NetBackup™ Web UI Oracle 管理者ガイド

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Product(s): NetBackup (10.1)

NetBackup 内での RAC を使用した Oracle ウォレットの構成

NetBackup での Oracle ウォレットの構成およびセットアップ処理は、2 つの手順からなります。先に記述子を追加してから、続いてウォレットを登録します。Oracle RAC の場合、記述子は、RAC クラスタを構成する RAC インスタンスのリストを列挙する必要があります。

NetBackup Oracle ウォレットの前提条件:

  • Oracle ウォレットの場所は、RAC クラスタのすべてのノードからアクセス可能である必要があります。

  • 保守性の観点から共有場所の使用が推奨されます。

    ストレージの場所の例として、各ノードにマウントされている Oracle ACFS ファイルシステムまたは各ノードにアクセスできる NFS 共有があります。共有場所のマウントポイントは、各ノードで同じである必要があります。

  • ウォレットが共有の場所にない場合は、RAC クラスタの各ノードで同じ複製の場所にある必要があります。ウォレットのすべての内容は、RAC クラスタの各ノードでも複製されている必要があります。

NetBackup で RAC を使用して Oracle ウォレットを構成するには:

  1. RAC データベース内のすべてのインスタンスの RAC 接続記述子を取得します。手順 2 で簡単に使用できるように、接続記述子のリストをテキストファイルに配置します。次のいずれかの方法を使用します。

    NetBackup Web UI から RAC 接続記述子を取得します。

    • 左側で、[作業負荷 (Workloads)]、[Oracle]、[RAC データベース (RAC databases)]の順にクリックします。

    • RAC データベース行の右側にある処理メニューで、[RAC 接続記述子 (RAC connect descriptors)]をクリックします。

    • 後で使用できるように、テキストを強調表示して各 RAC 接続記述子をコピーします。

    NetBackup CLI から RAC 接続記述子を取得します。

    • nboraadm コマンドを使用して、接続記述子を取得します。

      nboraadm -list_rac_instances 
      -rac_db_unique_name RAC_DB_NAME -show_connect_descriptor
    • 画面から接続記述子をコピーするか、'>' コマンドを使用して、接続記述子を使用したファイルを作成します。

    RAC 接続記述子を手動で作成します。

    • この情報がない場合は、Web UI Oracle RAC の機能または nboraadm を使用して必要な情報を取得します。指定した RAC データベースのスキャン名、サービス名、ポート番号を取得する必要があります。RAC データベースの RAC インスタンスが不明な場合は、いずれかのインターフェースを使用してインスタンス名のリストを収集します。

    • RAC の各インスタンスについて、この情報を挿入して接続記述子を作成する必要があります。次の例に示すように、スキャン名、サービス名、ポート番号 (RAC データベースから)、およびインスタンス名 (RAC インスタンスから) を挿入します。

      (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)
      (HOST=<INSERT SCAN NAME>)(PORT=<INSERT PORT NUMBER>))
      (CONNECT_DATA=(SERVER=DEDICATED)(SERVICE_NAME=<INSERT SERVICE NAME>)
      (INSTANCE_NAME=<INSERT INSTANCE NAME>)))
      
  2. Oracle MKSTORE ユーティリティを使用して、接続記述子を追加します。記述子の大文字と小文字は区別され、NetBackup 内の状態と正確に一致する必要があります。
    mkstore -wrl /db/orac183/wallet/ -CreateCredential 
    '(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=exampleScanName.veritas.com)
    (PORT=1521))(CONNECT_DATA=(SERVER=DEDICATED)
    (SERVICE_NAME=orac183.veritas.com)(INSTANCE_NAME=orac1831)))' 
    testUser testPassword
    mkstore -wrl /db/orac183/wallet/ -CreateCredential 
    '(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=exampleScanName.veritas.com)
    (PORT=1521))(CONNECT_DATA=(SERVER=DEDICATED)
    (SERVICE_NAME=orac183.veritas.com)(INSTANCE_NAME=orac1832)))' 
    testUser testPassword
  3. Web UI を使用して、RAC をウォレットのパスに登録します。

    CLI からウォレットのパスに RAC を登録するには、nboraadm -register_rac_db を実行します。

    RAC が検出から初めて登録された場合は、dbid を含める必要があります。CLI から nboraadm -register_rac_db -rac_db_unique_name を実行します。

  4. (オプション) RAC を登録しようとしたときにエラーが表示された場合は、エラーメッセージを確認します。エラーメッセージの記述子と、手順 1 で生成したものと Oracle ウォレットに挿入したものを比較します。