Veritas NetBackup™ for PostgreSQL 管理者ガイド
nbpgsql.conf 構成ファイル
NetBackup for PostgreSQL 構成ファイル (nbpgsql.conf)
には、各操作について指定する必要があるパラメータが含まれています。事前定義済みの設定が含まれ、クライアント上に配置されます。nbpgsql.conf
ファイルでパラメータを構成しない場合は、デフォルトのパラメータ値が優先されます。パラメータは、nbpgsql.conf
ファイル内で構成するか、コマンドラインで設定できます。優先されるのはコマンドラインのパラメータです。nbpgsql.conf
ファイルを使用すると、操作を実行するたびにパラメータを指定する必要がなくなります。
nbpgsql.conf
ファイルは次の場所にあります。
(Windows)
install_path\NBPostgreSQLAgent_8.2_AMD64\nbpgsql.conf
(Linux RHEL)
install_path/NBPostgreSQLAgent_8.2_linuxR_x86/nbpgsql.conf
(Linux SUSE)
install_path/NBPostgreSQLAgent_8.2_linuxS_x86/nbpgsql.conf
NetBackup 8.2 以降、RHEL または SUSE でのエージェントのインストール時に、デフォルトでは nbpgsql.conf
ファイルが作成されません。RPM インストーラは、インストール先ディレクトリ /usr/NBPostgreSQLAgent/ に既存の任意のファイルを単に上書きするため、既存の構成ファイルは上書きされません。
nbpgsql.conf ファイルが存在しない場合、オプションを指定せずにバックアップユーティリティコマンドを実行してファイルを作成できます。たとえば、./nbpgsql コマンドを実行します。このコマンドは、デフォルトの nbpgsql.conf ファイルを作成します。
表: nbpgsql.conf のパラメータ に nbpgsql.conf ファイルのパラメータを示します。
表: nbpgsql.conf のパラメータ
パラメータ (Parameters) |
説明 |
次に対する必須パラメータ |
デフォルト値 |
---|---|---|---|
DB_PORT |
バックアップまたはリストアを実行する必要のある PostgreSQL データベースサーバーのポート番号を構成します。ポート番号は PostgreSQL サービスの状態を検証します。 |
バックアップ |
ポート番号を指定しない場合、デフォルトは 5432 です。 |
DB_USER |
PostgreSQL データベースのユーザー名を構成します。 |
バックアップ |
ユーザー名を指定しない場合、デフォルトは postgres です。 |
PGSQL_LIB_INSTALL_PATH |
(Linux) |
バックアップ |
デフォルト値は存在しません。 |
MASTER_SERVER_NAME |
バックアップとリストアのための NetBackup マスターサーバーを指定します。 |
バックアップおよびリストア |
デフォルト値は存在しません。 |
POLICY_NAME |
DataStore のポリシー名を指定します。 |
バックアップ |
デフォルト値は存在しません。 |
SCHEDULE_NAME |
DataStore ポリシーを作成するときに設定したバックアップスケジュールを特定します。 |
バックアップ |
ポリシー名を指定しない場合、デフォルトは[アプリケーションバックアップ (Application Backup)]です。 |
CLIENT_NAME |
NetBackup for PostgreSQL エージェント を持つ NetBackup クライアントを定義します。 |
リダイレクトリストアと問い合わせ |
クライアント名を指定しない場合、デフォルトは現在のホストです。 |
SNAPSHOT_SIZE |
(Linux) LVM スナップショットのスナップショットサイズを指定します。スナップショットのサイズは、キロバイト (KB)、メガバイト (MB)、またはギガバイト (GB) で指定します。 |
LVM バックアップ |
スナップショットのサイズを指定しない場合、デフォルトは |
DB_BACKUP_ID |
DB_BACKUP_ID は、バックアップイメージの名前を表します。このパラメータは、特定のバックアップをリストアまたは削除する際のバックアップファイルを構成します。 |
バックアップイメージ名を使用したバックアップのリストア。 |
デフォルト値は存在しません。 |
PGSQL_TARGET_DIRECTORY |
バックアップのリストア先ディレクトリを指定します。 |
リストア |
デフォルト値は存在しません。 |
NBPGSQL_LOG_LEVEL |
NBPGSQL_LOG_LEVEL パラメータを使用すると、
|
ログレベルは、エラーをトラブルシューティングする際に、アクセスする情報の量を制御するのに役立ちます。 |
ログレベルを指定しない場合、デフォルトはレベル 1 です。 |
NBPGSQL_LOG_SIZE |
|
値は、ログに書き込むイベントに応じて指定できます。 |
ログサイズを指定しない場合、デフォルトは 10 MB です。 |
BACKUP_TYPE |
利用可能なオプション:
|
バックアップ操作 |
|