ESXi 7.0 またはそれ以降のバージョン上の仮想マシンを SDR メディアから起動すると、VMXNET3 ドライバーが読み込めません

記事: 100050484
最終公開日: 2024-09-25
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製品: Backup Exec

問題

 ESXi 7.0 またはそれ以降のバージョン上の仮想マシンを SDR メディアからブートする際、VMXNET3 ドライバを読み込むことができません。(図 1 を参照) また、新しい SDR メディアの作成中に VMXNET3 ドライバを手動で追加しようとしても、図 2 が原因で追加できません。(図 2 を参照)

エラーメッセージ

ネットワークアダプタが見つかりませんでした。

図1

このドライバと同じか新しいバージョンのドライバがデータベースまたは不一致リストにすでに存在します。

図2

原因

SDR イメージには、標準で VMXNET3 の古いバージョンのドライバが組み込まれています。ネットワークアダプターとして VMXNET3 が指定されている ESXi 7.0 またはそれ以降のバージョン上の仮想マシンでは、この古いバージョンのドライバをロードできません。この問題は、ESXi 6.7 およびそれ以前の ESXi では発生せず、VMXNET3 の古いバージョンのドライバであっても、ESXi 6.7 以前の仮想マシンでは正常にロードされます。


解決策

この問題は Backup Exec 22.1 および 22.2 で修正されました。したがって、Backup Exec 22 およびそれ以前のバージョンについては Backup Exec 22.1 または 22.2 へアップグレードして、SDRメディアを再作成します。その SDR メディアは VMXNET3 ドライバを正常にロードできます。

Backup Exec 23 については、Backup Exec 24 にアップグレードして、SDRメディアを再作成します。

すぐにアップグレードが実施できない場合、以下の回避策を実施してください。
 

 

回避策:

以下の手順で VMXNET3 ドライバ ファイルを SDR イメージに手動で追加し、SDR メディアを作成します。

1. VMXNET3 ドライバ ファイルをコピー元から Backup Exec サーバのコピー先にコピーします。

<コピー元>
ESX 7.0 仮想マシン内 VMXNET3 ドライバのインストールディレクトリ
  C:\Windows\System32\DriverStore\FileRepository\vmxnet3.inf_amd64_xxxxxxxxxxxx\*.* 

<コピー先>
Backup Exec サーバ上の VMXNET3 ドライバ ファイルの保存先

 C:\Program Files\Veritas\Backup Exec\sdr\Drivers\NetworkDrivers\VMWARE.VMXNET3\WIN2K_X64

2. SDR メディアを作成します。

3. 作成した SDR から起動します。

 

参照

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