UNIX/Linux コンピュータ上の Backup Exec Remote Agent for Linux or UNIX Servers が使用する Network Data Management Protocol のポートを変更する方法

記事: 100036367
最終公開日: 2017-07-13
評価: 0 0
製品: Backup Exec

問題

UNIX/Linux コンピュータ上の Backup Exec Remote Agent for Linux or UNIX Servers が使用する Network Data Management Protocol のポートを変更する方法

解決方法

Backup Exec (tm) for Windows Servers と Backup Exec for NetWare Servers では、Network Data Management Protocol (NDMP) が Backup Exec によってリモートサーバーとの通信に使用されています。Backup Exec Job Engine は、Linux または UNIX コンピュータにインストールされている Remote Agent for Linux or UNIX Servers と、まずポート 10000 を使用するコントロールセッションを介して通信します。環境内の既存アプリケーションと競合する可能性があるために、このポートは変更可能です。                      

 
注意: Backup Exec 環境において NDMP のポートを変更するときは、Backup Exec が保護する必要がある環境内のすべてのサーバー上で変更を行う必要があります。これを行わない場合、Backup Exec 内部でサーバーを選択できなくなったり、バックアップがまったくできなくなったりします。
  
Linux または UNIX コンピュータ上のポートを変更するには、次の手順を実行します。
 
1.ターミナルウィンドウを開きます。
 
2.コマンド  vi /etc/services を入力して、 /etc 以下にある services ファイルをテキストエディタで開きます (図1)。
 
図 1 
 
  
3.次のように表示されるエントリをファイル内で検索します。
 
ndmp        10000/tcp
 
このエントリが存在する場合は、ポート番号 (上記の例では、10000) を使用するポート番号に変更します。
 
このエントリがまだ存在しない場合は、ファイルの末尾に移動してエントリを追加します。UNIX または Linux のいくつかのバージョンでは、このコマンドに以下のように非常に特殊な形式が必要であることに注意してください。
 
ndmp と入力して tab キーを押し、NDMP が使用するポートを入力してから、 /tcp と入力して Enter キーを押します。
 
例については、図 2 を参照してください。
 
図 2 
 
  
4.ファイルを保存して終了します。
 
5.Linux または UNIX サーバーの Remote Agent サービスと Backup Exec サービスを再起動します。これにより新しい構成が RALUS に適用されます。
 
エージェントを再起動するには、ターミナルに下記のコマンドを入力します。これは Backup Exec インストールフォルダから実行する必要がある可能性があります。
/etc/init.d/agent.init stop
/etc/init.d/agent.init start
 
Backup Exec サービスを再起動するには、次のコマンドをターミナルに入力します。
/etc/init.d/VRTSralus.init stop
/etc/init.d/VRTSralus.init start
 
注意:これらのコマンドを実行するには、ユーザーは root またはスーパーユーザーである必要があります。
 
注意: /etc/services ファイルに ndmp エントリが見つからない場合は、エージェントは 10000 のデフォルト値を NDMP のポート番号として使用します。
 
注意:Windows コンピュータまたは NetWare メディアサーバーの NDMP ポートの変更に関して詳しくは、下記の関連文書のセクションを参照してください。

 


Was this content helpful?