System Recovery Disk (SRD) によるシステムリストア後、リストア後のバックアップが失敗する場合があります

記事: 100072255
最終公開日: 2024-11-13
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製品: System Recovery

問題 

System Recovery Disk (SRD) によるシステムリストア後、回復パーティション容量が元の容量より小さくなることにより、リストア後のバックアップが失敗する場合があります。

 

エラーメッセージ
 

エラーE7D1002A: 新規「\\?\Volume{XXXXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXXX}\.VTrack\{XXXXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXXX}.csb」を作成できません。 0xE7D1002A (Veritas System Recovery)

 (UMI:V-281-3215-6071)
 

原因

SRD によるリストアを行う際に、Microsoft 予約済みパーティションは、元 のサイズが16 MB であった場合でも 128 MB として作成されます。これにより、ディスク上の最後のパーティションのサイズが元のサイズより小さく復元されます。ディスク上の最後のパーティションが回復パーティションであるとき、リストア後、十分な容量が確保できないことがあります。この場合、本事象が発生します。

 

[リストア 前のDisk0 の各パーティションサイズ]

図 1

 

[リストア後のDisk0 の各パーティションサイズ]

図 2

 

解決策

C ドライブの容量を減らしてから、リストアを実行します。手順は以下の通りです。

1.SRD [ コンピュータの修復ウィザード ] にて [ ファイル ] からリストアを選択し、以下の順位でリストアを行います。

 

  • EFI パーティション
  • Cドライブ
  • 回復パーティション

 

2.EFI パーティションをリストアした後、Cドライブのリストアを行う際に、[ 修復するドライブ ] の画面で [ 編集 ] を選択し、

     Cドライブに該当するボリュームを選択した状態で [ドライブを削除 ] を選択します。

図3

3. [ 修復後にドライブのサイズを変更 ] を有効にし、元のCドライブの容量 (図3 のグレーアウトしている 「サイズ(T) 91366 MB」の 91366 MB が元のサイズ)から 200MB 程度引いたサイズ を指定します。(図3 の場合は、図4 にて 91166 MBを指定する)

図4

 

4.[ OK ] ボタンで保存し、すべてのリストアを完了します。

 

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