Cluster Server 7.4.3 管理者ガイド - Linux

Cluster Administrator

Cluster Administrator にはすべての権限が割り当てられます。 設定の読み書き両用モードへの変更、グループの作成と削除、グループ依存関係の設定、システムの追加と削除、ユーザーの追加、変更、削除を実行できます。すべてのグループ操作およびリソース操作が許可されます。 Cluster Administrator 権限を持つユーザーは、他のユーザーの権限やパスワードを変更することもできます。

クラスタを停止するには、Cluster Administrator がローカルシステムに対する管理者権限を持っていることが必要です。

Cluster Administrator は、リソースの種類を作成、削除できます。

Cluster Operator

Cluster Operator は、クラスタレベル、グループレベル、リソースレベルのすべての操作、ユーザー自身のパスワードの変更、サービスグループのオンライン化を実行できます。

このロールを持つユーザーには、特定のサービスグループに対する Group Administrator 権限を割り当てることができます。

Group Administrator

Group Administrator は、特定のグループについて、グループとリソースのオンライン化とオフライン化、リソースの作成または削除など、サービスグループに関するすべての操作を実行できます。また、リソース依存関係を作成したり、サービスグループのフリーズやアンフリーズができます。 Group Administrator は、サービスグループを作成または削除することはできません。

Group Operator

Group Operator は、サービスグループとリソースのオンライン化とオフライン化を実行できます。またこのユーザーは、サービスグループを一時的にフリーズまたはアンフリーズすることができます。

Cluster Guest

Cluster Guest は、クラスタを参照する権限しか持っていません。つまり、設定を表示できますが、変更を実行することはできません。 クラスタの設定が読み書き両用モードである場合に限り、ユーザー自身のパスワードを変更できます。ユーザーを追加または更新することはできません。 また、この権限を持つユーザーには、特定のサービスグループの Group Administrator 権限または Group Operator 権限を割り当てることもできます。

Group Guest

Group Guest は、サービスグループを参照する権限しか持っていません。つまり、設定を表示できますが、変更を実行することはできません。 Group Guest のロールは、セキュアモードで動作しているクラスタでのみ使用可能です。