データライフサイクル管理(DLM)のリカバリチェーンと依存関係ルール

記事: 100051542
最終公開日: 2021-12-02
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製品: Backup Exec

解決策

目次

I. データライフサイクル管理 (DLM: Data Cycle Management) のルール

1. 最後のリカバリチェーンルール

2. 依存関係ルール

3. Simplified Disaster Recovery (SDR) バックアップセットの依存ルール

II. Backup Exec コンソールに表示される DLM ルールと依存関係

1. NTFS 及びその他 GRT 無効のバックアップセットに表示される依存関係

2. GRT 有効のバックアップセットに表示される依存関係

3. DLM 管理ストレージ上の SDR バックアップセットに表示される依存関係

4. テープストレージの SDR バックアップセットに表示される依存関係

 

I. データライフサイクル管理 (DLM: Data Cycle Management) のルール

 

DLM 保持ルール

DLM はバックアップジョブで指定された保持期間に従ってバックアップセットの有効期限が切れるタイミングを決定します。DLM ルールに従い、期限切れのバックアップセットデータ、カタログ、およびデータベースレコードが削除されます。
 
DLM が管理するストレージデバイスは次のストレージです。

  •  ディスクストレージ (重複排除ストレージも含む)
  •  クラウドストレージ
  •  ディスクカートリッジメディア (RDX ストレージ)

テープベースのバックアップセットは次のようになります。

  •  DLM による削除は行われません。
  •  メディアセットの上書き禁止ポリシーに従って上書きされます。

 

ただし、DLM によって管理されているバックアップセットであっても、期限切れによる削除が行われない3つの主要な DLM ルールがあります。その3つの DLM ルールに合致するバックアップセットは、たとえ有効期限が過ぎていても削除は行われません。その3つのルールは以下になります。

データライフサイクル管理 (DLM) リカバリチェーンと依存関係ルール

  1. バックアップセットが最後のリカバリチェーンの一部であるとき (最後のリカバリチェーンルール)
  2. バックアップセットには1つ以上の依存関係が保持されているとき (依存関係ルール)
    A) リカバリチェーンの依存ルール
    B) コピーが存在する場合の依存ルール
    C) 最後に期限切れになるコピーの依存ルール
    D) Simplified Disaster Recovery (SDR) バックアップセットの依存ルール
  3. Simplified Disaster Recover (SDR) が有効なバックアップセットである場合は、追加の依存ルールがあり、Simplified System Protection (SSP) によって相互に依存関係を持つバックアップセットであるとき (SDR バックアップセットの依存ルール)

 

次に、DLM は、次のオプション/操作があります。

[失効]:

  • 手動で DLM 管理のバックアップセットを期限切れにする際に使用します。
  • [従属バックアップセット] が表示され、ユーザーはすべての依存したバックアップセットを同時に期限切れにすることができます。
  • ユーザーは最後のリカバリチェーンルールを無視するように設定ができます。(最後のリカバリチェーンルール) ※ 現在の Backup Exec バージョンでは、失効操作時には、最後のリカバリチェーンルールが無視され、削除が行われます。
  • 期限切れのディスクベースのバックアップセットがすべての DLM ルールを満たしている場合は、バックアップデータと関連するカタログおよびデータベースエントリは削除されます。

[保持]:

  • DLM の有効期限よりも保持が優先されます。
  • 手動で保持されたバックアップセットと関連するすべての依存関係のあるバックアップセットは、削除の対象とは見なされません。

[従属バックアップセットの表示]:

適用されるルールと依存関係の例は、以下のシナリオで説明されます。

  1. NTFS 及びその他 GRT 無効のバックアップセットに表示される依存関係
  2. GRT 対応のバックアップセットに表示される依存関係
  3. DLM 管理ストレージの SDR バックアップセットに表示される依存関係
  4. テープストレージの SDR バックアップセットに表示される依存関係

 

1. 最後のリカバリチェーンルール

期限切れのバックアップセットが最新のリカバリチェーンの一部である場合は、そのバックアップセットは DLM によって削除されません。

  • リカバリチェーンは特定のリソースのポイントインタイムリカバリ (特定時点への復旧) に必要なバックアップセットのグループです。リカバリチェーンはバックアップチェーンとも呼ばれます。
  • すべてのバックアップジョブで最後の世代は保持期間が経過した後も保持されます。
  • 手動で失効させるとこのルールが上書きされ、バックアップセットが削除されます。
  • このルールは Backup Exec コンソールの [Backup Exec ボタン][構成と設定][Backup Exec の設定][ストレージ][データ管理] で無効にできます。
    [Backup Exec で期限切れのすべてのバックアップセットを削除できるようにする] のチェックボックスをオンにしてこのルールを無効にすることにより、最新の使用可能なバックアップであっても有効期限が過ぎると自動的に削除されます。

これは 3 つ の主要なDLM 保持ルールの1つです。

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2. 依存関係ルール

依存関係のあるバックアップセットのうちの一つが有効期限が切れていないか保持されている場合は、期限切れのバックアップセットは DLM によって削除されません。依存関係の計算は、次の4つのルールに基づきます。

A) リカバリチェーンの依存関係

  • 増分/差分が混在していない場合
  • 増分/差分が混在している場合

B) コピーが存在する場合

C) 最後に期限切れになるコピー

D) Simplified Disaster Recovery (SDR) バックアップセット

これは 3 つの主要な DLM 保持ルールの 1 つです。

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2-A) リカバリチェーンの依存ルール

リカバリチェーン内のすべての依存したバックアップセットが期限切れにならない限り、期限切れのバックアップセットは DLM によって削除されません。

 
増分と差分が混在していないリカバリチェーンの依存関係の判断は次のようになります。

  • 完全は他のバックアップセットに依存しません
  • 増分は最後の完全バックアップセットと完全以降の増分バックアップセットに依存します
  • 差分は最後の完全バックアップセットに依存します
  • SQL ログバックアップセットは、切り捨ての有無にかかわらず、最後の完全バックアップセットと完全以降のログバックアップセットに依存します

 

増分と差分が混在するリカバリチェーン依存関係の判断は次のようになります。

エージェント 増分は最後の完全以降の最後の差分に依存しますか? 差分は最後の完全以降の最後の増分に依存しますか?
Hyper-V No No
Oracle Yes No
Linux/Unix Yes No
NDMP filer Yes No
SQL Yes No
SharePoint Databases No No
Index Files No Yes
そのほかのエージェント: NTFS, System State, Shadow Copy, Exchange, VMware, Enterprise Vault No Yes

 

これは 4 つの依存関係ルールのうちの 1 つです。

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2-B) コピーが存在する場合の依存ルール

期限切れのバックアップセットは、以下の(ア)かつ(イ)場合には依存関係がなく、DLM によって削除されます。(重要なバックアップセットでない場合)

注: 重要なバックアップセットの場合は、次の追加の依存関係があります。
  3. Simplified Disaster Recover (SDR) バックアップセットの依存ルール。

(ア) 少なくとも1つのコピーがある

GRT が有効なバックアップセットの場合は次の追加ルールが適用されます。

  • コピーは、別の DLM 管理対象のストレージデバイス上に存在する必要があります (テープ以外)
  • テープベースのストレージへの複製は DLM にとってコピーとは見なされません

かつ

(イ) 最後に期限切れになるコピーではありません

  • コピーは最も長い有効期限を持つバックアップセットではありません
  • ここで、コピーは元のバックアップセットまたは複製ジョブにより複製されたバックアップセットです

 

これは 4 つの依存関係ルールのうちの 1 つです。

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2-C) 最後に期限切れになるコピーの依存ルール

期限切れになるバックアップセットにコピーがあり、最後に期限切れになる場合は、次のようになります。(重要なバックアップセットでない場合)

バックアップセットの種類 次の場合に削除される
GRT 無効のバックアップセット テープベースのストレージを含むすべてのストレージデバイス上で、依存関係のあるバックアップセットが期限切れである
GRT 有効のバックアップセット すべての DLM 管理対象ストレージデバイス上で、依存関係のあるバックアップセットが期限切れである

注: 重要なバックアップセットの場合は、次の追加の依存関係があります。
  3. Simplified Disaster Recover (SDR) バックアップセットの依存ルール

 

これは 4 つの依存関係ルールのうちの 1 つです。

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2-D) Simplified Disaster Recovery (SDR) バックアップセット

SDR バックアップセットの依存関係には追加の依存関係があり、3つの主要な DLM 保持ルールの 1 つとして、次のセクションで説明されています。

 

3. Simplified Disaster Recovery (SDR) バックアップセットの依存ルール

Simplified Disaster Recovery (SDR) 対応のバックアップセットには、追加の依存関係を持つバックアップセットがあります。これは Simplified System Protection (SSP) バンドルと呼ばれています。SSP バンドルは、重要なリソースのバックアップセットであり、次の場合に相互に依存関係を持ちます。

  • SDR が有効なバックアップジョブの一部として作成されたバックアップセットであるとき
  • 有効なシステム状態のバックアップセットが含まれるとき

 例えば、SDR ジョブが完全バックアップの一部として、重要なボリューム C: および E: とシステム状態 (SS) をバックアップした場合に、C: 完全、E: 完全、システム状態 (SS) 完全は、SSP バンドル を形成し相互に依存関係を持ちます。

 

これは 3 つの主要な DLM 保持ルールのうちの 1 つです。

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II. Backup Exec コンソールに表示される DLM ルールと依存関係

[失効] および [従属バックアップセットの表示] オプションは、DLM 保持ルールに基づいて依存セットを表示します。

次のような保持ルールがあります。

  • リカバリチェーン (完全/増分/差分) に関連する従属バックアップセット
  • 複製に関連したバックアップセット
    GRT が有効な複製関連のバックアップセットの場合:
    • ディスクベースのデバイス (ディスク、重複排除、RDX、クラウド) への複製は、DLM によりコピーと見なされます。
    • テープへの複製は DLM によってコピーと見なされません。
  • Simplified System Protection (SSP) ⦅Simplified Disaster Recovery (SDR) が有効になっているバックアップ⦆ に関連したバックアップセット

 
DLM の依存関係を定義するルールによって、Backup Exec コンソールに表示される従属バックアップセットも決まります。

適用されるルールと結果として生じる依存関係の例は、次のシナリオで説明されます。

  1. NTFS 及びその他 GRT 無効バックアップセットに表示される依存関係
  2. GRT 有効のバックアップセットに表示される依存関係
  3. DLM 管理ストレージ上の SDR バックアップセットに表示される依存関係
  4. テープストレージ上の SDR バックアップセットに表示される依存関係

 

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1. NTFS 及びその他 GRT 無効のバックアップセットに表示される依存関係

1-A) DLM 管理ストレージの場合に、NTFS 及びその他 GRT 無効バックアップセットに表示される依存関係

[失効] オプションと [従属バックアップセットの表示] オプションはどちらもDLM 管理ストレージの依存セットを表示します。

選択したバックアップセットが
重要なセットではない場合
表示される依存関係 適用される
DLM ルール
コピーがない リカバリチェーンによる依存関係 リカバリチェーン
少なくとも1つのコピーがあり、
最後に期限切れになるコピーではない
依存関係なし コピーが存在する
少なくとも1つのコピーがあり、
最後に期限切れになるコピーである
自身のリカバリチェーンの依存関係 + 
各コピーの依存関係

バックアップチェーン
コピーが存在する

 

重要なバックアップセットに対して表示される依存関係は、次のセクションで説明されます。

3. DLM 管理ストレージの SDR バックアップセットに表示される依存関係

4. テープストレージの SDR バックアップセットに表示される依存関係

 

1-B) テープストレージの場合に表示される依存関係

[従属バックアップセットを表示] オプションは、テープベースのストレージの依存セットを表示します。

 選択したバックアップセットが
重要なセットではない場合
表示される依存関係 適用される
DLM ルール
コピーがない リカバリチェーンによる依存関係 リカバリチェーン
別のテープデバイス上に
少なくとも1つのコピーがある

自身のリカバリチェーンの依存関係 +
他のテープデバイス上のコピーの依存関係

リカバリチェーン
コピーが存在する
テープ以外の別のデバイスに
少なくとも1つのコピーがある
自身のリカバリチェーンの依存関係
注: テープ以外のデバイスの依存関係は
表示されません
リカバリチェーン
コピーが存在する

 

例1: NTFS のディスクへのバックアップ

リカバリチェーンに次のものが含まれている場合: 完全、増分1、増分2、完全2

  • 完全に依存しているバックアップセット: 増分1、増分2
    増分1,2には完全が必要です。完全が失効し無くなると増分1または増分2を使用して特定時点にリカバリすることができません。
  • 増分1に依存しているバックアップセット: 増分2
    増分2には増分1が必要です。増分1が失効し無くなると増分2を使用して特定時点にリカバリすることができません。
  • 増分2に依存しているバックアップセット: なし
    増分2が失効し無くなっても他のバックアップセットを使用したリカバリに影響がありません。

 

例2: NTFS のディスクへのバックアップと重複排除への複製

リカバリチェーンに次のものが含まれている場合:完全、増分1、増分2、完全2

選択した
バックアップセット
ディスク上の依存関係
(一次バックアップセット)
重複排除上の依存関係 
(複製バックアップセット)
完全 依存関係なし ディスクと重複排除の増分1、増分2
増分1 依存関係なし ディスクと重複排除の増分2
増分2 依存関係なし 依存関係なし

 

例3: NTFS のディスクへのバックアップとテープへの複製

リカバリチェーンに次のものが含まれる場合:完全、増分1、増分2、完全2

テープの依存関係は [従属バックアップセットの表示] オプションから表示できます。

選択した
バックアップセット
ディスク上の依存関係
(一次バックアップセット)
テープ上の依存関係
 (複製バックアップセット)
完全 依存関係なし テープの増分1、増分2
増分1 依存関係なし テープの増分2
増分2 依存関係なし 依存関係なし

 

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2. GRT 有効のバックアップセットに表示される依存関係
 

[失効] オプションは DLM 管理ストレージの依存セットを表示します。

注: テープ上の複製セットは、このルールに該当しません。

選択したバックアップセット 表示される依存関係 適用される
DLM ルール
コピーがない リカバリチェーンによる依存関係 リカバリチェーン
少なくとも1つのコピーがあり、
最後に期限切れになるコピーではない
依存関係なし コピーが存在する
少なくとも1つの複製があり、
期限切れの最後の複製データである
自身のリカバリチェーンの依存関係 + 
各コピーの依存関係
リカバリチェーン
コピーが存在する

 

例4: Exchange サーバーのディスクへのバックアップとテープへの複製

リカバリチェーンに次のものが含まれている場合:完全、増分1、増分2、完全2

テープの依存関係は [従属バックアップセットの表示] オプションから表示できます。

選択した
バックアップセット
ディスク上の依存関係
(一次バックアップセット)
テープ上の依存関係 
(複製バックアップセット)
完全 ディスクの増分1、増分2
注: テープはDLMによってコピーとみなされません
テープの増分1、増分2
増分1 ディスクの増分2 テープの増分2
増分2 依存関係なし 依存関係なし

 

テープ上の GRT 対応セットに表示される依存関係は、1. NTFS 及びその他 GRT 無効のバックアップセットに表示される依存関係と同じです。

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3. DLM 管理ストレージ上の SDR バックアップセットに表示される依存関係

[失効] オプションと [従属バックアップセットの表示] オプションはどちらも、DLM 管理ストレージの依存セットを表示します。

選択したバックアップセットが
SDR の場合

表示される依存関係 適用される
DLM ルール

コピーがない
注: テープストレージにも
適用されます

SSP バンドルに含まれるバックアップセット + 
SSP バンドル内の各バックアップセットの増分/差分依存関係

リカバリチェーン
SDR バックアップセット

少なくとも1つのコピーがあり、
最後に期限切れになるコピーである

SSP バンドルに含まれるバックアップセット +
SSP バンドル内の各バックアップセットの増分/差分依存関係 +
SSP バンドル内の各バックアップセットのすべてのコピーの増分/差分依存関係

リカバリチェーン
コピーが存在する
SDR バックアップセット

C: D:などのクリティカルボリュームであり、少なくとも1つのコピーがあり、
最後に期限切れになるコピーではない

SSP バンドルのシステム状態バックアップセットの依存関係 コピーが存在する
SDR バックアップセット
システム状態であり、少なくとも1つのコピーがあり、
最後に期限切れになるコピーではない
依存関係なし コピーが存在する
SDR バックアップセット

 

例5: ディスクへの SDR バックアップ

リカバリチェーンに次のものが含まれている場合:ボリューム C: とシステム状態 (SS) の完全、増分1、増分2、完全2 

  • C:完全に依存しているバックアップセット:SS 完全、C:増分1、SS 増分1、C:増分2、SS 増分2
  • C:増分1に依存しているバックアップセット:SS 増分1、C:増分2、SS 増分2
  • C:増分2に依存しているバックアップセット:SS 増分2
  • SS 完全に依存しているバックアップセット:C:完全、C:増分1、SS 増分1、C:増分2、SS 増分2
  • SS 増分1に依存しているバックアップセット:C:増分1、C:増分2、SS 増分2
  • SS 増分2に依存しているバックアップセット:C:増分2

 

例6: ディスクへの SDR バックアップと重複排除への複製

リカバリチェーンに次のものが含まれている場合:C:、E:、およびシステム状態 (SS) の完全、増分1、増分2、完全2

選択したバックアップ
セットが SDR の場合
ディスク上の依存関係
(一次バックアップセット)
重複排除上の依存関係
 (複製バックアップセット)
C:完全

 ディスクの SS 完全

重複排除の E: SS 完全
重複排除の C: E: SS 増分1
重複排除の C: E: SS 増分2
ディスクの C: E: SS 増分1
ディスクの C: E: SS 増分2
E:完全  ディスクの SS 完全 重複排除の C: SS 完全
重複排除の C: E: SS 増分1
重複排除の C: E: SS 増分2
ディスクの C: E: SS 増分1
ディスクの C: E: SS 増分2
SS 完全  依存関係なし 重複排除の C: E: 完全
重複排除の C: E: SS 増分1
重複排除の C: E: SS 増分2
ディスクの C: E: SS 増分1
ディスクの C: E: SS 増分2
C:増分1  ディスクの SS 増分1 重複排除の E: SS 増分1
重複排除の C: E: SS 増分2
ディスクの C: E: SS 増分2
E:増分1  ディスクの SS 増分1 重複排除の C: SS 増分1
重複排除の C: E: SS 増分2
ディスクの C: E: SS 増分2
SS 増分1  依存関係なし 重複排除の C: E: 増分1
重複排除の C: E:、SS 増分2
ディスクの C: E: SS 増分2
C:増分2 ディスクの SS 増分2 重複排除の E: SS 増分2
E:増分2 ディスクの SS 増分2 重複排除の C: SS 増分2
SS 増分2  依存関係なし 重複排除の C: E:増分2

 

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4. テープストレージの SDR バックアップセットに表示される依存関係

[従属バックアップセットの表示] オプションは、テープベースのストレージ上の依存セットを表示します。

選択したバックアップ
セットが SDR の場合
表示される依存関係 適用される DLM ルール
別のテープデバイスに少なくとも1つのコピーがあり、
最後に期限切れになるコピーである

SSP バンドルに含まれるバックアップセット +
SSP バンドル内の各バックアップセットの増分/差分依存関係 +
テープ上の SSP バンドル内の各セットのすべてのコピーの増分/差分依存関係

リカバリチェーン
コピーが存在する SDR バックアップセット
C: D:などのクリティカルボリュームであり、別のテープデバイスに少なくとも1つのコピーあり、
最後に期限切れになるコピーではない
SSP バンドルとして依存するシステム状態バックアップセット +
自身のリカバリチェーンの増分/差分依存関係 +
他のテープデバイス上の各コピーの増分/差分依存関係
リカバリチェーン
コピーが存在する
DR バックアップセット
システム状態であり、別のテープデバイスに少なくとも1つの複製があり、
最後に期限切れになるコピーではない
自身のリカバリチェーンの増分/差分依存関係 +
他のテープデバイス上の各コピーの増分/差分依存関係
リカバリチェーン
コピーが存在する
SDR バックアップセット
テープ以外のデバイスに少なくとも1つのコピーがあり、
最後に期限切れになるコピーである
SSP バンドルに含まれるバックアップセット + 
SSP バンドル内の各バックアップセットの増分/差分依存関係 +
SSP バンドル内の各セットのすべてのコピー(テープ/非テープ) の増分/差分依存関係
リカバリチェーン
コピーが存在する
SDR バックアップセット
C: D:などのクリティカルボリュームであり、テープ以外のデバイスに少なくとも1つのコピーがあり、
最後に期限切れになるコピーではない
SSP バンドルとして依存するシステム状態バックアップセット +
自身のリカバリチェーンの増分/差分依存関係
リカバリチェーン
コピーが存在する
SDR バックアップセット
システム状態であり、テープ以外のデバイスに少なくとも1つのコピーがあり、
最後に期限切れになるコピーではない
自身のリカバリチェーンの増分/差分依存関係 リカバリチェーン
コピーが存在する
SDR バックアップセット

 

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