NetBackup™ Web UI Microsoft SQL Server 管理者ガイド
- NetBackup for SQL Server について
- インストールとホストの構成
- SQL Server の検出とクレデンシャルの管理
- SQL Server の保護計画の管理
- Snapshot Client を使用するバックアップポリシーの構成
- SQL Server の資産の詳細の表示
- SQL Server のリストア
- SQL Server でのインスタントアクセスの使用
- VMware バックアップを使用した SQL Server の保護
- 処理速度とトラブルシューティング
インスタントアクセス SQL Server データベースを構成する場合の前提条件
この前提条件は、SQL Server のインスタントアクセス BYO (Build Your Own) にのみ適用されます。
BYO サーバーのオペレーティングシステムのバージョンは Red Hat Enterprise Linux 7.6 以降である必要があります。
Samba サービスがインストールされていること、および次のコマンドを使用して selinux ポリシーで Samba 共有権限が許可されていることを確認します。
setsebool -P samba_export_all_rw=1
NGINX がインストールされているストレージサーバー。
NGINX バージョンは、対応する正式な RHEL バージョンのリリースに存在するものと同じである必要があります。対応する RHEL yum ソース (epel) からインストールする必要があります。
policycoreutils
とpolicycoreutils-python
パッケージが同じ RHEL yum ソース (rhel サーバー) からインストールされていることを確認します。次のコマンドを実行します。semanage port -a -t http_port_t -p tcp 10087
setsebool -P httpd_can_network_connect 1
ストレージサーバーの
/mnt
フォルダが、どのマウントポイントによっても直接マウントされていないことを確認します。ユーザーマウントポイントはそのサブフォルダに対してマウントされる必要があります。次のコマンドを使用して、selinux の logrotate 権限を有効にします。
semanage permissive -a logrotate_t
次の条件が満たされた場合にのみ、SQL Server バックアップイメージに対してインスタントアクセスがサポートされます。
スナップショットが、ポリシーまたは保護計画で有効になっています。
バックアップはデータベースの完全バックアップです。
プライマリサーバー、メディアサーバー、ストレージサーバー、クライアントはバージョン 8.3 以降である必要があります。
クラウド LSU (論理ストレージユニット) からバックアップコピーを使用してインスタントアクセスする場合、プライマリサーバーとメディアサーバーはバージョン 10.0.1 以降である必要があります。
クラウド LSU (論理ストレージユニット) でのインスタントアクセスの制限事項については、『NetBackup 重複排除ガイド』を参照してください。
ストレージサーバーは、以前に指定された前提条件を満たすアプライアンスまたは BYO である必要があります。
メモ:
増分バックアップとトランザクションログバックアップのインスタントアクセスは、ベースバックアップイメージのインスタントアクセス機能によって決まります。