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Veritas NetBackup™ セキュリティおよび暗号化ガイド
Last Published:
2018-03-28
Product(s):
NetBackup (8.1.1)
- NetBackup セキュリティの強化
- セキュリティの配置モデル
- ポートセキュリティ
- NetBackup のデーモン、ポート、通信について
- ポートの構成について
- NetBackup 操作の監査
- アクセス制御のセキュリティ
- NetBackup アクセス制御セキュリティ (NBAC)
- NetBackup アクセス制御 (NBAC) の構成
- マスターおよびメディアサーバーの[アクセス制御 (Access Control)]ホストプロパティの構成
- クライアントの[アクセス制御 (Access Control)]ホストプロパティダイアログボックス
- アクセス管理のトラブルシューティング
- NetBackup へアクセス可能なユーザーの決定について
- NetBackup ユーザーグループの特定のユーザー権限の表示
- NetBackup のセキュリティ管理
- セキュリティ管理ユーティリティについて
- 監査イベントについて
- ホスト管理について
- 共有マッピングとクラスタマッピングの追加
- 証明書の自動再発行の許可または禁止
- グローバルセキュリティ設定について
- ホスト名ベースの証明書について
- ホスト ID ベースの証明書について
- 証明書管理ユーティリティを使ったホスト ID ベースの証明書の発行と配備
- 証明書の配備のセキュリティレベルについて
- マスターサーバー (CA) との信頼の設定
- ホスト ID ベースの証明書の再発行について
- ホスト ID ベースの証明書のトークン管理について
- ホスト ID ベースの証明書失効リストについて
- ホスト ID ベースの証明書の無効化について
- クラスタ化された NetBackup セットアップでのセキュリティ証明書の配備
- クラスタ化された NetBackup ホストでのホスト ID ベースの証明書の配備について
- 格納データの暗号化セキュリティ
- NetBackup クライアントの暗号化について
- クライアントでの標準暗号化の構成
- クライアントでのレガシー暗号化の構成
- 格納するデータのキーマネージメントサービス
- キーマネージメントサービス (Key Management Service: KMS) の概要
- KMS のインストール
- KMS の構成
- 暗号化への KMS の使用について
- KMS データベースの要素
- コマンドラインインターフェース (CLI) コマンド
- KMS のトラブルシューティング
- キーと証明書の再生成
- NetBackup Web サービスアカウント
キーレコードの状態の概要
キーレコードの状態には、prelive、active、inactive、deprecated および terminated があります。キーレコードの状態は、キーレコードのライフサイクルに準拠しています。いったんキーが active 状態になると (すなわち、暗号化に使用するように設定されると)、キーはライフサイクルを通じて、適切な順序で遷移する必要があります。適切な順序とは、ある状態からその隣接した状態に移ることです。キーは、いずれかの状態を省略して遷移することはできません。
active 状態と terminated 状態の間では、前後いずれかの方向に一度に 1 つの状態だけ遷移できます。この範囲以外の状態の場合、移行の方向は一方向のみです。削除されたキーレコードはリカバリできません(パスフレーズを使って作成されていない場合)。また、active 状態のキーを prelive 状態に戻すことはできません。
メモ:
キーは、prelive 状態または active 状態のいずれかで作成できます。active キーレコードは、バックアップとリストアの両方の操作で使用できます。inactive キーは、リストア操作でのみ使用できます。deprecated キーは、使用できません。キーレコードが deprecated 状態のときに、そのキーレコードを使用してバックアップまたはリストアを実行しようとすると失敗する可能性があります。terminated 状態にあるキーレコードは、システムから削除できます。
次の図に、prelive 状態または active 状態のキーを作成する処理の流れを示します。