Enterprise Vault™ SharePoint Server アーカイブの設定
- このマニュアルについて
- SharePoint アーカイブの設定
- SharePoint アーカイブの実行
- SharePoint アーカイブ Web パーツの追加
- アーカイブされた SharePoint 文書へのユーザーアクセス
- 付録 A. 単一サーバーへの Enterprise Vault と SharePoint のインストール
SharePoint アーカイブ対象の追加
Enterprise Vault は、管理コンソールツリー（［対象］ > ［SharePoint］）の SharePoint アーカイブ対象オブジェクトを、次のように SharePoint サイトアーキテクチャの一部に関連付けます。
Web アプリケーションオブジェクトは、アーカイブされる SharePoint Web アプリケーションの URL を含んでいます。
サイトコレクションオブジェクトは、SharePoint サーバーの最上位にある既存のサイトに関連付けされています。
サイトオブジェクトは、SharePoint サーバー上の既存のサブサイトに関連付けされています。
Enterprise Vault でアーカイブ対象オブジェクトを設定するには、SharePoint Web アプリケーションとサイトコレクションが SharePoint に存在し、かつ SharePoint サーバーへの Enterprise Vault コンポーネントのインストールと設定が完了している必要があります。
安全な (HTTPS) サイトを追加する場合、SSL 証明書が有効であることを確認する必要があります。証明書が無効の場合、新規 SharePoint 対象ウィザードでエラー［SharePoint 対象が見つかりません。］が表示されます。
アーカイブ対象として SharePoint 2013 以降の Web アプリケーションを追加するには、Web アプリケーションで次のように認証を設定していることを確認する必要があります。
統合 Windows 認証が有効になります。
対象の Web アプリケーション内のすべてのゾーンでの信頼できる識別情報およびフォームベース認証が無効になります。
アーカイブ対象として SharePoint 2010 の Web アプリケーションを追加するには、Web アプリケーションでクラシックモード認証が有効になっていることを確認する必要があります。
メモ:
認証設定は、Web アプリケーションを追加するためだけでなく、そのコンテンツをアーカイブするためにも必要です。対象を追加した後でこれらの設定を変更すると、アーカイブが停止します。
SharePoint サーバーへの Enterprise Vault のアクセスの設定を参照してください。
SharePoint アーカイブ対象を追加するには
- Enterprise Vault 管理コンソールの左ペインで、［対象］ノードを見つけます。
- ［対象］の下の［SharePoint］コンテナを右クリックし、［新規作成］、［SharePoint 対象］の順に選択します。
- これにより、新規 SharePoint 対象ウィザードが起動します。最初の画面で［次へ］をクリックします。
- Web アプリケーションの URL を入力します。
URL には IP アドレスではなくホスト名を使う必要があります。
［次へ］をクリックします。
- Enterprise Vault で、このターゲット上のすべてのサイトが自動的にアーカイブされるようにする場合は、［サイトコレクションを自動有効化］を選択します。ウィザードに従って、この SharePoint 対象のすべてのサイトに使うタスク、ポリシー、ボルトストア、保持カテゴリまたは保持計画を選択します。
以前に追加され、削除された SharePoint 対象を追加するには、そのターゲットに以前使われたボルトストアを選択する必要があります。
自動アーカイブが有効になっている場合、Enterprise Vault はアーカイブタスクが最初に実行されたときに SharePoint 対象オブジェクトの下にサイトコレクションオブジェクトを自動的に追加し、各サイトコレクションの新しいアーカイブが自動的に作成されます。また、サブサイトも対象サイトコレクションオブジェクトの設定を使ってアーカイブされますが、対象サブサイトオブジェクトは管理コンソールに表示されません。サブサイトのコンテンツは最上位サイトコレクションのアーカイブに格納されます。
Enterprise Vault で最上位サイトの一部をアーカイブしない場合や、別のポリシー、保持カテゴリ、保持計画、タスクを割り当てる場合は、［サイトコレクションを自動有効化］を選択します。この作業を行うと、最後の概略画面が表示されます。アーカイブするサイトコレクションがある場合は、対象サイトコレクションオブジェクトを手動で作成する必要があります。
- SharePoint 対象オブジェクトが作成される前に、ウィザードはオブジェクトの詳細情報の概略を表示します。情報が正しい場合は、［完了］をクリックし、［閉じる］をクリックしてウィザードを終了します。