Enterprise Vault™ Compliance Accelerator 管理者ガイド
- Compliance Accelerator の概要
- Compliance Accelerator クライアントの概要
- 従業員と従業員グループの設定
- 部門を使った操作
- アイテムの検索
- Compliance Accelerator を使った検索について
- Compliance Accelerator 検索の作成と実行
- 検索基準オプションについて
- 効果的な検索の実行に関するガイドライン
- Compliance Accelerator 検索の一時停止と再開
- ［検索の監視］タブについて
- 例外従業員のアイテムの検索
- 検索対象のアーカイブの選択
- Compliance Accelerator 検索スケジュールの作成
- カスタム メッセージの種類の設定
- ホットワードを使用したアイテムの検索
- Compliance Accelerator の電子メールアドレス処理の設定
- Compliance Accelerator を使ってアーカイブされた Skype for Business コンテンツの検索
- 手動によるアイテムのレビュー
- Compliance Accelerator を使ったレビューについて
- ［レビュー］ペインについて
- レビュー中のアイテムのホットワード統計情報の表示
- ［自己レビューの禁止］オプションで例外従業員のレビューアクティビティを制限する方法
- ［レビュー］ペインのアイテムのフィルタ処理
- アイテムへのレビューマークの割り当て
- コメントのアイテムへの追加
- アイテムの履歴の表示
- アイテムの印刷可能バージョンの表示
- 元のアイテムのダウンロード
- クリップボードへのアイテムリストのコピー
- レビューペインの概観の変更
- ［レビュー］ペインのユーザー設定の設定
- アイテムのエスカレーション
- 再利用するためのレビューコメントの格納
- リサーチフォルダを使った作業
- アイテムのエクスポート
- レポートの作成と表示
- Compliance Accelerator レポートについて
- Compliance Accelerator レポートの作成
- 利用可能な Compliance Accelerator のレポート
- ［コンプライアンススーパーバイザの担当］レポート
- ［部門ロールの詳細］レポート
- ［部門ロールの概略］レポート
- ［部門ごとの差分サンプリングの概略］レポート
- ［ユーザーごとの実効ロール］レポート
- ［部門/従業員ごとの message type レビューの証拠］レポート
- ［部門ごとのアイテムの経過時間］レポート
- ［メッセージの統計の概略］レポート
- ［メッセージの概略］レポート
- ［部門ごとの監視対象 ID］レポート
- ［部門ごとの問題があるアイテム］レポート
- ［部門ごとの担当］レポート
- ［レビューアごとの担当］レポート
- ［部門ごとのレビューアクティビティの概略］レポート
- ［部門ごとのレビューアのアクティビティ］レポート
- ［レビューアのアクティビティの詳細］レポート
- ［レビューアのマップ］レポート
- ［未レビューの部門］レポート
- ［未管理の部門］レポート
- 既存のレポートの表示
- レポートの削除
- OData Web サービスを使った Compliance Accelerator データセットの表示について
- 付録 A. Compliance Accelerator のカスタマイズ
- 付録 B. XML ファイルからの設定データのインポート
- 付録 C. トラブルシューティング
- Compliance Accelerator クライアントのレビューペインで特定のアイテムをプレビューするときにセキュリティ警告が表示されることがある
- アイテムのランダムサンプリングの問題
- Windows 8 以降で Compliance Accelerator クライアントを開くときの表示の問題
- Internet Explorer 10 以降で Compliance Accelerator Web サイトを開くときの表示の問題
- Compliance Accelerator クライアントで表示されないボルトストア
- Compliance Accelerator の検索で予期しない結果が返される
- Compliance Accelerator からアイテムをエクスポートする際のエラー
- インターネットメール（.eml）メッセージをレビューセットからエクスポートした後に、その TNEF エンコードの添付ファイルが読めなくなることがある
- SQL Server コンピュータ名の変更後の同期エラー
- Accelerator マネージャサービス起動時のパフォーマンスカウンタエラー
- カスタマーデータベースを異なるサーバーに復元するときに SQL Service Broker で警告が発生する
- Compliance Accelerator のレポートに関する問題
Compliance Accelerator の電子メールアドレス処理の設定
Enterprise Vault がメッセージをアーカイブする際は、いくつかの方法を使って送信者と受信者の電子メールアドレスが企業の内部であるか外部であるかを判断します。Enterprise Vault は、送受信の方向 (内部、インバウンド、またはアウトバウンド) に関する情報を使ってメッセージのメタデータプロパティをポピュレートします。Compliance Accelerator は、その後にメッセージを取得する際に Enterprise Vault がメッセージに追加したメタデータ情報からメッセージの送受信の方向を特定します。
Enterprise Vault ジャーナルタスクがアーカイブしたメッセージに対しては、設定されている内容に基づいてタスクが電子メールアドレスを内部アドレスまたは外部アドレスとして処理する方法が決まります。したがって、Exchange ジャーナルタスクの場合は、タスクが Exchange サーバーにログオンしたときに使うシステムメールボックスを指定する必要があります。ジャーナルタスクは、ドメイン名がシステムメールボックスアカウントにリストされている SMTP ドメインに一致する電子メールアドレスを検出すると、そのアドレスを内部アドレスと見なします。たとえば、システムメールボックスに次の SMTP アドレスがリストされているとします。
VaultAdmin@ourcompanyplc.com
VaultAdmin@ourcompanyinc.com
次のすべてのアドレスは内部アドレスとして認識されます。
*@ourcompanyplc.com
*@[*.]ourcompanyplc.com
*@ourcompanyinc.com
*@[*.]ourcompanyinc.com
ここで、[*.] は、john.doe@sales.emea.ourcompanyplc.com のように、文字列が繰り返してもよいことを示します。その他のアドレスは外部アドレスと見なされます。
SMTP アーカイブタスクでは異なります。このタスクでメッセージの方向を正しく設定するには、Enterprise Vault が企業の内部であると見なす SMTP ドメインを指定する必要があります。
次のいずれかの方法を使って Enterprise Vault が内部として扱う SMTP ドメインを指定します。これらの方法は、Exchange と Domino のジャーナルタスク、SMTP アーカイブタスクなどのすべての Enterprise Vault アーカイブタスクで使うことができます。
Enterprise Vault Administration Console では、Enterprise Vault サイトのプロパティで、［内部 SMTP ドメインのリスト］と呼ばれる詳細 SMTP 設定を構成します。
内部ドメインを追加する場合に推奨される方法です。詳しくは、Enterprise Vault の『管理者ガイド』を参照してください。
タスクに関連付けられているユーザーに必要なドメインに SMTP エイリアスアドレスを追加します。これは、Active Directory、Exchange 管理者、または Domino LDAP ディレクトリに必要に応じて行うことができます。