問題
Backup Exec では、ディスクへのバックアップファイル (BKF) メディア、GRT IMG メディア、重複排除 OST メディアは、Backup Exec コンソールの[ストレージ]タブで非表示になります。「ディスクストレージ」フォルダまたは「重複排除」フォルダを表示しても、 Backup Exec コンソールでは 管理対象の BKF、IMG、または OST メディアを参照できません (図1、図2、図3) 。
Backup Exec ではすべてがバックアップセットとして表示されます (図2)。各メディアの実際のビューはバックアップセットに置き換えられます。すべての情報のバックアップセットはお使いのデバイス上に表示されます。
[ストレージ]タブのビュー
バックアップセット
ディスクストレージのプロパティ
原因
この動作は Backup Exec 製品の設計によるものです。
BKF、GRT IMG、OST メディアはデフォルトで非表示になります。
解決策
非表示になっているメディアをトラブルシューティングを行うため表示するには、ShowHiddenMedia レジストリキーを作成して有効にします。
注意: この操作により、メディアは表示できますが操作することはできません (設計に基づいています)。このレジストリキーはトラブルシューティングを行う場合にのみ有効にする必要があります。このレジストリキーを有効にすると、ディスクデバイスのプロパティ内に存在するメディアや、すべてのメディアノード内に存在するメディアが表示されます。この変更内容を有効にするには、Backup Exec GUI を閉じて再度開く必要があります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Veritas\Backup Exec For Windows\Backup Exec\User Interface
VALUE NAME: ShowHiddenMedia
KEY TYPE: DWORD
VALUE: 1 - Show all media
0 - Do not show all media
警告: Windows のレジストリエディタを不適切に使用すると、オペレーティングシステムが正常に機能しなくなる可能性があります。Windows レジストリを変更する際は十分に注意してください。レジストリへの変更は、レジストリエディタの操作に習熟したユーザーだけが行うようにしてください。レ ジストリを変更する前に、レジストリとワークステーションの完全なバックアップを行うことをお勧めします。
1. Windows タスクバーで、[スタート]、[ファイル名を指定して実行]の順にクリックします。[ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスで、「regedit」と入力します。
2. [OK]をクリックします。レジストリエディタが開きます。
3. 次のキーに移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Veritas\Backup Exec For Windows\Backup Exec\User Interface
5. 右ペインで、ShowHiddenMedia という新しい DWORD 値を作成します。
6. 右ペインで ShowHiddenMedia を選択し、値を 1 に変更します (図4)。
7. Backup Exec コンソールを閉じてから再度開きます。
レジストリキーを有効 (または 1) に設定して Backup Exec コンソールを開くと、ディスクストレージの詳細で新しい[メディア]プロパティオプションを使用できるようになります (図5)。