システムを復元した後、再ブート中に次のエラーが発生する。
BOOTMGR is missing
Press Ctrl-Alt-Del to restart
復元後、Windows のブートに必要なファイルがシステム上で見つかりません。このようなファイルには bootmgr ファイルや (BCD ファイルを含む) \Boot フォルダなどがあります。このエラーが発生するのは、
システム予約済みパーティションが復元されなかった場合、イメージが正しく復元されなかった場合、通常とは異なるドライブ文字が使用されているシステムのイメージを復元した場合です。
システム予約済みパーティションが元の (ソース) システムに存在していて、現在使用できなくなっているか破損している場合は、次の手順を実行します。
- オペレーティングシステムパーティションが復元されていてアクティブに設定されていることを確認します。
> Veritas SRD から起動します。[分析]をクリックし、コマンドプロンプトを開きます。
> 「diskpart」と入力します。
> DISKPART が開始されて「DISKPART>」が表示されます。
> 「list disk」と入力し、ドライブを一覧表示します。
> インストール済みドライブが Disk 0 から順に一覧表示されます。多くの場合、Disk 0 はブートドライブになります。復元したオペレーティングシステムが含まれているドライブを選択します。この例では Disk 0 がこれに相当します。次のコマンドを入力し、適切なドライブを選択します。select disk 0
> 「list partition」と入力し、このディスク上のパーティション情報を表示します。パーティションが 100 MB である場合は、システム予約済みパーティションである可能性が高くなります。
> 「select partition 1」と入力し (1 はオペレーティングシステムパーティション)、アクティブに設定するパーティションを選択します。
> 「active」と入力し、選択したパーティションをアクティブに設定します。
> 「exit」と入力し、DISKPART を終了します。
- Windows インストールディスクを CD/DVD ドライブに挿入し、コンピュータを再ブートします。注意: コンピュータで CD/DVD ドライブのブート順序をハードディスクドライブより前に設定していない場合、BIOS でブート順序の変更が必要になることがあります。
- 「Press any key to boot from CD or DVD...」というメッセージが表示されたら、いずれかのキーを押します。
- ウィンドウの左下にある[Repair your computer]リンクをクリックします。
- 正しい Windows インストールを選択し、[Next]ボタンをクリックします。Windows インストールが検出されない場合は、Windows オペレーティングシステムがこのシステムに実際に復元されているか確認します。
- [システム回復オプション]画面が表示されます。この画面からはコマンドプロンプトを表示できます。
- [スタートアップ修復]オプションを選択します。
- スタートアップ修復によってコンピュータのスキャンが開始され、スタートアップ問題の検出と修復が行われます。注意: ス タートアップ修復では問題を修正するために選択を促すメッセージが表示される場合があります。また、必要に応じて修復を行うためにコンピュータが再ブート される場合があります。修復に失敗した場合は、問題の概要とサポートの連絡先情報のリンクが表示されます。お使いのコンピュータの製造元によっては、追加 のサポート情報が表示される場合があります。
- 問題を検出できなかった場合は、[次へ]をクリックします。注意: [診断と修復の詳細についてはここをクリックしてください]リンクをクリックすると、スタートアップ修復の詳細を確認できます。
- [再起動]ボタンをクリックし、Windows 7 ログオン画面に戻ります。スタートアップ問題を完全に修正するには、スタートアップ修復を数回 (3 回) 実行する必要がある場合があります。
- Windows インストールメディアを取り外して、コンピュータを再ブートします。
Windows のブートの失敗が続く場合は次の操作を実行し、マスターブートレコードとブートローダーを手動で修復します。
- Windows インストールディスクを CD/DVD ドライブに挿入し、コンピュータを再ブートします。注意: コンピュータで CD/DVD ドライブのブート順序をハードディスクドライブより前に設定していない場合、BIOS でブート順序の変更が必要になることがあります。
- 「Press any key to boot from CD or DVD...」というメッセージが表示されたら、いずれかのキーを押します。
- ウィンドウの左下にある[Repair your computer]リンクをクリックします。
- [コマンドプロンプト]をクリックします。
- 「bootrec /fixmbr」と入力し、Enter キーを押します。
- 「bootrec /fixboot」と入力し、Enter キーを押します。
- Windows インストールメディアを取り外して、システムを再ブートします。
システムのブートの失敗が続く場合は Windows セットアップを使用して、システム予約済みパーティションを新しく作成します。復元対象のオペレーティングシステムと同じオペレーティングシステムを含む Windows インストールディスクを使用し、次の手順を実行します。
- Windows インストールディスクを CD/DVD ドライブに挿入し、コンピュータを再ブートします。注意: コンピュータで CD/DVD ドライブのブート順序をハードディスクドライブより前に設定していない場合、BIOS でブート順序の変更が必要になることがあります。
- 「Press any key to boot from CD or DVD...」というメッセージが表示されたら、いずれかのキーを押します。
- ウィンドウの左下にある[Repair your computer]リンクをクリックします。
- [コマンドプロンプト]をクリックします。
- 「diskpart」と入力し、Enter キーを押します。
- 「list disk」と入力し、Enter キーを押します。
- 「select disk #」と入力し、Enter キーを押します。# はオペレーティングシステムの復元先とするドライブのディスク番号です。(select disk 0 など)
***警告: 次の手順を実行すると、選択したディスク番号のすべてのデータが消去されます。各ディスク上に何が保存されているか不明な場合は、Veritas Recovery Disk からブートし、Windows エクスプローラツールを使用して、各ディスクのコンテンツを参照します。
- 「clean」と入力し、Enter キーを押します。ディスクが未割り当て領域となります。
- 「exit」と入力し、diskpart を終了します。再び「exit」と入力し、コマンドプロンプトを閉じます。
- Windows インストールディスクからシステムを再ブートします。手順 8 でクリーニングしたディスクにオペレーティングシステムをインストールします。
**このインストール中、Windows セットアップはシステム予約済みパーティションと Windows インストールパーティションを作成します。
- Windows がインストールされた後、システムをシャットダウンします。
- Veritas System Recovery Disk (SRD) からシステムをブートします。
- オペレーティングシステムのイメージファイルを SRD から Windows インストールパーティションに復元します。**システム予約済みパーティションには bootmgr が含まれているため、変更は加えないようにしてください。