~独自の分類エンジン搭載で、ストレージを“スマート化”。企業の重要な資産であるデータから、さらなる価値を引き出すことが可能に~
2017年11月 30 日 - マルチクラウドデータ管理のリーダー企業であるベリタステクノロジーズ合同会社(本社:東京都港区、以下 ベリタス)は、大量の非構造化データの保存に最適なSDS(ソフトウェアデファインドストレージ)ソリューション「Veritas Cloud Storage」を2017年12月4日(月)より提供開始します。
ベリタスのSDSポートフォリオに新たに追加されたVeritas Cloud Storageは、ベリタス独自の分類技術である「Integrated Classification Engine」を搭載するオブジェクトストレージです。Veritas Cloud Storageは、ペタバイト規模のデータにも対応可能であり、お客様はIntegrated Classification Engineの分析、機械学習、分類の技術を保存データに適用することで、データからさらに高い価値を引き出すことが可能となります。また、Veritas Cloud Storage は、一般的なハードウェアやクラウドを用いて構築可能であり、低コストで俊敏性の高いストレージを提供することで、データセンターの変革に寄与します。
Integrated Classification Engineは、すでに提供を開始したデータガバナンス製品やアーカイブ製品の最新版に搭載されていますが、ベリタスは、今回のVeritas Cloud Storageに続き、今後他の製品にも本エンジンを順次搭載していく予定です。ストレージも「スマート化」し、企業の最も重要な資産であるデータを保護、管理、活用可能にするために、今後もベリタスが提唱する「360度データ管理」ソリューションを推進してまいります。
データの増大とストレージコストの増加が続いているため、ソフトウェアデファインドストレージの最新機能に対するニーズがかつてないほど高まっています。世界各地の 310 億以上の匿名化されたファイルを分析したベリタスの調査「2017 年 Data Genomics Index」によると、企業のデータリポジトリは 50% 近く (48.7%) 増大しており、その主な要因は、大量のデータセットを利用する人工知能 (AI)、IoT (モノのインターネット) などの新しいアプリケーションと新しい技術の急増でした(出典 1)。データがこのペースで増え続け、そのデータを保存および管理する効率的な方法が見つからないままだと、世界各地の企業は、すぐに数十億ドルを上回るストレージコストの増加に直面することになるでしょう。
ベリタスの製品管理担当バイスプレジデントである デビッド ノイ(David Noy) は次のように述べています。「かつてないほどデータが増大しており、ストレージの新たな需要が高まっているなか、コスト、パフォーマンス、俊敏性の要求を満たすソフトウェアデファインドストレージ戦略を導入することが企業にとって急務となっています。また、眠っているデータをインテリジェンスに分析し、利益を生み出す情報やリスクを含む情報を特定することで、確かなビジネス成果を達成できるソフトウェアデファインドストレージソリューションが求められています。ベリタスは、この分野における 25 年以上の豊富な知識と経験に加えて、最新の革新技術を備えています。ベリタスは、お客様が今日のデータの課題に正面から取り組めるように、支援しています。」
◆Veritas Cloud Storage の概要
ベリタスの 「360 度データ管理」プラットフォーム上に構築される Veritas Cloud Storage は、オンプレミスとクラウドベースの両方のインフラを利用可能です。その利点は以下のとおりです。
Veritas Cloud Storageは、高額な独自仕様のレガシーストレージハードウェアから企業を解放することを目的に、重要なワークロードに対応するソフトウェアデファインドストレージソリューションを提供するベリタスの豊富な知識と経験に基づいて開発されています。
「Veritas InfoScale 」製品ファミリーに加えて、最近リリースされた 「Veritas Access」、「Veritas HyperScale for OpenStack」、「Veritas HyperScale for Containers」 といった製品により、ベリタスがサポートするソフトウェアデファインドストレージは、スケールアウトNAS(ネットワーク接続ストレージ)コンテナと OpenStack アーキテクチャに基づく最新のアーキテクチャに拡大されました。本日の発表により、インテリジェンスに基づくデータ管理のニーズに対応するソフトウェアデファインドストレージ機能が追加されたことで、革新がさらに進みます。
出典(1): ビジネスデータ構成を対象としたベンチマーク調査 “Veritas Data Genomics Index 2017”
なお、ベリタスは、長期間データを保持でき、マルチクラウド機能を備えた統合型ソフトウェアデファインドストレージアプライアンスである Veritas Access Appliance も発表しました。
■Veritas Access Appliance の概要
お客様によっては、専用のクラウドストレージプラットフォームを購入して、低コストのストレージをプライベートクラウドまたは IaaS 環境に構築することを希望される場合があります。Veritas Access Appliance はそのようなニーズに対応します。このアプライアンスにより、テープなどの旧式または最適とはいえないストレージから、Veritas Access ソフトウェアと最適にチューニングされたハードウェアを組み合わせた使いやすい統合型アプライアンスに簡単に移行できます。このアプライアンスは、シンプルで長期間使用でき、費用対効果が高く、次のような機能と利点を備えています。
Veritas Cloud Storage ソリューションと同様に、このアプライアンスを使用すれば、企業の成長に応じてストレージ容量を簡単にスケールアップおよびスケールアウトできます。Veritas NetBackup との統合により、一貫性のあるエンドツーエンドの長期データ保持およびデータ保護、分類機能とグローバルな重複排除機能が提供されます。
以上
■Veritas Technologies LLC について
https://www.veritas.com/ja/jp/
情報は、企業にとって最も大切な資産です。Veritas Technologies は、”The truth in Information” の理念のもと、情報を究めようとするすべての企業を支援します。ベリタスのプラットフォームを利用するお客様は、どんなクラウドベンダーに縛られることもなく、デジタル変革の実現、マルチクラウドデータ管理の推進、さらにデータ保護、ワークロード移行、ストレージ最適化、コンプライアンス対策など、これからのIT とビジネスに関わるさまざまな課題の解決を目指すことができます。現在、Fortune 500 企業の 86% が、ベリタスのソリューションでデータ管理を徹底し、競争優位を実現しています。ベリタステクノロジーズ合同会社は、ベリタスグループの日本法人です。
*Veritas、Veritasロゴ は、Veritas Technologies LLC または関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
*その他製品名等はそれぞれ各社の登録商標または商標です。
将来に関する記述: 製品の今後の予定についての将来に関する記述は予備的なものであり、未来のリリース予定日はすべて暫定的で、変更の可能性があります。今後の製品のリリースや予定されている機能修正についてはベリタスが継続的な評価を行なっており、実装されるかどうかは確定していません。ベリタスが確言したと考えるべきではなく、購入決定の理由とすべきではありません。