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Veritas NetBackup™ for Oracle 管理者ガイド
Last Published:
2020-09-18
Product(s):
NetBackup (8.3)
Platform: Linux,UNIX,Windows
- 概要
- NetBackup for Oracle クイックスタート
- NetBackup for Oracle のインストール
- Oracle のポリシー構成
- NetBackup for Oracle の構成の準備
- Oracle インテリジェントポリシーのインスタンス管理
- Oracle インテリジェントポリシー (OIP) について
- スクリプトまたはテンプレートベースの Oracle ポリシーについて
- Oracle のバックアップとリストアの実行
- NetBackup for Oracle バックアップについて
- NetBackup for Oracle のリストアについて
- Microsoft Windows Cluster 環境での NetBackup for Oracle の使用
- ガイド付きリカバリ
- ガイド付きリカバリのトラブルシューティング
- Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle
- Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle について
- Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle の動作
- NetBackup for Oracle による Snapshot Client の構成について
- スナップショットバックアップからの NetBackup for Oracle のリストア
- UNIX の NetBackup for Oracle Block Level Incremental バックアップの構成について
- Snapshot Client の影響について
- レプリケーションディレクタの Oracle サポートについて
- トラブルシューティング
- RMAN のバックアップエラーまたはリストアエラーのトラブルシューティング
- 付録 A. RAC (Real Application Clusters)
- 付録 B. NetBackup を併用した Oracle RAC を保護するためのベストプラクティス
- 付録 C. 重複排除のベストプラクティス
- 付録 D. SFRAC の Snapshot Client サポート
- 付録 E. UNIX および Linux システムでの RMAN を使用しないスクリプトベースの Block Level Incremental (BLI) バックアップ
- RMAN を使用しない BLI バックアップのインストール要件の確認
- スクリプトベースの BLI バックアップの NetBackup ポリシーの作成
- バックアップとリストアの実行
- バックアップエラーまたはリストアエラーのトラブルシューティングについて
- 付録 F. XML Archiver
- 付録 G. 承認を受けた場所の登録
バックアップ操作用の SFRAC 環境の構成
バックアップ操作とロールバック操作は Oracle エージェントとハードウェアアレイに関係します。これらの操作の両方に必要な構成手順もスナップショット取得前に実行する必要があります。
SFRAC 環境でバックアップを実行する場合の前提条件を次に示します。
バックアップ操作用の SFRAC 環境を構成する方法
- クラスタ上で仮想 IP か仮想名を構成します。NetBackup はこの仮想名を使用してクライアントを参照します。
- クラスタの各ノードの NetBackup クライアント名はクラスタで構成される仮想名と一致する必要があります。次のいずれかを実行します。
クライアントをすでにインストールしている場合は、NetBackup ディレクトリの
bp.conf
ファイルの CLIENT_NAME エントリを次に変更します。CLIENT_NAME = <virtual_name>
または、バックアップとリストアに使用している RMAN スクリプトファイルに次のパラメータを追加し、デフォルトの CLIENT_NAME をホスト名にしておきます。
NB_ORA_CLIENT = <host_name>
- ストレージの LUN を提供するストレージアレイで必要なホストモードオプションを指定します。たとえば、日立社のアレイのホストグループオプションで、ホストの種類 (Solaris など) を入力し、[VERITAS Database Edition/Advanced Cluster for Oracle RAC (Solaris)]オプションを有効にします。
- クラスタの各ノードの
bp.conf
ファイルに次の行を追加します。PREFERRED_NETWORK = <virtual-host-name>
このエントリはロールバック操作を実行するときに必要になります。
- 実行する CFS バージョンがグループの静止をサポートしていない場合は、次の行を
/usr/openv/lib/vxfi/configfiles/vxfsfi.conf
ファイルに追加することによって静止が逐次行われるようにします。[QUIESCENCE_INFO] "QUIESCENCE_SERIAL_QUIESCENCE"=dword:00000001
- データベースがオープン (読み取り/書き込み) モードにあることを確認します。
- VCS のデータベースのサービスグループがオンライン状態であることを確認します。
- クラスタのマスターノードのみがロールバックリストアをサポートするため、ロールバック操作の前に仮想 IP を変更してマスターノードを指すようにします。
- SFRAC 環境のスナップショットバックアップポリシーの構成SFRAC 環境のスナップショットバックアップポリシーの構成 ポリシーの[バックアップ対象 (Backup Selections)]タブで、RMAN スクリプトにパス名を入力していることを確認します。スクリプトがクラスタのすべてのノードに存在することを確認します。ORACLE_SID などのパラメータはノードのそれぞれで異なることがあります。たとえば、ノード 1 で ORACLE_SID は symc1 であり、ノード 2 で ORACLE_SID は symc2 であることがあります。