Linux 用 NetBackup IT Analytics インストールとアップグレードガイド
- インストールの概要
- Linux サーバーでの NetBackup IT Analytics のインストール
- Linux での NetBackup IT Analytics ポータルのアップグレード
- 新しいサーバーへのアップグレードと移行
- 付録 A. X Virtual Frame Buffer
- 付録 B. データベースサーバーの Oracle パッチ
手順 2: ポータルとデータベースの配備戦略
NetBackup IT Analytics ポータルコンポーネントと Oracle データベースコンポーネントは、通常、同じサーバーにインストールされています。コンポーネントを同じサーバーにインストールする場合は、必要な rpm とサーバー領域を確認し、Oracle データベースアプリケーションを同じマシンにインストールする必要があります。ポータルコンポーネントとデータベースコンポーネントを異なるシステムにインストールする場合は、両方のタスクをそれぞれのシステムで実行する必要があります。
インストーラベースの配備を実行する場合は、標準インストールと分割アーキテクチャインストールのどちらかを選択できます。ポータルと Oracle を同じシステムにインストールするか、異なるシステムにインストールするかは、アーキテクチャの選択とライセンスエディション (Standard または Shared Services) をもとに判断します。
ポータルインストーラとデータベースインストーラでは、システムのカスタムパスまたはデフォルトのパス (/opt
) にインストールすることができます。そのため、Oracle およびポータルの絶対インストールパスは、<install_path>
として表されています。<install_path>
をポータルまたは Oracle データベースのインストールのいずれか該当する絶対パスに置き換えます。Oracle またはポータルがデフォルトのパスにインストールされている場合、<install_path>
をデフォルトのパスに置き換えます。
すべてのポータルサーバーコンポーネントをインストールするには、root 権限が必要です。NetBackup IT Analytics ポータルのインストールは、次に示す順序で実行します。
NetBackup IT Analytics ポータルサーバーと Oracle データベースを同じシステムにインストールするには (標準インストール):
Oracle Database アプリケーションバイナリをインストールしてデータベースを作成します。必要に応じて、Standard または Shared Services Edition を選択します。
お使いの NetBackup IT Analytics 製品のライセンスに、配布されている組み込みの Oracle への資格が含まれている場合は、「Standard Edition の Oracle データベースバイナリのインストール」セクションの指示に従ってください。
独自の Oracle データベースライセンスを提供している場合は、「Shared Service Edition の Oracle データベースバイナリのインストール」セクションの指示に従ってください。
NetBackup IT Analytics ポータルソフトウェアコンポーネントをインストールし、データベーススキーマオブジェクトを作成します。
手順 5: ポータルアプリケーションバイナリのインストール (Linux)を参照してください。
NetBackup IT Analytics を異なるシステムにインストールするには (分割アーキテクチャ):
Oracle データベースライセンスと Oracle データベースアプリケーションバイナリがすでにインストールされており、同じサーバーを NetBackup IT Analytics にも使用する場合は、データベースサーバーに直接データベースを作成できます。
分割アーキテクチャ配備時における既存の Oracle ファームへのデータベースおよびユーザーの作成を参照してください。。
ポータルシステムにログインし、NetBackup IT Analytics ポータルソフトウェアコンポーネントをインストールし、データベーススキーマオブジェクトを作成します。
手順 5: ポータルアプリケーションバイナリのインストール (Linux)を参照してください。
インストーラにより、データベーススキーマオブジェクトがリモートでデータベースサーバーに作成されます。この場合、ポータルインストーラは Oracle クライアント rpm をインストールして、データベースサーバーにリモート接続します。
Oracle Database アプリケーションバイナリをまだインストールしていない場合:
データベースサーバーシステムにログインし、Oracle Database アプリケーションバイナリをインストールしてデータベースを作成し、必要に応じて Standard Edition または Shared Services Edition を選択します。
Oracle データベースライセンスを持っていない場合は、「Standard Edition の Oracle データベースバイナリのインストール」セクションの指示に従ってください。
Oracle データベースライセンスをすでに持っている場合は、「Shared Service Edition の Oracle データベースバイナリのインストール」セクションの指示に従ってください。
NetBackup IT Analytics ポータルソフトウェアコンポーネントをインストールします。
手順 5: ポータルアプリケーションバイナリのインストール (Linux)を参照してください。
インストーラにより、データベーススキーマオブジェクトがリモートでデータベースサーバーに作成されます。この場合、ポータルインストーラは Oracle クライアント rpm をインストールして、データベースサーバーにリモート接続します。