問題
一部の Microsoft Windows Server システムは、 Windows Update プロセス完了後に多数のファイルを残すことがあり、この多数のファイルとディレクトリの影響により Backup Exec のシステム状態バックアップのパフォーマンスが低下する可能性があります。
これらのファイルは、 Windows Update の適用に使用されたダウンロード済みファイルパッケージで構成されており、Microsoft はこれらのファイルがサーバーのバックアップ、リストアに必要ではないことを確認しています。
以下の手順は、Windows Update で使用されるダウンロード先フォルダをリネームをして再作成することで、システム状態のバックアップパフォーマンスを向上することを目的としています。
解決策
この問題について、これらの回避策が Microsoft より承認されています。
対処の方法として SoftwareDistribution フォルダ内にある [DataStore] と [Download] フォルダの名前を変更するか、[SoftwareDistribution] フォルダの名前を変更します。
コマンドプロンプトを管理者として実行して、以下のサービスを停止します。
net stop wuauserv
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver
方法1:
1. C:\Windows\SoftwareDistribution 配下の [DataStore] フォルダを [DataStoreOffline] にリネームします。
2. C:\Windows\SoftwareDistribution 配下の [Download] フォルダを [DownloadOffline] にリネームします。
3. リネームした [DataStoreOffline] 、[DownloadOffline] フォルダを C:\Windows 以外のフォルダ、もしくは別のドライブに移動します。
方法2:
1. C:\Windows\SoftwareDistribution フォルダの名前を [SoftwareDistributionOffline] にリネームします。
2. リネームした [SoftwareDistributionOffline] フォルダーを C:\Windows 以外のフォルダ、もしくは別のドライブに移動します。
コマンドプロンプトを管理者として実行して、以下のサービスを開始します。
net start wuauserv
net start cryptSvc
net start bits
net start msiserver
システム状態、またはサーバーのバックアップを実行します。
上記は Microsoft Article Windows Update - additional resources に記載されているソリューションの1つであり、これらの作業は SoftwareDistribution フォルダをクリーンアップ、再作成することによりパフォーマンスを向上させる方法となります。
記載の方法で問題が解決しない場合は、Microsoft サポートまでお問い合わせください。
注意: この記事は、Veritas が所有または維持していないサイトを参照しているため、Veritas は、この記事が依存するコンテンツまたはサードパーティソフトウェアの改訂または削除を含め、そのようなサイトに表示されるコンテンツについて責任を負わないことに注意してください。 ユーザーは、この記事に記載されている指示に従う前に、必要なすべてのデューデリジェンスを実施する責任があります。