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Veritas™ System Recovery 18 Management Solution 管理者ガイド

Last Published: 2018-02-09

Product(s): System Recovery (18.0)

Microsoft Hyper-V 仮想マシンのバックアップと復元について

Microsoft Hyper-V 仮想マシンのバックアップを作成するには、仮想マシンがホストされるコンピュータのボリュームをバックアップする必要があります。ホストコンピュータのライブバックアップまたはシステム状態バックアップのいずれかを作成します。特定の仮想マシンをバックアップしたり、復元したりすることはできません。ライブバックアップは仮想マシンが実行している間に作成されます（ホットバックアップ）。

システム状態バックアップは、次のいずれかの場合に作成されます。

仮想マシンのゲストオペレーティングシステムが動作していない（コールドバックアップ）。
Hyper-V VSS の統合コンポーネントが仮想マシンにインストールされていない。

メモ:

Veritas System Recovery 18 Management Solution では、クラスタ共有ボリュームをバックアップできません。そのような構成のボリュームは、クラスタ化された Hyper-V ホストコンピュータのそれぞれからアクセス可能であるため、特定のボリュームをバックアップのためにロックできません。ただし、1 つのホストがディスクに排他的にアクセスできるため、クラスタ化されたディスクを Veritas System Recovery 18 Management Solution でバックアップできます。

実行中の仮想マシンのバックアップを作成するには、次の条件を満たす必要があります。

ゲストオペレーティングシステムが実行されている必要があります。
ゲストコンピュータが Windows Server 2008 以降を実行している必要があります。
ゲストコンピュータで Windows 2000 を実行している場合は、システム状態のバックアップのみを作成できます（コールドバックアップ）。
Hyper-V VSS の統合コンポーネントが、バックアップされる各仮想マシンにインストールされている必要があります。
Virtual Server 2005 から Hyper-V に仮想マシンを移動した場合は、最初に仮想マシンから Virtual Server 2005 の統合コンポーネントをアンインストールします。Virtual Server 2005 の統合コンポーネントの後に、Hyper-V VSS の統合コンポーネントをインストールできます。
ゲストの仮想マシンは、ダイナミックディスクではなく、ベーシックディスクのみを使用するように設定する必要があります。
この設定は、Windows の仮想マシンをインストールするためのデフォルトです。
固定ディスク上のすべてのボリュームで、スナップショットの作成がサポートされている必要があります。

これらの条件が満たされていない状況でバックアップを行うと、Veritas System Recovery 18 Management Solution で作成されるシステム状態のリカバリポイントは破損になります。破損なリカバリポイントは、システム障害や停電が発生したかのような状態で仮想マシンをキャプチャします。

Recovery Point Browser を使って、ホストコンピュータのリカバリポイントから特定の仮想マシンを復元できます。Recovery Point Browser は、仮想マシンを構成するファイルを抽出するために使います。ホストコンピュータのリカバリポイントには、復元対象の仮想マシンを保持するボリュームが含まれている必要があります。

仮想マシン上のデータベースをバックアップするときの Hyper-V の制限事項について詳しくは、次の Veritas 社のナレッジベースを参照してください。

https://www.veritas.com/support/en_US/search-results.html?keyword=V-306-2*

Microsoft 仮想ハードディスクのバックアップについては、次の Web サイトを参照してください。

Microsoft 仮想ハードディスクのバックアップについてを参照してください。