注意:
Backup Exec 環境において NDMP のポートを変更するときは、Backup Exec が保護する必要がある環境内のすべてのサーバー上で変更を行う必要があります。これを行わない場合、Backup Exec 内部でサーバーを選択できなくなったり、バックアップがまったくできなくなったりします。
Linux または UNIX コンピュータ上のポートを変更するには、次の手順を実行します。
1.ターミナルウィンドウを開きます。
2.コマンド
vi /etc/services
を入力して、 /etc 以下にある services ファイルをテキストエディタで開きます (図1)。
図 1
3.次のように表示されるエントリをファイル内で検索します。
ndmp 10000/tcp
このエントリが存在する場合は、ポート番号 (上記の例では、10000) を使用するポート番号に変更します。
このエントリがまだ存在しない場合は、ファイルの末尾に移動してエントリを追加します。UNIX または Linux のいくつかのバージョンでは、このコマンドに以下のように非常に特殊な形式が必要であることに注意してください。
ndmp
と入力して tab キーを押し、NDMP が使用するポートを入力してから、
/tcp
と入力して Enter キーを押します。
例については、図 2 を参照してください。
図 2
4.ファイルを保存して終了します。
5.Linux または UNIX サーバーの Remote Agent サービスと Backup Exec サービスを再起動します。これにより新しい構成が RALUS に適用されます。
エージェントを再起動するには、ターミナルに下記のコマンドを入力します。これは Backup Exec インストールフォルダから実行する必要がある可能性があります。
/etc/init.d/agent.init stop
/etc/init.d/agent.init start
Backup Exec サービスを再起動するには、次のコマンドをターミナルに入力します。
/etc/init.d/VRTSralus.init stop
/etc/init.d/VRTSralus.init start
注意:これらのコマンドを実行するには、ユーザーは root またはスーパーユーザーである必要があります。
注意: /etc/services ファイルに
ndmp
エントリが見つからない場合は、エージェントは 10000 のデフォルト値を NDMP のポート番号として使用します。
注意:Windows コンピュータまたは NetWare メディアサーバーの NDMP ポートの変更に関して詳しくは、下記の関連文書のセクションを参照してください。