NetBackup™ for MariaDB 管理者ガイド
NetBackup for MariaDB エージェントについて
NetBackup for MariaDB は、NetBackup の機能を拡張したもので、MariaDB データベースのバックアップおよびリストアを行います。NetBackup for MariaDB エージェントは、NetBackup クライアントにあり、スタンドアロン設定での操作をサポートします。このエージェントは、MariaDB バージョン 5.5 以降をサポートします。
このエージェントは、さらに以下もサポートします。
バックアップの検証。
バックアップとリストアの問い合わせ。
カタログファイルからのバックアップ情報の削除
リストアのリダイレクト。
メモ:
MariaDB エージェントと NetBackup が、正常に行われたバックアップ操作およびリストア操作のバージョンと同じであることを確認します。
NetBackup for MariaDB エージェント は、nbmariadb.conf
ファイルからパラメータを読み込んでから操作を開始します。nbmariadb.conf
ファイルには、対応する操作を実行するために設定する必要があるパラメータが含まれています。
エージェントは、MariaDB データベースと通信してスナップショットを作成します。Windows 用のボリュームシャドウコピーサービス (VSS)、または Linux 用の LVM (Logical Volume Manager) は、MariaDB データベースのスナップショットを作成します。
エージェントはその後、NetBackup XBSA インターフェースを介して、サーバー名、ポリシー、およびスケジュール形式情報を更新します。NetBackup マスターサーバーは、NetBackup クライアントに接続して、保護対象のデータをバックアップまたは取得します。
エージェントは、スナップショットをマウントしてファイルをコピーしてから、NetBackup XBSA インターフェースにそれを送信します。次に NetBackup XBSA インターフェースは、NetBackup メディアサーバーが管理する、マウントされたメディアまたはディスクストレージにこのデータを書き込みます。