Fabric Manager 向け NetBackup IT Analytics Data Collector インストールガイド

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Product(s): NetBackup IT Analytics (11.3)
  1. Fabric Manager データ収集の概要
    1.  
      はじめに
    2.  
      Fabric Manager: SAN スイッチデータの収集
    3.  
      スイッチのゾーンエイリアス収集
  2. Brocade スイッチのインストール前の設定
    1.  
      Brocade スイッチのインストール前の設定
    2.  
      Data Collector を追加するための前提条件 (Brocade スイッチ)
    3.  
      アップグレードのトラブルシューティング: Brocade BNA SMI-S (CIM) サーバーと Java 11
    4.  
      サポートされているスイッチ
    5.  
      Brocade スイッチ: デフォルトポートとファイアウォールの注意事項
    6.  
      インストールの概要 (Brocade スイッチ)
    7.  
      Brocade スイッチ Data Collector ポリシー
  3. Cisco スイッチのインストール前の設定
    1.  
      Cisco スイッチのインストール前の設定
    2.  
      Data Collector を追加するための前提条件 (Cisco スイッチ)
    3.  
      アップグレードのトラブルシューティング: Cisco DCNM SMI-S (CIM) サーバーと Java 11
    4.  
      Cisco スイッチ: デフォルトポートとファイアウォールの注意事項
    5.  
      インストールの概要 (Cisco スイッチ)
    6.  
      Cisco スイッチのデータ収集ポリシー
    7.  
      Cisco スイッチのデータ収集を開始する前に
  4. Brocade ゾーンエイリアスのインストール前の設定
    1.  
      Brocade ゾーンエイリアスのインストール前の設定
    2.  
      Data Collector を追加するための前提条件 (Brocade ゾーンエイリアス)
    3.  
      Brocade スイッチ: デフォルトポートとファイアウォールの注意事項
    4.  
      インストールの概要 (Brocade ゾーンエイリアス)
    5.  
      Brocade ゾーンエイリアスデータコレクタポリシー
  5. Cisco ゾーンエイリアスのインストール前の設定
    1.  
      Cisco ゾーンエイリアスのインストール前の設定
    2.  
      Data Collector を追加するための前提条件 (Cisco ゾーンエイリアス)
    3.  
      Cisco スイッチ: デフォルトポートとファイアウォールの注意事項
    4.  
      インストールの概要 (Cisco ゾーンエイリアス)
    5.  
      Cisco ゾーンエイリアスデータコレクタポリシー
  6. Data Collector ソフトウェアのインストール
    1.  
      はじめに
    2.  
      WMI プロキシサービスのインストール (Windows ホストリソースのみ)
    3.  
      WMI 接続のテスト
    4.  
      英語以外のシステムに Data Collector をインストールする場合の注意事項
    5.  
      Windows での Data Collector ソフトウェアのインストール
    6.  
      Linux での Data Collector ソフトウェアのインストール
    7.  
      ネイティブな Kubernetes 環境での Data Collector の配備
    8.  
      Veritas NetBackup 用 Data Collector の手動構成
    9.  
      Windows への Data Collector バイナリのインストール (構成なし)
    10.  
      Linux ホストへの Data Collector バイナリのインストール (構成なし)
  7. データ収集の検証
    1.  
      検証方法
    2.  
      Data Collector: ベンダー固有の検証方法
    3. オンデマンドデータ収集の操作
      1.  
        オンデマンド収集中のリアルタイムログの表示
    4.  
      CLI Checkinstall ユーティリティの使用
    5.  
      データコレクタの構成の一覧表示
  8. Data Collector のアンインストール
    1.  
      Linux での Data Collector のアンインストール
    2.  
      Windows でのデータコレクタのアンインストール
  9. 手動での Data Collector の開始
    1.  
      はじめに
  10. 付録 A. ファイアウォールの構成: デフォルトのポート
    1.  
      ファイアウォールの構成: デフォルトのポート

Data Collector を追加するための前提条件 (Brocade スイッチ)

  • 64 ビット OS。サポート対象のオペレーティングシステムについては、『認定構成ガイド』を参照してください。

  • rpm fontconfig がインストールされていることを確認します。fontconfig は、システム全体のフォント構成、カスタマイズ、アプリケーションアクセスを提供するように設計されたライブラリです。rpm fontconfig がインストールされていない場合、インストーラはユーザーインターフェースモードをロードできません。これは、新しい Data Collector をインストールするための前提条件です。

  • Amazon Corretto 17 をサポートしていること。Amazon Corretto は、無償ですぐに本番環境に適用できる、マルチプラットフォーム対応の OpenJDK (Open Java Development Kit) ディストリビューションです。

  • パフォーマンス上の理由により、NetBackup IT Analytics ポータルと同じサーバーに Data Collector をインストールしないでください。ただし、両方を同じサーバーにインストールする必要がある場合は、ポータルと Data Collector ソフトウェアが同じディレクトリに存在しないことを確認してください。

  • 1 つのサーバー (または OS インスタンス) に Data Collector を 1 つだけインストールします。

  • 1 つの Data Collector で、サポート対象のすべてのスイッチ (Brocade および Cisco) に対応できます。実際、この単一の Data Collector を、バックアップ製品やストレージアレイなどの他のエンタープライズオブジェクトに使用できます。

  • Data Collector は、データを取得するために SMI エージェントサーバーにアクセスします。そのため、このサーバー用のユーザー ID とパスワードが必要です。

  • 単一の Data Collector を複数のバックアップ、ストレージ、およびファブリック製品にインストールできます。

  • ホストベースの SMI エージェントがインストールされていることを確認します。SMI エージェントは、ファブリックと通信できるホストにインストールする必要があります。詳しくは、関連するスイッチベンダーのマニュアルを参照してください。

  • 収集方法に REST API/コマンドラインインターフェースオプションを選択する場合の前提条件は、次のとおりです。

    • ファブリック内のすべてのスイッチで、同じユーザー ID とパスワードを設定する必要があります。読み取り専用アクセスが可能なユーザーがログインできます。

    • SNMP (Simple Network Management Protocol) の応答を収集するには、トラップの収集に使用される各 Brocade スイッチにクライアントを登録する必要があります。

    • [Brocade REST API/コマンドラインインターフェースサーバーアドレス (Brocade REST API / Command Line Interface Server Address(es)) ]、[Brocade スイッチ Data Collector ポリシー (Brocade Switch Data Collector Policy)]で、スイッチの IP アドレスまたは完全修飾スイッチ名を構成します。

      メモ:

      構成済みのスイッチの場合、コレクタはファブリック内の他のすべてのスイッチからスイッチの情報も収集します。コレクタは、ポリシーで構成されているのと同じユーザー ID とパスワードを使用して、他のスイッチに接続します。

    • セッションベースの接続を有効にします。REST API の収集方法では、セッションベースのアプローチを使用してスイッチに接続します。ログインセッションが正常に終了すると、セッションを使用して必要なデータが収集され、ログアウトしてセッションが解放されます。

    • スイッチでは、次の URI にアクセスできる必要があります。

      メモ:

      次の URL にアクセスできない場合は、[収集状態 (Collection Status)]ページの[状態 (Status)]列に警告メッセージが表示されます。

      • /rest/running/fabric/fabric-switch または /rest/running/brocade-fabric/fabric-switch

      • /rest/running/switch/fibrechannel-switch または /rest/running/brocade-fibrechannel-switch/fibrechannel-switch

      • /rest/running/brocade-interface/fibrechannel

      • /rest/running/brocade-chassis/chassis

      • /rest/running/brocade-fru/blade

      • /rest/running/brocade-fibrechannel-trunk/trunk

      • /rest/running/brocade-fru/fan

      • /rest/running/brocade-fru/power-supply

      • /rest/running/brocade-media/media-rdp

      • /rest/running/brocade-name-server/fibrechannel-name-server

      • /rest/running/zoning/defined-configuration または /rest/running/brocade-zone/defined-configuration

      • /rest/running/zoning/effective-configuration または /rest/running/brocade-zone/effective-configuration

      • /rest/running/brocade-fibrechannel-configuration/fabric

      • /rest/brocade-fru/sensor

      • /rest/running/brocade-interface/fibrechannel-statistics/

      • /rest/running/brocade-chassis/ha-status

      • /rest/running/logical-switch/fibrechannel-logical-switch または /rest/running/brocade-fibrechannel-logical-switch/fibrechannel-logical-switch

コマンドラインインターフェースでアクセス可能なコマンドのリストを次に示します。

  • fabricshow, lscfg --show -n

  • switchshow, dnsConfig --show

  • bannershow, uptime

  • , portshow -i %min-index%-%max-index% -f

  • ipaddrshow, chassisshow, trunkshow, fanshow, psshow, sfpshow -all

  • , nsshow -t, zoneshow, configure --show

  • , fabricPrincipal --show, sensorshow, haShow, firmwareshow, islshow, errdump, agshow, ag --show

  • , licenseshow, configshow, mapsdb --show

  • , seccertmgmt show -cert https

SNMP を使用して FC ポートの統計情報を収集するために、収集方法にコマンドラインインターフェースオプションを選択する場合の前提条件は次のとおりです。

  • スイッチでそれぞれの MIB にある次の OID にアクセスできなければなりません。

    • IF-MIB: ifIndex、ifHCOutOctets、ifHCInOctets

    • FCMGMT-MIB: connUnitPortIndex、connUnitPortStatIndex、connUnitPortNodeWwn、connUnitPortStatCountFBSYFrames、connUnitPortStatCountPBSYFrames、connUnitPortStatCountFRJTFrames、connUnitPortStatCountPRJTFrames、connUnitPortStatCountClass1RxFrames、connUnitPortStatCountClass2RxFrames、connUnitPortStatCountClass3RxFrames、connUnitPortStatCountClass3Discards、connUnitPortStatCountRxMulticastObjects、connUnitPortStatCountTxMulticastObjects、connUnitPortStatCountRxLinkResets、connUnitPortStatCountTxLinkResets、connUnitPortStatCountRxOfflineSequences、connUnitPortStatCountTxOfflineSequences、connUnitPortStatCountLinkFailures、connUnitPortStatCountTxObjects、connUnitPortStatCountInvalidCRC、connUnitPortStatCountInvalidTxWords、connUnitPortStatCountPrimitiveSequenceProtocolErrors、connUnitPortStatCountLossofSignal、connUnitPortStatCountLossofSynchronization、connUnitPortStatCountInvalidOrderedSets、connUnitPortStatCountFramesTooLong、connUnitPortStatCountFramesTruncated、connUnitPortStatCountAddressErrors、connUnitPortStatCountDelimiterErrors、connUnitPortStatCountRxObjects、connUnitPortStatCountEncodingDisparityErrors、connUnitPortStatCountBBCreditZero、connUnitPortStatCountInputBuffersFull

    • SW-MIB: swFCPortIndex、swConnUnitBadEOF、swConnUnitLCRX、swFCPortTxWords、swFCPortRxWords、swFCPortTxFrames、swFCPortRxFrames、swFCPortTooManyRdys、swFCPortNoTxCredits、swFCPortRxEncInFrs、swFCPortRxCrcs、swFCPortRxTruncs、swFCPortRxTooLongs、swFCPortRxBadEofs、swFCPortRxEncOutFrs、swFCPortC3Discards、swFCPortMcastTimedOuts

  • 仮想ファブリックの情報を取得するには、すべての仮想ファブリックへのアクセス権を持つユーザーアカウントが存在する必要があります。また、そのアカウントにホーム仮想ファブリックと仮想ファブリック ID のリストへのアクセス権がなければなりません。さらに、そのアカウント名が SNMP V3 ユーザー名と一致しなければなりません。