Backup Exec Agent for VMware が仮想コンピュータのスナップショットを再試行するように設定する方法

Article: 100036807
Last Published: 2018-04-05
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Product(s): Backup Exec

問題

この文書では、仮想コンピュータのスナップショット作成が失敗した場合に、スナップショット作成を再試行するように Agent for VMware を設定する方法を説明しています。

エラーメッセージ

ジョブログ内のエラー:
最終エラー: 0xe000959a - アプリケーションを停止できないため、仮想マシンのスナップショットに失敗しました。

 

解決方法

スナップショット作成を再試行可能にすることで、仮想コンピュータのバックアップが成功するようになります。下記の変更が実行されると、Backup Exec はアプリケーションの静止点が確保されたスナップショット作成を指定された回数だけ再試行します。

すべての試行が失敗した場合、静止点を確保せずにスナップショットを作成して仮想コンピュータのバックアップを完了させようとします。静止点の確保されていないスナップショットが使われた場合は、そのバックアップからリストアする際にアプリケーションの GRT は利用できません。

スナップショットの再試行を設定する手順:

次の設定を Backup Exec サーバーで実施します。

  1. すべての Backup Exec サービスを停止します。
  2. Backup Exec サーバーで regedit を開きます。
  3. 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\veritas\Backup Exec for Windows\Backup Exec\Engine\VMWare Agent」に移動します。
  4. 次のキーを作成します。 この設定例では、Backup Exec はアプリケーションの静止点が確保されたスナップショット作成を30秒間隔で5回再試行します。
    1. 「Use hybrid snapshot method」、値のデータ = 0x1 (1)
    2. 「Snapshot retry attempts」、値のデータ = 0x5 (5)
    3. 「Snapshot retry interval」、値のデータ = 0x1e (30)

      注意: すべてのキーは DWORD値 (32 ビット) で、大文字と小文字が区別されます。

       User-added image
注意: これらのキーのデフォルト値は以下のとおりです。
Use hybrid snapshot method = 0x0 (0)
Snapshot retry attempts = 0x1 (1)
Snapshot retry interval = 0x3c (60)
  1. regedit を終了します。
  2. Backup Exec サービスを起動します。
 

Applies To

この機能は Backup Exec 2012 Hotfix 199866 で追加されました。

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