Backup Exec 2012 Service Pack 4 でリムーバブルカートリッジ (RDX) を使用時に、メディアの領域の再利用について想定される動作

Article: 100036227
Last Published: 2017-08-30
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Product(s): Backup Exec

問題

この文書では、Backup Exec 2012 に Service Pack 4 以降を適用した後、リムーバブルカートリッジ (RDX) に関するメディア管理で想定される動作について説明します。

 

解決方法

BE 2012 サーバーを Service Pack 4 で更新した後、期限切れのメディアを管理して領域を再利用することを実行するプロセスは次のとおりに動作します。

現在挿入されているオンラインのディスクカートリッジに対して書き込み操作を実行しようとすると、期限切れの .BKF と IMG メディアの両者ともに再利用されます。DLM ルールにより期限切れで削除可能であるメディアは、カートリッジに対するジョブの種類や GRT が有効かどうかにかかわらず、すべて再利用されます。

 

ストレージの種類  メディアの種類 管理  再利用のタイミング
固定ディスク BKF
OST
IMG
DLM
  • 定期的にチェックを実施
  • ストレージ不足の場合に実施 
リムーバブルディスクカートリッジ BKF
IMG
DLM リムーバブルディスクカートリッジ上で書き込み可能なマウントごとに実施

  

上書き禁止期間を 23 時間として、2 つの RDX カートリッジを毎日交換して完全バックアップを実行するバックアップジョブ

1 日目 - 保持期間 23 時間の日次バックアップがカートリッジ A に対して実行されます。

2 日目 - カートリッジ B が挿入されると、日次バックアップが開始されて完了します。

3 日目 - カートリッジ A が再び挿入されると、この 1 つめのカートリッジがオンラインになったとシステムに認識され、日次バックアップが開始されます。DLM は、カートリッジへの書き込みを開始する前に、期限切れのメディアをカートリッジ (BKF ファイルと IMG ファイル) から再利用したうえで対応するカタログ情報を削除します。これにより領域が確保され、日次バックアップが開始されます。

4 日目 - 3 日目と同じ動作が、カートリッジ B で実行されます。

 

注意:

物理カートリッジ上にデータを保持する必要がある場合は、物理 RDX カートリッジ上の読み取り専用スイッチが読み取り専用に設定されている必要があります。

 

 

 

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