Windows 用 NetBackup IT Analytics インストールとアップグレードガイド

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Product(s): NetBackup IT Analytics (11.2)
  1. Windows サーバーでの NetBackup IT Analytics ポータルのインストール
    1.  
      はじめに
    2.  
      多言語サポートとロケールに関する注意事項 (Windows)
    3.  
      タスク 1: ポータルとデータベースの配備戦略 (Windows)
    4.  
      タスク 2: インストール前の構成 (Windows)
    5. タスク 3: Oracle アプリケーションバイナリのインストール (Windows)
      1.  
        Oracle のインストールのトラブルシューティング
    6.  
      タスク 4: ポータルアプリケーションバイナリのインストール (Windows)
    7.  
      タスク 5: ライセンスキーファイルの要求 (Windows)
    8.  
      タスク 6: ポータルへのログイン (Windows)
    9.  
      タスク 7: ライセンスキーファイルのインストール (Windows)
    10.  
      タスク 8: コールドバックアップの実行 (Windows)
    11.  
      サポート対象のサードパーティ製品とオープンソース製品
    12.  
      NetBackup IT Analytics ポータルのアンインストール
  2. Windows での NetBackup IT Analytics ポータルのアップグレード
    1.  
      概要
    2.  
      アップグレードパス
    3.  
      アップグレードの前に
    4. NetBackup IT Analytics ポータルのアップグレード
      1.  
        共有サービス環境のアップグレード
      2.  
        アップグレードユーティリティインストーラの実行 (Windows)
      3.  
        アップグレードユーティリティの実行
      4. ポータルのアップグレード中の属性のマージ
        1.  
          ポータルのアップグレード中の属性の管理
    5.  
      データコレクタのアップグレード
    6.  
      トラブルシューティング: Data Collector の手動アップグレード
    7.  
      NetBackup IT Analytics ポータルからのコレクタの更新
    8.  
      エンタープライズオブジェクトを組み込むためのメソッドのアップグレード
  3. データベースサーバーの Oracle パッチ
    1.  
      Oracle 19c Windows 2023 年 10 月パッチのインストール
  4. 新しいサーバーへのアップグレードと移行
    1.  
      新しい Windows サーバーへのアップグレードと移行

新しい Windows サーバーへのアップグレードと移行

NetBackup IT Analytics 11.2 にアップグレードするには、ポータルで NetBackup IT Analytics バージョン 11.0 以降が稼働している必要があります。

データベースを上書きするのではなく、あるマシンから別のマシンにポータルを移行する場合は、c:\opt\aptare\datarcvrconf\aptare.ks および c:\opt\aptare\datarcvrconf\aptare_external_password.properties ファイルをコピーし、ファイル権限に「tomcat」ユーザーによる書き込みを許可する必要があります。これらのファイルが新しいマシンにコピーされていない場合、既存のコレクタポリシーは編集できず、データ収集は動作しなくなります。

NetBackup IT Analytics の最新リリースの新しいサーバーへのインストール
  1. www.veritas.com/ja/jp から最新のリリースとインストール手順をダウンロードします。

  2. 新しいサーバーでデータベースとポータルの新規インストールを実行します。

    はじめにを参照してください。

  3. NetBackup IT Analytics ポータルは、60 日間有効な評価版ライセンスでインストールされます。適切な資格の新しいライセンスを要求してください。詳しくは、『NetBackup IT Analytics ライセンスガイド』を参照してください。

    タスク 5: ライセンスキーファイルの要求 (Windows)を参照してください。

  4. 受け取ったら、新しいライセンスをインストールします。

    タスク 7: ライセンスキーファイルのインストール (Windows)を参照してください。

既存のサーバーでのデータベースのエクスポートの実行

データベースユーザー Aptare が、ディレクトリに格納されているエクスポートファイルにアクセスできる必要があります。

c:\opt\oracle\database\tools

データベースのエクスポートを開始する前に、これらのファイルに対する読み取りおよび実行の権限が Oracle ユーザーにあることを確認します。

  1. Windows データベースサーバーにログインします。

  2. Oracle TNS リスナと Oracle サービスが実行中であることを確認します。

  3. コマンドプロンプトで、次のスクリプトを実行します。

    c:\opt\oracle\database\tools\expdp_database_template.bat

  4. 正常に完了した後、エクスポートファイル aptare_scdb.exp が Windows データベースサーバーの次のディレクトリに保存されます。

    C:\opt\oracle\logs

  5. c:\opt\datarcvrconf\aptare.ks ファイルを一時的な場所にコピーします。

  6. 一時的な場所から、ターゲットシステムの c:\opt\datarcvrconf\ ディレクトリに aptare.ks ファイルをコピーします。

新しいサーバーでのポータルサービスとエージェントサービスの停止

Windows で、管理者として次の手順を実行します。

Execute \opt\aptare\utils\stopportal.bat
Execute \opt\aptare\utils\stopagent.bat
新しいサーバーへの既存のポータルユーザーの削除と再作成

Windows で、ORA_DBA グループのメンバーとして次の手順を実行します。

新しいサーバーでのデータベースのインポート

『 システム管理者ガイド』の「Oracle Database のインポート」セクションで、ご利用のプラットフォーム用の指示に従います。

新しいサーバーでのポータルサービスとエージェントサービスの開始

Windows で、管理者として次の手順を実行します。

Execute \opt\aptare\utils\startportal.bat
Execute \opt\aptare\utils\startagent.bat
データベーススキーマをアップグレードするためのダウンロード、インストール、実行

新しい NetBackup IT Analytics 11.2 ポータル用に古いバージョンのデータベースを 11.2 にインポートする場合は、次の手順で実行できます。

  1. www.veritas.com/ja/jp からアップグレードインストーラとマニュアルをダウンロードします。

  2. アップグレードインストーラを実行します。

    アップグレードユーティリティインストーラの実行 (Windows)を参照してください。

    これにより、アップグレード実行可能ファイルがインストールされますが、実行はされません。

  3. アップグレーダの最後の手順で、[後で実行 (Run Later)]オプションを選択して続行します。

  4. コマンドプロンプトを開き、C:\opt\aptare\upgrade に移動します。

  5. db-upgrade.bat を実行して手順に従い、データベースをアップグレードします。

  6. db-upgrade.bat の完了後、管理者のクレデンシャルでポータルにログインし、新しいライセンスのインストールを試行できます。

  7. 再度ログインし、NetBackup IT Analytics ポータルにアクセスします。

  8. すべての NetBackup IT Analytics アプリケーションサービスが稼働していることを確認します。

  9. ユーザー root として、次の関連コマンドを実行し、プロンプトに従って応答します。

    • Windows の場合:

      C:\opt\aptare\upgrade\upgrade.bat

      現在のバージョンがすでに最新であるという警告が表示されたら、次に進みます。

      スクリプトが完了したら、示されたログファイルを参照してエラーを確認

テスト

必要に応じて、IP アドレス解決のローカルホストファイルの方法を使用して、既存のサーバーからの DNS カットオーバーの前に、新しいポータルの機能をテストできます。

Data Collector バイナリの更新 (必要な場合)

新しいポータルまたはデータベースサーバーと同じマシンにインストールしないでください。

  1. www.veritas.com/ja/jp から Data Collector のインストーラとマニュアルをダウンロードします。

  2. Data Collector のマニュアルの指示に従ってアンインストールします。

  3. Data Collector を最新バージョンに再インストールし、新しいサーバーの正しい URL を指定します。