Veritas NetBackup™ Appliance SNMP トラップリファレンスガイド

Last Published:
Product(s): Appliances (5.0)
Platform: NetBackup Appliance OS

vrtsraidgroupTrap

OID: 1.3.6.1.4.1.48328.3.9.1.9

説明

vrtsraidgroupTrap は、オペレーティングシステムディスクとストレージディスク内のアプライアンス RAID グループの状態を監視します。アラートが表示された場合は、RAID グループのいずれかが最適な状態にないことを示しています。書き込みポリシーが書き込みスルーモードにあるか、RAID グループ内の 1 つ以上のディスクに障害が起きています。

解決法

受信した SNMP トラップや電子メールアラートを調べると、発生した問題を正確に特定するために役立つ追加情報を得ることができます。Web コンソールの[監視 (Monitor)]、[ハードウェア (Hardware)]ページも調べることができます。

SNMP トラップ、電子メールアラート、または[監視 (Monitor)]、[ハードウェア (Hardware)]ページの情報に基づいて、次の処理のいずれかを実行します。

表: vrtsraidgroupTrap の次の手順

発生事項

まず始めに行うこと

RAID の[状態 (State)]が[警告 (Warning)]で[状態 (Status)]が[低下 (Degraded)]か[部分的に低下 (Partially Degraded)]の場合、RAID グループ内の 1 つ以上のディスクに障害が起きています。

さらにディスク障害が起きて RAID ボリュームが破損する前に、Veritasサポートに連絡して欠陥ディスクを交換します。

RAID の[状態 (State)]が[警告 (Warning)]であり、[ホットスペアの可用性 (Hotspare available)]が[いいえ (No)]の場合、ホットスペアディスクは使用できません。それらに障害が起きたか、別のディスクに障害が起きたため、ホットスペアを再構築する必要があります。

ディスクの状態を調べます。ディスクに障害が起きた場合、Veritasサポートに連絡して欠陥ディスクを交換します。

ディスクに障害が起きておらず、ディスクのいずれかの[状態 (Status)]が[未設定 (良好) (Unconfigured (Good))]の場合、そのディスクでコピーバック処理が自動的に開始しなかった場合は開始します。サポートが必要な場合、Veritasサポートに問い合わせてください。

RAID の[状態 (State)]が[警告 (Warning)]であり、[書き込みポリシー (Write Policy)]が[書き込みスルー (WriteThrough)]の場合、キャッシュが無効になっています。BBU (バッテリバックアップ装置) の再学習サイクルがオンになっているか、書き込みポリシーが正しく設定されなかったか、BBU に欠陥があります。

アダプタの状態を調べます。アダプタに警告または障害が起きていない場合、Veritasサポートに問い合わせてください。

RAID の[状態 (State)]が[失敗 (Failed)]で[状態 (Status)]も[失敗 (Failed)]の場合、RAID はオフラインになっているか機能していません。

サポートが必要な場合はVeritasサポートに問い合わせてください。

RAID の[状態 (State)]が[失敗 (Failed)]で[状態 (Status)]が[不明 (Unknown)]の場合、ファームウェアが現在の状態を報告できていません。

次回のコールホーム期間まで 15 分間待ってステータスを再び調べます。問題が解決した場合は、エラーは無視できます。

問題が解決していない場合は、Veritasサポートに問い合わせてください。

RAID の[状態 (State)]が[失敗 (Failed)]で[状態 (Status)]が[失われた (Missing)]の場合、RAID グループ内のすべてのディスクがアレイから削除されています。RAID グループは動作しておらず、エクスポートできません。

サポートが必要な場合はVeritasサポートに問い合わせてください。

RAID の[状態 (State)]が[失敗 (Failed)]であり、[状態 (Status)]が[不定 - インポート準備中 (Contingent - preparing for import)]の場合、RAID グループは完成していません。グループは完成すると見られるものの、確実ではなく、インポートに使用できます。

サポートが必要な場合はVeritasサポートに問い合わせてください。

RAID の[状態 (State)]が[失敗 (Failed)]であり、[状態 (Status)]が[エクスポート済み - インポート準備済み (Exported - ready for import)]または[強制 - インポート準備済み (Forced - ready for import)]の場合、RAID グループはエクスポート済みの状態にあり、インポート準備ができています。

サポートが必要な場合はVeritasサポートに問い合わせてください。