問題
クラウド重複排除ストレージデバイスを削除するには、いくつかの手動による作業が必要です。手動による介入は、ランサムウェア、悪意のある、または偶発的な削除からデバイスを保護するのに役立ちます。
エラーメッセージ
クラウド重複排除ストレージ デバイスを削除できません。
原因
Backup Exec ランサムウエアレジリエンスは、ストレージデバイスを許可されていないアクセスや削除から保護します。
解決策
クラウド重複排除ストレージデバイスの削除
1. ディスクストレージのロックダウンの設定を無効にします。
[構成と設定]->[Backup Exec の設定]->[ネットワークとセキュリティ]->[ディスクストレージのロックダウン設定] からディスクストレージのロックダウン設定を無効にします。
2. コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
<Backup Exec インストールパス>\pddecfg -a listcloudlsu
クラウド重複排除ストレージデバイスの一覧が表示されます。StorageID と CachePath をメモします。
コマンド例:C:\Program Files\Veritas\Backup Exec> pddecfg -a listcloudlsu
dsid, lsuname, storageId, CachePath
3, MSDPC, amazon.com/mybucket1/MSDPC, X:\BackupExecDeduplicationStorageFolder\data\ds_3
3. Backup Exec 管理コンソールからクラウド重複排除ストレージデバイスを右クリックし、無効にします。
4. クラウド重複排除ストレージデバイスを右クリックし、削除します。
クラウド重複排除ストレージ情報が 'cloudlsu.cfg' ファイルから削除されます。
5. 重複排除ストレージ用のサービスを含む Backup Exec のサービスを停止します。
a) [構成と設定]->[Backup Exec サービス] をクリックします。
b) サービスを停止または起動するサーバーを選択します。
c) [重複排除サービスの開始または停止を有効にする] にチェックを入れます。
d) [すべてのサービスを停止] をクリックします。
注意: 実行中のジョブがないことを確認してからサービスを停止します。
6. 以下のコマンドで spoold のストレージコンテナーまたはバケット構成を削除します。
<Backup Exec インストールパス>\spoold --removepartition <storageId>
クラウド重複排除ストレージ情報が 'cloud.json' ファイルから削除されます。
7. Windows エクスプローラーまたは以下のコマンドによりキャッシュフォルダを削除します。
rmdir /S <CachePath>
8. (オプション)バケット内のサブフォルダをクラウドから削除します。
9. Backup Exec のサービスを開始します。
a) [構成と設定]->[Backup Exec サービス] をクリックします。
b) サービスを停止または起動するサーバーを選択します。
c) [重複排除サービスの開始または停止を有効にする] にチェックを入れます。
d) [すべてのサービスを開始] をクリックします。
10. ディスクストレージのロックダウンの設定を有効にします。
[構成と設定]->[Backup Exec の設定]->[ネットワークとセキュリティ]->[ディスクストレージのロックダウン設定] からディスクストレージのロックダウン設定を有効にします。