Backup Exec での LTO9 テープメディアのサポートに関する注意事項

Article: 100066480
Last Published: 2024-05-15
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Product(s): Backup Exec

問題

Backup Exec での LTO9 テープメディアのサポートに関して、以下の注意事項があります。

1. Backup Exec による完全消去のジョブが 18 時間経過した場合、その完全消去ジョブはタイムアウトする可能性があります。ジョブはタイムアウトしますが、削除処理は、削除が完了するまで、LTO9 メディア上で継続します。

2. 新規 LTO9 メディアに対して初期化ジョブを実行したとき、16 分以上経過すると、その初期化ジョブはタイムアウトする可能性があります。ジョブはタイムアウトしますが、初期化処理は、初期化が完了するまで、LTO9 メディア上で継続します。

注: 初期化済みの LTO9 メディアを Backup Exec で使用することを推奨します。これは、Backup Exec 上ではなく、ハードウェアベンダー提供のポータル (ユーティリティ) を使用して実施する初期化方法です。

3. LTO9 メディアに対して、クリーニングジョブを実行したとき、2時間以上経過すると、そのクリーニングジョブはタイムアウトする可能性があります。

 

エラーメッセージ

最終エラー: 0x1f - システムに接続されたデバイスが機能していません。
完了状態: 失敗

 

原因

N/A
 

解決策

回避策: 

A. 問題に記載された各操作は、Backup Exec 以外で実施することをお薦めします。

テープライブラリの場合:

1. 新規メディアまたはクリーニングメディアをテープライブラリに挿入します。

2. テープライブラリの管理インターフェースを使用して、利用可能なテープドライブにメディアをロードします。この操作中に、使用するドライブに対してバックアップや複製のスケジュールが存在しないことを確認しておきます。

3. ドライブのステータスがビジー、初期化またはクリーニングからアイドル状態に戻ったら、そのメディアの初期化が完了しているか、ドライブのクリーニングが終了しています。

4. テープライブラリの管理インターフェースを使用して、メディアをテープドライブから元のスロットに移動します。

シングルテープドライブの場合: 

新規メディアまたはクリーニングメディアをテープドライブに挿入します。使用するドライブに対してバックアップや複製のスケジュールが存在しないことを確認しておきます。

 

B. Backup Exec の自動クリーニング機能は無効化する必要があります。

Backup Exec の自動クリーニング機能を無効化するには次の情報を参照します。

テープ装置からのクリーニング要求アラートにより自動的にドライブのクリーニングが行われる
https://www.veritas.com/support/en_US/article.100050432

 

タイムアウトが発生した場合の回避策:

1. ドライブのステータスがビジー、初期化、クリーニングからアイドルになるまで待ちます。

2. テープライブラリの場合は、テープライブラリの管理インターフェースを使用して、メディアをテープドライブから元のスロットに移動します。

3. Backup Exec のサービスを再起動します。

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