ニュースリリース

ベリタス、コンテナ向け新しいSDSソリューションを発表

エンタープライズIT環境のあらゆるニーズに応えるSDSポートフォリオを完成

2017年7月14日 - マルチクラウドデータ管理のリーダーであるベリタステクノロジーズ合同会社(本社:東京都港区、以下ベリタス)は、コンテナ化されたアプリケーションに最適な永続的ストレージを提供するSDS(ソフトウェアディファインドストレージ)ソリューション「Veritas HyperScale for Containers (ベリタス ハイパースケール フォー コンテナ)」 を本日より提供開始いたします。これにより、お客様は、アプリケーションをコンテナにパッケージ化して使用する際、永続的ストレージの確保やパフォーマンスの低下など従来から悩まされていた問題から解放されます

今回、新しいオープンソースソフトウェアソリューションであるHyperScale for ContainersがベリタスのSDSラインナップに加わったことで、お客様は、ミッションクリティカルなアプリケーション、非構造化データ、OpenStack、およびコンテナの4つのシーン全てにおいて、エンタープライズクラスのサービスレベルを実現するSDSソリューションを使用できるようになりました。

◆「Veritas HyperScale for Containers」について

DevOpsへの移行を進めている企業にとって、コンテナは欠かせないテクノロジーとなりつつあります。コンテナには、厳格な独立性の保証、管理オーバーヘッドの最小化、セットアップ時間の短縮など、魅力的な特性があります。これらの特性により、コンテナは高速反復処理、簡単な移行、拡張性、効率性を必要とするシステム要件に最適とされています。

アプリケーションインフラにコンテナの活用を考えている企業にとって、コンテナに関する最大の課題は堅牢なストレージです。通常、コンテナの平均存続期間は短く、一時的なものですが、多くの場合、生成されるデータは、個々のコンテナの存続期間が過ぎても維持しなければなりません。また、Oracle データベースなどの多くのレガシーアプリケーションが、高い効率性と移行のしやすさを求めてコンテナ化されてDocker Store で入手可能となっていますが、これらのレガシーアプリケーションの多くは、情報を確実に保護するためにストレージの永続性を必要とします。

HyperScale for Containersは、画期的なデュアルプレーンアーキテクチャの「HyperScale アーキテクチャ」(特許申請中)を採用し、バックアップとディザスタリカバリの統合を強化するとともに、アプリケーション開発者に対するセキュリティと拡張性を高めます。また、アプリケーションの運用に影響することなく、データの保護と可用性の向上を実現できます。HyperScale for Containersは、マイクロサービスアーキテクチャに基づいて設計されているので、Docker コンテナイメージとして活用可能です。

デュアルプレーンのHyperScale アーキテクチャは、ストレージ管理をコンピュートプレーンとデータプレーンに分散させて行うことにより、I/Oパフォーマンスとストレージ利用率を飛躍的に向上させます。バックアップやレプリケーションなどのストレージ管理タスクは、コンピュートプレーンで実行されるアプリケーションから切り離されてデータプレーンで実行されるので、アプリケーションへの影響を気にすることなく実行できます。

また、独自の技術であるFSS(フレキシブルストレージシェアリング)により、パフォーマンスと耐障害性の要件を満たしながらDAS(ダイレクトアタッチトストレージ)を使用でき、結果としてTCOを最小限に抑えることができます。HyperScale アーキテクチャによるSDSソリューションは、今回発表するHyperScale for Containerの他に、先に発表した「Veritas HyperScale for OpenStack」があります。

HyperScale for Containersの主な特長は以下のとおりです。

•       必要に応じてコンテナを別のホストへ移動して負荷分散またはフェールオーバーを実現

•       QoS、インテリジェントなコンテナ配置、クラスタ化されたコンテナ機能、耐障害性の高い永続的ストレージの提供

•       SANストレージに加え、DASもサポートする事により、ストレージに対する多種多様な要件に対応

•       コンテナとデータの分離を実現することで、コンテナの利点を維持

•       コンテナのパフォーマンスに影響を与えないオフホストデータ処理

 

ベリタスのSDSポートフォリオについて
ベリタスは、今回、HyperScale for Containersを新たに同社のSDSラインナップに加え、お客様に幅広い選択肢をご提供します。また、充実したSDSソリューションと、データ保護、データ可視化ソリューションなどを組み合わせ、データが存在するIT環境を問わず、企業の最も重要な資産であるデータを保護、管理、活用可能にする「360度データ管理」戦略をより強力に推進してまいります。
ベリタスが現在提供しているSDSポートフォリオは、以下のとおりです。

(1)「Veritas InfoScale Enterprise
アプリケーションの可用性とパフォーマンス向上のためのSDSソリューションです。ハードウェアの種類や場所にかかわらずストレージのプロビジョニングと管理を行うとともに、予測可能なサービス品質を確保し、パフォーマンスと ROI を高めることができます。

(2)「Veritas Access
スケールアウト、クラウド連携するNASを構築するSDSソリューションです。非構造化データ向けのNASストレージとして、さまざまなアプリケーションに対応しており、任意のサーバーおよびストレージハードウェアを用いて構築でき、複数のプロトコルを介してデータにアクセスできます。

(3)「Veritas HyperScale for OpenStack
エンタープライズアプリケーションに必要なパフォーマンスとデータ保護を提供するOpenStack向けSDSソリューションです。

(4)「Veritas HyperScale for Containers
コンテナ化されたアプリケーション用の永続的ストレージを提供するHyperScale アーキテクチャによるコンテナ向けSDSソリューションです。

ベリタスは、今後もさまざまな製品やソリューションの発表を通じて、お客様のデータ管理の課題を解決していきます。

以上

■Veritas Technologies LLC について
https://www.veritas.com/ja/jp/
情報は、企業にとって最も大切な資産です。Veritas Technologies は、”The truth in Information” の理念のもと、情報を究めようとするすべての企業を支援します。ベリタスのプラットフォームを利用するお客様は、どんなクラウドベンダーに縛られることもなく、デジタル変革の実現、マルチクラウドデータ管理の推進、さらにデータ保護、ワークロード移行、ストレージ最適化、コンプライアンス対策など、これからのIT とビジネスに関わるさまざまな課題の解決を目指すことができます。現在、Fortune 500 企業の 86% が、ベリタスのソリューションでデータ管理を徹底し、競争優位を実現しています。ベリタステクノロジーズ合同会社は、ベリタスグループの日本法人です。

*Veritas、Veritasロゴ は、Veritas Technologies LLC または関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
*その他製品名等はそれぞれ各社の登録商標または商標です。

将来に関する記述: 製品の今後の予定についての将来に関する記述は予備的なものであり、未来のリリース予定日はすべて暫定的で、変更の可能性があります。今後の製品のリリースや予定されている機能修正についてはベリタスが継続的な評価を行なっており、実装されるかどうかは確定していません。ベリタスが確言したと考えるべきではなく、購入決定の理由とすべきではありません。

  ニュースに戻る