Veritas Access 7.3 インストールガイド
- Veritas Access の概要
- Veritas Access のライセンス
- システム要件
- システム要件
- Linux の必要条件
- Linux の必要条件
- ネットワークとファイアウォールの要件
- Veritas Access をインストールする準備
- VMware ESXi での Veritas Access インストール用の仮想マシンの配備
- クラスタのインストールと設定
- 応答ファイルを使用した Veritas Access のインストールと設定の自動化
- クラスタのノードの表示と追加
- Veritas Access のアップグレード
- ローリングアップグレードを使用した Veritas Access のアップグレード
- Veritas Access のアンインストール
- 付録 A. インストールの参考情報
- 付録 B. 通信用のセキュアシェルの設定
Veritas Access 製品のライセンスについて
Veritas Access をインストールして使用するには、ライセンスの取得が必要です。
製品をインストールするときに、次のいずれかのライセンス方法を選択できます。
システムで使用中の機能に一致する有効な永続ライセンスのキーファイルを入力します。
永続ライセンスは、Veritas Access を使用するための恒久ライセンスのようなものです。
システムで使用中の機能に一致する有効なサブスクリプションライセンスのキーファイルを入力します。
サブスクリプションライセンスは、1 年間の有効期限があるライセンスです。
評価モードで使用し続け、その後、システムのライセンスを完了します。
このライセンスは 60 日間使用できる試用版です。
ライセンスなしでインストールしても、ライセンスの入手が不要になるわけではありません。管理者と会社の担当者は、サーバーまたはクラスタが製品をインストールするためのライセンスレベルに達しているか確認が必要です。ベリタスは、監査によって資格とコンプライアンスを確認する権利を留保します。
エンドユーザー使用許諾契約の条件を順守するには、60 日以内に有効なサブスクリプションまたは永続ライセンスのキーを入力するか、60 日間評価モードで使用できます。
ライセンスプログラムは、/installaccess -license コマンドを使用して呼び出せます。
インストール中に、次のプロンプトが表示されます。
1) Enter a valid perpetual or subscription license key file 2) Continue with evaluation mode and complete system licensing later How would you like to license the systems? [1-2,q,?] (2) 1
ライセンスキーを登録する場合は 1 を入力します。
Enter the location of a valid ACCESS perpetual or subscription license key file: [b]
メモ:
ライセンスファイルがシステムのフォルダ内に配置されていることを確認します。ファイルが「/
」の場所に配置されていると、無効なライセンスキーエラーが発生する場合があります。
この製品のライセンス取得中に問題が発生した場合は、ベリタスライセンスサポートの Web サイトを参照してください。
www.veritas.com/licensing/process
Veritas Access のライセンス取得には、いくつかの機能の実行があります。
表: Veritas Access のライセンス取得の機能の実行
実行 | アクション |
---|---|
有効期間中 | なし |
猶予期間中 | しつこいメッセージ (GUI にのみ表示) |
猶予期間後 | ノードを再起動する前に、NFS、CIFS、FTP、S3 のサービスを停止できますが、(ノードを再起動していない場合でも) サービスは再開できません。 ノードを再起動した後、NFS、CIFS、FTP、S3 のサービスが、再起動後のノードでオンラインになりません。 |
GUI を使用して Veritas Access のライセンスを追加する場合:
ライセンスの有効期限が切れた後、ノードが再起動されると、そのノードで NFS、CIFS、FTP、S3 のサービスが停止します。サービスがクラスタ内の任意の場所で実行されている場合、サービスの状態は、このノードではオフラインであっても、オンラインと表示されます。サービスがローカルでオンラインまたはオフラインかどうかを、各ノードで個別にアラートを確認します。
NFS、CIFS、S3 のサービスを開始、停止、状態を確認するオプションが利用できます。FTP サービスの開始、停止、または状態の確認はできません。
ローカルシステムからはライセンスファイルのみを提供できます。
scp
パスは GUI からはサポートされません。
CLISH を使用して Veritas Access ライセンスを追加する場合:
ライセンスの有効期限が切れた後、ノードが再起動されると、そのノードで NFS、CIFS、FTP、S3 のサービスが停止します。support services show コマンドを使用して、サービスのノードに関する状態を表示できます。
NFS、CIFS、FTP、S3 のサービスを開始、停止、状態を確認するためのオプションが利用できます。
license add コマンドを使用して、ライセンスを追加できます。license add コマンドは
scp
パスもサポートします。license list と license list details コマンドで、クラスタの各ノードにインストールされているライセンスの詳細を確認できます。