説明
Veritas System Recovery を使用して S3 互換クラウドストレージプロバイダーにバックアップする方法
System Recovery にサードパーティの S3 互換クラウドストレージプロバイダーを設定する前に、まずクラウドインスタンスユーティリティを実行する必要があります。
管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、"C:\Program Files\Veritas\Veritas System Recovery\Agent>" フォルダに移動します。
この例ではインスタンス名 vsrtest は wasabi または wasabisys S3 互換クラウドプロバイダーを使用して作成しています。
クラウドインスタンスプロバイダーは "compatible-with-s3"、CloudInstance ServiceHost は “s3.wasabisys.com” ですが、"s3.us-west-1.wasabisys.com" やプロバイダーから得られる他のホストも使用することが可能です。
SSL サポートについては、完全認証のため「2」と入力されていますが、プロバイダーによって SSL をサポートしている場合とサポートしていない場合があります。 ポート番号もプロバイダーから取得したものであり、異なる場合があります。
注: Veritas System Recovery は S3 互換クラウドプロバイダーに対して、signature version 2 のみをサポートしています。
cloudinstance -addinstance
CloudInstance Name: vsrtest
CloudInstance Provider: compatible-with-s3
CloudInstance ServiceHost: s3.wasabisys.com
SSL Supported (0\1\2): 2
HTTP Port: 80
HTTPS Port: 443
Instance vsrtest added successfully
CloudInstance Name : vsrtest
CloudInstance Provider : compatible-with-s3
CloudInstance ServiceHost : s3.wasabisys.com
CloudInstance SSL Mode : 2
CloudInstance URL Style : 2
CloudInstance HTTP Port : 80
CloudInstance HTTPS Port : 443
CloudInstance End Point :
クラウドインスタンス名 “vsrtest” が正常に作成されました。
詳細については、Veritas System Recovery ユーザーズガイドを参照してください。
クラウドプロバイダー内でバケットを作成し、ガイドラインに準拠している必要があります。
バケットの命名規則については、次の技術情報を参照します。
http://www.veritas.com/docs/000107885
この例では、バケットを “bucket1007” とします。
アクセスキーもクラウドプロバイダーから生成する必要があります。
アクセスキーはユーザー名です。
シークレットキーはパスワードです。
Veritas System Recovery でバックアップ先を指定する際に、クラウドストレージを表す灰色のフォルダアイコンをクリックします。
図1
サーバータイプの種類のフィールドのドロップダウンから S3 を選択します。
この例では、Cloudinstance creator ツールの実行時に作成された CloudInstance Provider: compatible-with-s3 と CloudInstance Name: vsrtest を使用します。
ユーザー名 と パスワード にはプロバイダーから取得したアクセスキーとシークレットキーを入力します。
次に、論理ストレージユニットのドロップダウンからバケットを選択できるようになります。
図2
OK ボタンをクリックし、設定を保存します。
バケットが表示されない場合、クラウドプロバイダーが SSL をサポートしていない可能性があります。 確認するには、cloudinstance creator ツールを再実行し、cloudinstance を削除して SSL に "0" を使用して再作成してください。