します。
メモ:
サーバーでパッチを解凍すると、readme ファイルは C:\opt\oracle\35648110 に配置されます。
次のコマンドを使用して JDK パッチフォルダに移動します。
cd C:\opt\oracle\35638318。
JDK バンドルパッチについて、次のコマンドを使用して OPatch の競合を確認します。
opatch prereq CheckConflictAgainstOHWithDetail -ph ./
競合が検出されない場合、フォルダ C:\opt\oracle\35638318 から次のコマンドを実行します。
C:\opt\oracle\35638318\opatch apply
プロンプトに従って JDK バンドルパッチを適用します。
メモ:
サーバーでパッチを解凍すると、readme ファイルは C:\opt\oracle\35638318 に配置されます。
データベース、OJVM、JDK パッチの OPatch アプリケーションの結果を表示する次のコマンドを使用して、OPatch が成功したことを確認します。
C:\opt\oracle\OPatch\opatch lsinventory -detail
次のコマンドを実行して、Oracle を含むすべての NetBackup IT Analytics サービスを起動します。
C:\opt\aptare\utils\startallservices.bat
分散トランザクションコーディネータサービス (Oracle サービスではない) が実行されていない場合は、次のコマンドを使用して再起動します。
net start msdtc
メモ:
次の手順では、プラガブルデータベースを含むデータベースが実行されている必要があります。
次のコマンドを使用して SQL Plus に接続します。
sqlplus / as sysdba
alter pluggable database all open;
quit
次のコマンドを実行して、インストールされるパッチのインストール後の SQL 配備を完了します。このデータパッチコマンドはプラガブルデータベースにパッチを適用します。
C:\opt\Oracle\Opatch\datapatch -verbose
C:\opt\oracle\cfgtoollogs\opatch の次のログファイルでエラーを確認します。ログファイル名には現在のタイムスタンプが含まれます。
例: opatch2023-12-06_18-42-02PM_1.log

データベースと OJVM パッチの検証

次のコマンドを使用して SQL Plus に接続します。
sqlplus / as sysdba
クエリーを実行して、レジストリでパッチ履歴を確認します。
SQL>select * from sys.registry$history;
クエリーを実行して、レジストリでインストール済みのパッチを確認します。
SQL>select * from sys.registry$sqlpatch ;

パッチの詳細を含む出力をレポートします。

SQL> set serveroutput on

SQL> exec dbms_qopatch.get_sqlpatch_status;

Patch Id : 34411846
Action : APPLY
Action Time : 16-NOV-2022 14:08:03
Description : OJVM RELEASE UPDATE: 19.17.0.0.221018 (34411846)
Logfile : C:\opt\cfgtoollogs\sqlpatch\34411846\
24997534/34411846_apply_SCDBCNTR_CDBROOT_2022Nov16_14_02_11.log
Status : SUCCESS

Patch Id : 34468114
Action : APPLY
Action Time : 16-NOV-2022 14:08:03
Description : Windows Database Bundle Patch : 19.17.0.0.221018 (34468114)
Logfile : C:\opt\cfgtoollogs\sqlpatch\34468114\
24926261/34468114_apply_SCDBCNTR_CDBROOT_2022Nov16_14_02_11.log
Status : SUCCESS

Patch Id : 34411846
Action : ROLLBACK
Action Time : 28-MAR-2023 18:15:08
Description : OJVM RELEASE UPDATE: 19.17.0.0.221018 (34411846)
Logfile : C:\opt\cfgtoollogs\sqlpatch\34411846\
24997534/34411846_rollback_SCDBCNTR_CDBROOT_2023Mar28_18_13_58.log
Status : SUCCESS

Patch Id : 34786990
Action : APPLY
Action Time : 28-MAR-2023 18:15:09
Description : OJVM RELEASE UPDATE: 19.18.0.0.230117 (34786990)
Logfile : C:\opt\cfgtoollogs\sqlpatch\34786990\
25141362/34786990_apply_SCDBCNTR_CDBROOT_2023Mar28_18_13_58.log
Status : SUCCESS

Patch Id : 34750795
Action : APPLY
Action Time : 28-MAR-2023 18:15:09
Description : Windows Database Bundle Patch : 19.18.0.0.230117 (34750795)
Logfile : C:\opt\cfgtoollogs\sqlpatch\34750795\
25040762/34750795_apply_SCDBCNTR_CDBROOT_2023Mar28_18_13_58.log
Status : SUCCESS

Patch Id : 34786990
Action : ROLLBACK
Action Time : 18-OCT-2023 20:58:50
Description : OJVM RELEASE UPDATE: 19.18.0.0.230117 (34786990)
Logfile :C:\opt\cfgtoollogs\sqlpatch\34786990\25141362
/34786990_rollback_SCDBCNTR_CDBROOT_2023Oct18_20_57_20.log
Status : SUCCESS

Patch Id : 35354406
Action : APPLY
Action Time : 18-OCT-2023 20:58:52
Description : OJVM RELEASE UPDATE: 19.20.0.0.230718 (35354406)
Logfile :C:\opt\cfgtoollogs\sqlpatch\35354406\25338973
/35354406_apply_SCDBCNTR_CDBROOT_2023Oct18_20_57_20.log
Status : SUCCESS

Patch Id : 35348034
Action : APPLY
Action Time : 18-OCT-2023 20:58:52
Description : Windows Database Bundle Patch : 19.20.0.0.230718 (35348034)
Logfile :C:\opt\cfgtoollogs\sqlpatch\35348034
\25299325/35348034_apply_SCDBCNTR_CDBROOT_2023Oct18_20_57_20.log
Status : SUCCESS

Patch Id : 35354406
Action : ROLLBACK
Action Time : 06-DEC-2023 17:55:22
Description : OJVM RELEASE UPDATE: 19.20.0.0.230718 (35354406)
Logfile :
C:\opt\cfgtoollogs\sqlpatch\35354406\25338973/
35354406_rollback_SCDBCNTR_CDBROOT_2023Dec06_17_54_23.log
Status : SUCCESS

Patch Id : 35648110
Action : APPLY
Action Time : 06-DEC-2023 17:55:25
Description : OJVM RELEASE UPDATE: 19.21.0.0.231017 (35648110)
Logfile :
C:\opt\cfgtoollogs\sqlpatch\35648110\25431514
/35648110_apply_SCDBCNTR_CDBROOT_2023Dec06_18_52_25.log
Status : SUCCESS

Patch Id : 35681552
Action : APPLY
Action Time : 06-DEC-2023 17:55:23
Description : Windows Database Bundle Patch : 19.21.0.0.231017 (35681552)
Logfile :
C:\opt\cfgtoollogs\sqlpatch\35681552\25362844
/35681552_apply_SCDBCNTR_CDBROOT_2023Dec06_17_54_23.log
Status : SUCCESS

メモ:

以前に適用されているパッチがある場合、それらのパッチ ID がここに表示されます。

次の SQL プロンプトを終了します。
SQL>exit

JDK バージョンの更新の検証

C:\opt\oracle\jdk\bin\java -version
java version "1.8.0_391"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_391-b13)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server
VM (build 25.391-b13, mixed mode)
C:\opt\oracle\Opatch\jre\bin\java -version
java version "1.8.0_391"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_391-b11)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server
VM (build 25.391-b11, mixed mode)