NetBackup™ Web UI PostgreSQL 管理者ガイド
PostgreSQL インスタンスとデータベースのリストア
元のバックアップ場所または代替の場所に PostgreSQL インスタンスまたはデータベースをリストアできます。インスタンスまたはデータベースのデフォルトのコピーからリカバリすることを選択できます。デフォルトのコピーはプライマリコピーとも呼ばれます。
PostgreSQL インスタンスをリストアするには
- 左側で[作業負荷 (Workloads)]、[PostgreSQL]の順に選択します。
- [インスタンス (Instances)]タブで、リカバリするインスタンスを選択します。
- 上部のバーから[リカバリ (Recover)]をクリックします。
- [リカバリポイント (Recovery points)]タブで、利用可能なバックアップが存在する日付を選択します。
メモ:
カレンダービューで、利用可能なバックアップが存在する日付には緑色の点が表示されます。
- 一覧表示された[バックアップイメージ/リカバリポイント (Backup images/ Recovery points)]から、目的のイメージまたはリカバリポイントを選択します。
メモ:
バックアップイメージまたはリカバリポイントは、それぞれのバックアップタイムスタンプと共に、リストの行に表示されます。
- [処理 (Actions)]をクリックし、[完全インスタンスリカバリの実行 (Perform complete instance recovery)]または[指定した時点へのリカバリを実行 (Perform point in time recovery)]のいずれかを選択します。
メモ:
指定した時点へのリカバリオプションは、増分バックアップでのみ利用可能です。
指定した時点へのリカバリを実行:
[リカバリオプション (Recovery option)]ウィンドウで、次のいずれかを選択します。
デフォルトのリカバリポイント用に選択したリカバリポイント。
指定した時点。続いて、リカバリの正確な日時を選択します。
メモ:
前回の完全バックアップの後で、選択した増分リカバリポイントを経過する時間を含む時点を選択します。
- [ホスト (Host)]フィールドで検索アイコンをクリックし、目的のホストを選択して、[保存 (Save)]をクリックします。
代替ホストへのリカバリの場合は、表示されたリストから対応する有効なクレデンシャルを選択します。
詳しくは、リストアターゲットのオプションを参照してください。
- 次のいずれかのオプションから適切なインスタンスディレクトリパスを選択します。
元の位置にすべてをリストア (Restore everything to original location): ファイルは、バックアップされた元の場所にリストアされます。
すべてを異なる位置にリストア (Restore everything to a different location): ファイルは、指定された代替の場所にリストアされます。代替の場所にリストアされるデータのフォルダ構造は、元のデータのフォルダ構造と同じで、同じフォルダとサブフォルダが作成されます。
リストア用ディレクトリ (Directory for Restore): PostgreSQL の完全バックアップデータは、指定されたパスにリストアされます。
リストアの Write-Ahead ログディレクトリ (Write-Ahead Logging directory for restore): PostgreSQL WAL ファイルはこのディレクトリにリストアされます。PostgreSQL 増分バックアップデータは、指定されたパスにリストアされます。
メモ:
インスタンスが手動で追加され、自動的に検出されない場合は、[すべてを異なる場所にリストア (Restore everything to a different location)]オプションのみを選択できます。
- [次へ (Next)]をクリックして、プロンプトの指示に従います。
- [リカバリソース (Recovery source)]タブで、ストレージの詳細を確認します。
- [次へ (Next)]をクリックします。
- [リカバリポイント (Recovery points)]タブで、[リストア (Restore)]または[リストアおよびリカバリ (Restore and recovery)]オプションを選択して、インスタンスとデータベースのリストアとリカバリを実行します。
メモ:
指定した時点へのリカバリでは、[リストアおよびリカバリ (Restore and recovery)]オプションが自動的にトリガされます。
リストア (Restore): インスタンスをリストアします。
リストアおよびリカバリ (Restore and recovery): インスタンスをリカバリします。
メモ:
LVM と VSS で[リストアおよびリカバリ (Restore and recovery)]オプションが選択されている場合、ターゲットデータディレクトリの内容はリカバリ操作によって削除されます。
メモ:
[リストアおよびリカバリ (Restore and recovery)]オプションでは、PostgreSQL サービスが起動して実行中である必要があります。サービスが停止すると、リストアは失敗します。
同じパスで[リストア (Restore)]オプションを実行するには、データフォルダを空にする必要があります。フォルダが空でない場合、データはリストアされません。
- [次へ (Next)]をクリックします。
- [レビュー (Review)]タブで、詳細を確認して[リカバリの開始 (Start Recovery)]をクリックします。