NetBackup™ Web UI Oracle 管理者ガイド
インスタントアクセス Oracle データベースを構成する場合の前提条件
Oracle インスタントアクセスデータベースを構成する場合、次の前提条件が適用されます。
BYO (Build Your Own) サーバーの場合、オペレーティングシステムのバージョンは、最新のアプライアンスのオペレーティングシステムのバージョン、つまり RHEL 7.6 以降であることが必要です。
BYO サーバーの場合、ストレージサーバーに NGINX がインストールされています。
NGINX バージョンは、対応する正式な RHEL バージョンのリリースに存在するものと同じである必要があります。対応する RHEL yum ソース (EPEL) からインストールする必要があります。
policycoreutils と policycoreutils-python パッケージが同じ RHEL yum ソース (RHEL サーバー) からインストールされていることを確認します。次のコマンドを実行します。
semanage port -a -t http_port_t -p tcp 10087
setsebool -P httpd_can_network_connect 1
BYO サーバーの場合、ストレージサーバーの /mnt フォルダは、どのマウントポイントからも直接マウントできません。ユーザーマウントポイントはそのサブフォルダに対してマウントされる必要があります。
BYO サーバーの場合、次のコマンドを使用して、SELinux で logrotate 権限を有効にします。
semanage permissive -a logrotate_t
次の条件が満たされた場合にのみ、Oracle バックアップイメージに対してインスタントアクセスがサポートされます。
バックアップは Oracle Copilot の増分マージ ([データベース全体 - データファイルコピーの共有 (Whole Database - Datafile Copy Share)]および[データベースバックアップ共有 (Database Backup Shares)]) です。
詳しくは、『NetBackup for Oracle 管理者ガイド』の「[バックアップ対象 (Backup Selections)]タブ」を参照してください。
バックアップはデータベースの完全バックアップです。
プライマリサーバー、メディアサーバー、ストレージサーバー、およびクライアントバージョンは、NetBackup 10.0 以降である必要があります。NetBackup Appliance はソフトウェアバージョン 4.0 以降を実行している必要があります。
クラウド LSU (論理ストレージユニット) からバックアップコピーを使用してインスタントアクセスする場合、プライマリサーバーとメディアサーバーは NetBackup 10.0.1 以降である必要があります。
ストレージサーバーは、NetBackup Appliance、Flex Appliance、Flex WORM、Flex Scale、MSDP AKS (Azure Kubernetes Services)/EKS (Amazon Elastic Kubernetes Service) の配備、および前述の前提条件を満たすオンプレミスまたはクラウドベースの BYO である必要があります。
クラウド LSU (論理ストレージユニット) でのインスタントアクセスの制限事項については、『NetBackup 重複排除ガイド』
を参照してください。
メモ:
インスタントアクセスを使用する Oracle Copilot は、WORM 対応ストレージがあるユニバーサル共有ではサポートされません。