Backup Exec 20.1 管理者ガイド
- Backup Exec の概要
- インストール
- Agent for Windows のインストールの方法
- Remote Administrator のインストール
- コマンドラインを使用した Backup Exec のインストール (サイレントモード)
- Backup Exec のライセンス契約の情報
- Backup Exec へのアップグレードについて
- はじめに
- バックアップ
- データのバックアップ
- リストア
- Backup Exec カタログの働き
- ジョブの管理と監視
- アラートと通知
- [ホーム]タブでのアクティブアラートとアラート履歴表示の有効化
- アラート通知を受け取る受信者グループの追加
- ジョブが完了したときの通知の送信
- Backup Exec アラートの SNMP トラップ
- ディスクベースとネットワークベースのストレージ
- クラウドベースのストレージデバイス
- 以前のディスクへのバックアップフォルダ
- テープストレージ
- Backup Exec のロボットライブラリ
- ロボットライブラリのパーティションの作成
- テープの管理
- テープメディアのラベル付け
- デフォルトのメディアボルト
- ストレージデバイスプール
- ストレージ操作
- 仮想マシンへの変換
- 構成と設定
- ファイアウォールでの Backup Exec の使用
- DBA 開始ジョブテンプレートの削除
- Backup Exec ログオンアカウント
- レポート
- カスタムレポートの作成
- Backup Exec の標準レポートのリスト
- Backup Exec のトラブルシューティング
- SAN で障害が発生したコンポーネントのトラブルシューティング
- Backup Exec のトラブルシューティングの診断ファイルの生成
- クラスタ環境での Backup Exec の使用
- Backup Exec と Microsoft Cluster Server の構成
- クラスタのディザスタリカバリ
- Simplified Disaster Recovery
- ディザスタリカバリ情報ファイルの代替の格納場所の設定と変更
- Simplified Disaster Recovery ディスクイメージの作成
- Simplified Disaster Recovery を使用した障害からのリカバリ準備
- Simplified Disaster Recovery を使用したコンピュータのリカバリ
- 手動ディザスタリカバリの実行
- Veritas™ Information Map との統合
- 付録 A. Backup Exec Agent for Windows
- Backup Exec Agent ユーティリティ for Windows について
- 付録 B. Backup Exec Deduplication Feature
- 重複排除用ディスクストレージの作成またはインポート
- ダイレクトアクセス共有のためのストレージデバイスの選択
- 付録 C. Backup Exec Agent for VMware
- VMware 仮想マシンのバックアップ
- VMware 仮想マシンのインスタントリカバリについて
- VMware 仮想マシンのリカバリ検証について
- 付録 D. Backup Exec Agent for Microsoft Hyper-V
- Microsoft Hyper-V 仮想マシンのバックアップ
- Hyper-V 仮想マシンのインスタントリカバリについて
- Hyper-V 仮想マシンのリカバリ検証について
- 付録 E. Backup Exec Agent for Microsoft SQL Server
- SQL データベースとトランザクションログのバックアップ
- SQL データベースとトランザクションログのリストア
- SQL Server のディザスタリカバリ
- 付録 F. Backup Exec Agent for Microsoft Exchange Server
- Exchange データのバックアップ
- 付録 G. Backup Exec Agent for Microsoft SharePoint
- Microsoft SharePoint データのバックアップ
- 付録 H. Backup Exec Agent for Oracle on Windows or Linux Servers
- Windows コンピュータおよび Linux サーバーでの Oracle Agent の設定
- Windows コンピュータでの Oracle インスタンスの設定
- Windows コンピュータでの Oracle インスタンスの表示
- Backup Exec サーバーの認証クレデンシャルについて
- Oracle データベースのバックアップについて
- Oracle リソースのリストアについて
- 付録 I. Backup Exec Agent for Enterprise Vault
- Enterprise Vault バックアップジョブのバックアップ方式について
- Enterprise Vault の復元
- Backup Exec Migrator for Enterprise Vault について
- Backup Exec Migrator の設定
- 移行された Enterprise Vault データの取り込みについて
- Partition Recovery Utility について
- 付録 J. Backup Exec Agent for Microsoft Active Directory
- 付録 K. Backup Exec Central Admin Server Feature
- Central Admin Server Feature のインストールについて
- CAS 通信のしきい値に到達した場合に発生する事項
- CAS でのジョブの委任について
- CAS で Backup Exec サーバープールを使用する方法
- CAS での集中リストアの動作
- 付録 L. Backup Exec Advanced Disk-based Backup Feature
- 付録 M. Backup Exec NDMP Feature
- リストアと NDMP サーバーのリストアデータのリストア先変更について
- NDMP サーバーのプロパティの表示
- NDMP サーバーのストレージプロパティの表示
- 付録 N. Backup Exec Agent for Linux
- Agent for Linux のインストールについて
- Backup Exec サーバーリストでのリモート Linux コンピュータの信頼の確立について
- Linux コンピュータの設定オプションの編集
- Agent for Linux を使用した Linux コンピュータのバックアップについて
- Linux コンピュータへのデータのリストアについて
- Linux コンピュータのデフォルトのバックアップジョブオプションの編集
- Agent for Linux のアンインストール
- 付録 O. Backup Exec Remote Media Agent for Linux
- Remote Media Agent for Linux のインストールについて
- Backup Exec サーバーリストでの Remote Media Agent for Linux コンピュータの信頼の確立について
- Remote Media Agent for Linux の Backup Exec オペレータ (beoper) グループについて
- Remote Media Agent for Linux としての Linux サーバーの追加について
- Remote Media Agent for Linux のプロパティの編集
- シミュレートテープライブラリの作成
- シミュレートテープライブラリのプロパティの表示
- 付録 P. Backup Exec のアクセシビリティ
- Backup Exec のキーボードショートカットについて
Deduplication Feature について
Backup Exec Deduplication Feature は、ストレージとネットワークの帯域幅を最適化することによってデータ整理の戦略をサポートします。Deduplication Feature は、Backup Exec サーバーと、Agent for Windows または Agent for Linux がインストールされているリモートコンピュータで統合された重複排除をサポートします。他社のインテリジェントディスクデバイスでデータを重複排除し、保存することもできます。
表: 重複排除の種類
重複排除の種類 |
重複排除の実行場所 |
メリット |
---|---|---|
Backup Exec サーバー側の重複排除 |
Backup Exec サーバー。 |
バックアップのサイズを減らし、ストレージ必要条件を軽減します。 |
クライアント側の重複排除 |
データが存在するリモートコンピュータ。 メモ: リモートの Windows コンピュータでクライアント側の重複排除を実行するには、そのコンピュータに Agent for Windows が必要です。リモートの Linux コンピュータでクライアント側の重複排除を実行するには、そのコンピュータに Agent for Linux が必要です。 |
重複のないデータのみがネットワーク経由で送信されるので、ネットワークトラフィックが軽減されます。 また、バックアップ時間帯が短縮されます。 |
装置の重複排除 |
Veritas PureDisk またはサードパーティ製のデバイスなどのインテリジェントディスクデバイス。 |
バックアップのサイズを減らし、ストレージ必要条件を軽減します。 また、バックアップ時間帯が短縮されます。 |
単一の Deduplication Feature ライセンスキーを使用すると、2 種類の重複排除のデバイスを使用できます。
表: Deduplication Feature で使用できる重複排除のデバイスの種類
デバイスの種類 |
説明 |
---|---|
OpenStorage デバイス |
Backup Exec は、Veritas の OpenStorage 技術を使用することで、インテリジェントディスクデバイスを Backup Exec と統合できます。データのバックアップは、Veritas PureDisk デバイスと他社製のストレージデバイスに対して実行できます。 Backup Exec ハードウェア互換性リストで、互換性のあるストレージの種類のリストを参照できます。 OpenStorage デバイスの設定を参照してください。 |
重複排除用ディスクストレージ |
重複排除用ディスクストレージは Backup Exec サーバーでの統合された重複排除を提供します。重複排除用ディスクストレージは、Backup Exec サーバーにあるディスクベースのバックアップフォルダです。 |
Deduplication Feature は、ストレージ必要条件とネットワークトラフィックを軽減するほか、次の実行を可能にします。
長期またはオフサイトストレージ用に、OpenStorage デバイスまたは重複排除用ディスクストレージからテープに重複排除されたデータをコピーします。
最適化された複製を使用することによって、同じ製造元の OpenStorage デバイス間と、重複排除用ディスクストレージデバイス間で重複排除されたデータをコピーできます。
重複排除のデバイスを使用するジョブで Granular Recovery Technology (GRT) を使用します。
Central Admin Server Feature を使用する場合、複数の Backup Exec サーバー間で OpenStorage デバイスと重複排除用ストレージデバイスを共有します。
複数の Backup Exec サーバー間における重複排除のデバイスの共有
最適化された複製を使用して OpenStorage デバイス間または重複排除用ディスクストレージデバイス間で重複排除データをコピーするを参照してください。