NetBackup™ Snapshot Manager for Data Center 管理者ガイド

資産の検出

Snapshot Manager for Data Center は、すべての共有とそのスナップショットを、一部のメタデータとともに検出します。CFT_BACKUP 機能を備えた共有は、スナップショットの差分に基づいた増分バックアップに適しています。

スナップショットの作成

スナップショットを作成するために、Snapshot Manager for Data Center は必要な共有情報とスナップショット名を使用して、/mount_targets API で POST REST API 呼び出しをトリガします。API は、スナップショットの詳細を返します (マウントターゲットスナップショットとも呼ばれる)。Snapshot Manager for Data Center は、スナップショットの状態が成功 (または、失敗した場合はエラー) に変更されるまで、スナップショットの詳細をポーリングし続けます。

NetBackup Snapshot Manager for Data Center によって作成される一般的なスナップショットの命名規則は NB<unique_21digit_number> です。

スナップショットの削除

スナップショットを削除するために、Snapshot Manager for Data Center は、必要なスナップショットの詳細を使用して、次の形式で DELETE REST API 呼び出しをトリガします。

/mount_target_snapshot/:snapshot_uuid

Snapshot Manager for Data Center は、「404 Not Found」エラーコードが返されるまで、スナップショット UUID のポーリングを継続します。このコードは、スナップショットが正常に削除されたことを確認します。

スナップショットのリストア

Snapshot Manager for Data Center では、この操作はサポートされていません。

スナップショットのエクスポート

スナップショットのエクスポート操作がトリガされると、バックアップホストがプラグインの構成中に登録されたパートナーサーバーに追加されます。必要なマウントターゲットの詳細を指定して、パートナーサーバーに PUT REST API 呼び出しが行われます。Snapshot Manager for Data Center は、操作が正常に完了したことを確認するために、パートナーサーバーへのポーリングを維持します。

スナップショットのデポート

スナップショットのデポート操作がトリガされると、Snapshot Manager for Data Center は、エクスポート操作中に追加されたマウントターゲットエントリを削除するために、パートナーサーバーに PUT REST API 呼び出しを行います。Snapshot Manager for Data Center は、操作が正常に完了したことを確認するために、パートナーサーバーへのポーリングを維持します。

スナップショットの差分の作成

Nutanix ファイルには、共有の 2 つのスナップショット間の差分を作成することを可能にする API が用意されています。このプロセスは、CFT (変更されたファイルの追跡) と呼ばれます。スナップショットの差分の作成要求が行われたときに、Snapshot Manager for Data Center は、2 つのスナップショットの間に CFT を生成する REST API 呼び出しを行い、CFT データを取得して Snapshot Manager for Data Center サーバーに格納します。CFT ベースのバックアップは、トップレベルの共有でのみサポートされます。ネストした共有はサポートされません。