Solaris で ndd/kstat を使用してインターフェースの二重化および速度を確認する方法

ネットワークインターフェースの二重化および速度設定を確認する方法を説明します。

kstat
kstat を使用して、ネットワークインターフェースの変数を表示します。

# kstat -p | grep link_ | grep bge


ndd
ndd コマンドを使用して、ネットワークインターフェースの確認を行い、設定可能にします。速度と二重化に関する一部の重要な設定は以下のとおりです。
ndd 変数 値 説明
link_status 0/1 読み取り専用 0 = リンクアップ、1 = リンクダウン
link_speed 0/1 読み取り専用 0 = 10 Mbps、1 = 100 Mbps
link_mode 0/1 読み取り専用 0 = 半二重、1 = 全二重
adv_autoneg_cap 0/1 読み取り/書き込み 0 = オートネゴシエーションオフ、1 = オートネゴシエーションオン
adv_100T4_cap 0/1 読み取り/書き込み 0 = 100BASE-T4 オフ、1 = 100BASE-T4 オン
adv_100fdx_cap 0/1 読み取り/書き込み 0 = 100 Mbps/全二重オフ、1 = 100 Mbps/全二重オン
adv_100hdx_cap 0/1 読み取り/書き込み 0 = 100 Mbps/半二重オフ、1 = 100 Mbps/半二重オン
adv_10fdx_cap 0/1 読み取り/書き込み 0 = 10 Mbps/全二重オフ、1 = 10 Mbps/全二重オン
adv_10hdx_cap 0/1 読み取り/書き込み 0 = 10 Mbps/半二重オフ、1 = 10 Mbps/半二重オン

link_status、link_speed、および link_mode 変数を使用して、現在のネットワークインターフェースを確認します。または、「netstat -k」を使用することもできます。これを使用することにより、非常に詳細に確認できます。adv_* 変数を使用して、インターフェースの機能を設定します。

注意: link_speed および link_mode に関するヒントは、/dev/ce (ギガビットインターフェース) では機能しません。この場合、速度と状態に関する情報を取得するには「netstat -k」を使用する必要があります。

例
# ndd /dev/bge0 link_duplex
2
# ndd /dev/bge0 link_autoneg
1
# ndd /dev/bge0 link_status
1
# ndd /dev/bge0 link_speed
1000